化石研究会会誌に論説が出版されました.
岡西政典* (2016)
分子系統と形態観察から探る
深海性クモヒトデ類(棘皮動物門)の進化
化石研究会会誌. 49(1): 26—34.
本論説は、2015年6月に開催された化石研究会 第33回総会・学術大会ミニシンポジウム
「深海環境と生物」
での私の講演録です.
クモヒトデの簡単な紹介と,私のツルクモヒトデ目研究,
そして,神奈川県鹿穴台より得た,日本で初めてとなる砂時計型腕骨化石の報告を行いました.
これが化石デビューとなるのかもしれません.
その他,ここでも少し,現生種と化石種の研究者のコラボレーションについて,言及しています.
本論文を執筆するに辺り、
化石を採集してくださった三井翔太氏,石田吉明氏
研磨設備をお貸しいただいた,東京大学の佐々木猛智氏,前川優氏,
そして専門的なコメントを下さった京都大学の千徳明日香氏,
ありがとうございました!