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分類

【書評】深海生物テヅルモヅルの謎を追え!

2016年5月30日に東海大学出版より発売された,

フィールドの生物学シリーズ第20巻

「深海生物テヅルモヅルの謎を追え! 系統分類から進化を探る」の書評を頂きました!

 

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この他,拙著の書評を歓迎いたします.その際には是非ご連絡いただけると嬉しいです.

更新:2016年11月6日


記事が公開されました

アメリカのMcGraw-Hill Educationが提供するAccessScienceに,

ツルクモヒトデ目(Euryalida)の総説記事を書きました.
 

アメリカのスミソニアン博物館のDavid L. Pawson博士経由でこの記事の執筆依頼を頂きました.

お恥ずかしながらその時に初めて,この会社の存在を知ったのですが大手の出版社です.

↓リンクです.全文を読むには登録が必要なようですが,さわりだけは読めます. 
 

https://www.accessscience.com/content/euryalida/246500
 
 

記事の執筆依頼を下さったDavid L. Pawson博士,

写真をご提供くださった下田臨海センターの鈴木様,ありがとうございました!


深海生物テヅルモヅルの謎を追え!―正誤表―

2016年5月30日に東海大学出版より発売された,

フィールドの生物学シリーズ第20巻

「深海生物テヅルモヅルの謎を追え! 系統分類から進化を探る」の正誤表です.

 

P47 5行目: Von voyage !→Bon voyage !

P51 11行目: …たことがある→…たことがある

P231 10 行目: …科を一一種ずつ含んでいたので…→…科を種ずつ含んでいたので…(二という漢字が一一に誤変換されてしまったのかもしれません)

P243 15行目: …幾多の大学院生が排出されて…→…幾多の大学院生が輩出されて…

P266 11行目: …筆を置く…→…筆をく…

 

他にも間違いがありましたら,是非ご連絡ください.

更新:2016年5月30日.

深海生物テヅルモヅルの謎を追え!

本を出版することになりました.

「深海生物テヅルモヅルの謎を追え!―系統分類から進化を探る―」

というタイトルです.主に私の博士課程の時の研究をまとめつつ,

系統分類学やの紹介などた話です.5/30に発売です.Amazonなどでも既にポチれるようです↓

http://ur0.pw/tO4Q

興味のある方は是非手に取ってみてください.

以下,オフィシャルな情報です.
———————————————-
【書 名】

 深海生物テヅルモヅルの謎を追え!―系統分類から進化を探る―

【著者】

 岡西政典(茨城大学理学部助教)

【体 裁】

 B6判 299頁 並製

【定 価】

 2160円(税込)

【著者割引】

 1728円(税込)・尚、送料は400円 5冊以上の場合,送料小会負担でお送りします

【発 行】

 東海大学出版部

【発売日】

 2016年5月30日・発送は5月25日以降になります

【ISBN】

 ISBN978-4-486-02096-7
お支払方法 振込、MASTER・VISA CARDを但しカードの場合は、カード名義、カード番号、
有効期限をご連絡ください。 ご購入の場合はメ ールにて稲までご連絡ください

【内 容・目次】
珍しい生きもの好きすべての人へ : テヅルモヅルって何? クモヒトデって何? どんな
生きものか?  分類学を通して学ぶ。日本初のテヅルモヅルの本

目次
はじめに
第1章 系統分類学に出会う
1 北の地で
2 研究室に所属する
コラム・ジャンケン
3 分類学とは
コラム・「斜体」と「立体」
4 クモヒトデがしたいです
コラム・北大での研究対象選び
5 コピー機の前に立つ日々
コラム・何語であろうがいつであろうが
6 初めてのサンプリング
コラム・磯に採らえば……!
7 クモヒトデってどんな動物?
コラム・棘皮動物①
8 同定を試みる
コラム・様々な標本の作り方
9 Von voyage !
コラム・アネロン ニスキャップの思い出
10 師匠との出会い
コラム・ウミユリはいつ「生きた」化石になった?
11 クモヒトデを採りまくれ!
コラム・魚屋さん
12 院試と卒研を突破せよ
コラム・棘皮動物②

 第2章 テヅルモヅルを収集せよ
1 博物館に所属する
コラム・D‌Cを目指す?
2 孤独との戦い
コラム・「テヅルモヅル」ってどんな分類群?
3 一筋の光明
4 無限の荒野を行くのなら
コラム・新種はどこで誰のために発見される?
5 記載の果てで
コラム・査読
6 Describing man blues
コラム・新種と未記載種
7 「鑑定眼」が養われた?
コラム・チョッサー、ボウスン、ストーキー
8 少しずつサンプルが集まってきた
コラム・漁港巡り

 第3章 海外博物館調査
1 海外進出!
2 初めての海外調査
コラム・飛行機の中の紳士
3 国際学会+α
コラム・海外ではパスポートを!
4 再びオセアニアへ
コラム・ニュージーランドでの思い出
5 アメリカ再訪
コラム・時岡先生のお写真
6 ヨーロッパ周遊
コラム・守衛のおじさんとのやり取り
コラム・アムステルダムでの思い出

 第4章 ミクロとマクロから系統を再構築する
1 形態形質を精査せよ
コラム・新種?
2 分子系統解析に取り組む
3 初の実験成果
4 科レベルの記載
5 初めてのポスター賞
コラム・若手分類学者の集い

 第5章 系統・分類学から進化を探る
1 なんかないの?
2 学位を取得する
3 学位取得、その後
4 ポスドクを経て
5 系統分類学は楽しい?
6 クモヒトデの系統進化
7 X線でお見通し
8 キヌガサモヅルの分類
9 それでも、系統分類学!

 おわりに
謝辞
用語
引用文献
索引

———————————————-

二年ほど前から少しずつ執筆を始めていたのですが,

まさか本当に出版にこぎつけられるとは思っていませんでした.

それなりに,一般の人にもわかりやすい解説を入れたつもりですので,

系統分類学に興味がおありの方は,是非ともご覧になってみてください.


2015年8月28日~9月4日 京都大学臨海実習第一部+四部+公開臨海実習「自由課題実習」~番外編~

そういえば,京大の実習でなかなか面白い生き物たちが得られたのでご紹介いたします.



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キクメイシモドキでしょうか?畠島の内湾側で見られました.

なんだか個体同士が離れている印象.



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トックリガンガゼモドキ.

最近発見した畠島の棘皮動物ゾーンにいました.

ガンガゼに似て,体の反口側真ん中の肛門が突出していますが,

トゲがよりふと短く,白黒の縞模様になっているのが特徴です.



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そして最近発見した面白生物はこれ!

ヌノメイトマキヒトデです.

最近まで畠島には本種はいないといわれていたのですが,

よーく他種と比較してみると,どうやら分布している事が分かったのです.



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こちらは近似種のトゲイトマキヒトデ.

体の真ん中たりに,細い白いスジのようなものが五角形の模様を作っているのが,わかりますか?



OLYMPUS DIGITAL CAMERA

対してこちらはヌノメイトマキ.

前者のような筋構造がないことから区別できます.
 

おそらくこの二種は私が瀬戸に来た頃からずっと同所的に生息していたと思うのですが,

最近になって意識してみるまでは,別種と気づきませんでした.


 

とある先生の,「これは別種じゃないの?」の一言で詳しい同定に踏み切った次第です.

先入観は恐ろしいものですね.



OLYMPUS DIGITAL CAMERA

打ちあがってしまったモミジガイ.

本来砂に潜っている種ですが,おそらく弱ってしまったのでしょう.

体がややボロボロになり始めていました.



OLYMPUS DIGITAL CAMERA

イソアワモチ.白い筋のようなものは彼らの糞で,

これを辿っていくと,岩の表面に擬態している彼らのところにたどり着くことができます(笑)



そんなこんなで,意義深い畠島探索でした!


動物命名規約の輪読会が開催されます

毎年恒例の,動物命名規約の勉強会が開催されます!

今年も日本動物分類学会大会@広島大学の後,

以下の要領で開催されます.詳細は以下の通りです.
 

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第6回『若手分類学者の集い』のご案内
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<開催趣旨>

 これまで6回にわたり日本動物分類学会大会にあわせて開催された勉強会『若手分類学者の集い』では、全国の若手分類学者が集まって国際動物命名規約の学習を行いました。さまざまな分野の研究者による自由闊達な議論によって規約への理解を深めることができたと感じています。

 今年も日本動物分類学会大会の日程に合わせて勉強会の開催を企画しましたので参加者を募集いたします。勉強会の内容はこれまでと同様、『国際動物命名規約第4版』を輪読形式で読み進め、疑問がある場合にはそのつど全員で徹底的に議論を行い、解決する、というものです。また、勉強会は、予算的な負担が最小限で済むように日本動物分類学会の終了後に会場である広島大学の近くで行います。もちろん、日本動物分類学会大会に出られない方の参加も大歓迎いたします。

 なお、「若手分類学者の集い」という名前ではありますが、これは特に若手の参加が重要だと考えているからで、若手しか参加できないという意味ではありません。また、専攻が分類学でなくてもまったく問題ありません。気持ちが若手 !で、分類学に興味をお持ちの全ての方の参加を歓迎いたします。 
 

<内容>

国際動物命名規約の勉強会

※基本的に輪読形式です。『国際動物命名規約第4版日本語版』をお持ちください。

 第5回より2巡目の輪読を開始しています。第6回までに条23.12(26ページ)までの学習が済みました。第7回はこの続きの条24から輪読を行いたいと考えています。なお、勉強会の最後に次回の開催や内容について話し合う予定です。

※『国際動物命名規約 第4版日本語版』をお持ちでない方は日本分類学会連合のウェブサイト(下記)をご参照ください。PDF版のダウンロードができます(無料)。2,800円(送料込み)で印刷体の購入もできます。一般の書店では取り扱われていません。

http://www.ujssb.org/iczn/index.html

※2012年9月4日に国際動物命名規約が改正され,同日に発効しました。こちらも適宜参照します。改正文の和訳を含む解説記事が「タクサ」第34号に掲載されています。PDFが日本動物分類学会のウェブサイト(下記)からダウンロードできます。

http://jssz.sakura.ne.jp/ 
 

<勉強会会場および宿泊先>

広島大学 学士会館

http://www.hiroshima-u.ac.jp/top/kenkyusyo/syukuhaku/p_471489.html

広島大学東広島キャンパス内。大会会場の教育学部から徒歩2分程度。

学士会館までのアクセスは以下のリンクをご参照下さい。

http://www.hiroshima-u.ac.jp/gecbo/p_3e2399.html
 
 

 

<日時>

2015年6月14日(日)18:00 ~ 15日(月)18:00

・集合場所は2箇所を予定しております。17時15分に分類学会の大会会場の出入り口付近、または17時30分に勉強会会場の学士会館に直接お越しください。詳しい日程は、後日、参加者にお知らせします。

※1日目の開始時刻は日本動物分類学会大会のプログラムに合わせて調整する可能性があります。 

※2日目の17時以降に、希望者で打ち上げを行う予定です。 
 
 

<費用>

・宿泊費:1人当たり3,800円の予定です。

・食事は、学士会館付近のコンビニや学食を利用する予定です。

・一日目の夕食は勉強会会場にチェックイン後、近くのコンビニに購入に行く予定です。各自で弁当等を持参されても構いません。
 

<参加申し込み方法>

 参加ご希望の方は、5月18日(月)までに小林元樹(mail: genki_k(a) nenv.k.u-tokyo.ac.jp) まで下記の点をご連絡ください。

 なお、会場の収容人数の問題があるため、先着順で定員に達した場合には、募集を締め切らせていただきます。あしからずご了承ください。
 

1.氏名・フリガナ

2.性別

3.所属(学生の方は学年もお知らせください)

4.E-mailアドレス

5.研究対象(例:日本産カサガイ類の系統と分類)

6.動物分類学会大会への参加の有無

7.部分参加や会場に宿泊されない方はその旨をお書きください(勉強会は合宿形式で夜遅くまで続きますので、できる限り会場にご宿泊されることをお勧めします)。

 ご不明な点がありましたら下記の5名の世話人のうち、誰にでもどうぞお気軽にお問い合わせください。
 

<世話人>(五十音順)

小林元樹(東京大学大学院 新領域創成科学研究科 修士課程2年)

E-mail:genki_k(a) nenv.k.u-tokyo.ac.jp

自見直人(広島大学大学院 生物圏科学研究科 博士前期課程2年)

E-mail:jimin(a) jamstec.go.jp

田中颯(東京海洋大学 海洋環境学科 学部4年)

E-mail:tanattyokana(a) gmail.com

田中隼人(広島大学大学院 生物圏科学研究科竹原ステーション 学振PD)

E-mail:Cladocopina(a) gmail.com

照屋清之介(東京大学大学院 理学系研究科 博士課程2年)

E-mail:teruya(a) um.u-tokyo.ac.jp

※(a)は@に置き換えてください。

——————————————————————-
 

以上です.今年もワイワイ,楽しく命名規約を勉強しましょう!


目録が出版されました

沖縄の棘皮動物の目録が出版されました!
 

藤田喜久,入村精一,木暮陽一,岡西政典,François Michonneau, 成瀬貫.(2015)

琉球大学資料館(風樹館)棘皮動物標本目録.

琉球大学資料館(風樹館)収蔵資料目録 第10号.pp. 106.
 

私はツルクモヒトデ目とクモヒトデの一部の同定・写真撮影・および序文の執筆をお手伝いしております.

PDFへのリンクはこちら↓(画像をクリック!)
 

 琉球大学資料館 棘皮動物標本目録

ページ下部のリンクからDL出来ます(35.9MB)
 

225種の写真288枚が掲載されておりますが,他の著者の皆様の写真はいずれも非常に美しく,

私が撮影した写真のクオリティの低さをただただ恥じるばかりです.
 

タイトルページの各綱の写真は特に美しく.

私もこのように対象分類群に「愛」を持たねばとハッとさせられました.
 

沖縄には多数の棘皮動物が生息しているにも関わらず,

包括的な報告はありませんでした.

本書が今後の沖縄の棘皮動物研究の進展に役立ちますよう!