海岸で採集した生物を,実験室に持ち帰ってじっくり観察します.
分類群ごとにバットにわけ...
種を同定します.「白浜の海岸生物観察ガイド」が大活躍です
最終的に,藻類を併せて107種がリストアップされました.
100種越えです!すごい!ちょっと同定が不安なものもありますが,
コンディションが悪い中,短期間でよく頑張りました
学生がいなくなった実習室.なんとなくセンチメンタルです.
来週は,山で野外実習です.海に山に,自然制覇を目指します.
海岸で採集した生物を,実験室に持ち帰ってじっくり観察します.
分類群ごとにバットにわけ...
種を同定します.「白浜の海岸生物観察ガイド」が大活躍です
最終的に,藻類を併せて107種がリストアップされました.
100種越えです!すごい!ちょっと同定が不安なものもありますが,
コンディションが悪い中,短期間でよく頑張りました
学生がいなくなった実習室.なんとなくセンチメンタルです.
来週は,山で野外実習です.海に山に,自然制覇を目指します.
2016年8月18日~19日にかけて,分類学実験を開講しました.
水戸市から東へ車で40分ほどの「平磯海岸」に出向き,
そこの生物を観察するというものです.いわゆる磯観察ですね.
10時頃の干潮を狙って,朝一で大学を出発.
いい感じの時間に海岸につきました.
平磯海岸は,このような転石帯がいい感じに広がっていて,磯観察向きです.
実はこの日は台風の余波で波が高かったのですが,
うまく波が入ってこない地形になっていて安全でした.
めいめい,磯観察に励みます.
転石をひっくり返すとこんな感じ.
ゴカイの棲管,海綿,石灰藻,ヒザラガイなどなど.
なかなか多様性が高そう
さて何が採れたのでしょうか?
今年も臨海実習の季節ですね.
その宣伝ポスターは,もはや夏の風物詩といっても過言ではないでしょう.
また今日も,一通のポスターが.
瀬戸臨海で一緒だった藤本さんの勤め先の臨海実習のポスターです.
実に攻めています.素晴らしい.
この生物達の正体が知りたい方は,是非浅虫に行かれてみてはいかがでしょうか.
詳細は以下の通りです.ウェブサイトから抜粋しています.
http://www.biology.tohoku.ac.jp/lab-www/asamushi/cn44/pg708.html
Aコース:北の海,潮間帯の生態学(9月15日-22日)
Bコース:ウニ,ヒトデ,クラゲの発生学(9月15日-21日)
上記の2コースを開催します。コースの詳細については、A,Bコース案内をご覧ください。
「海洋生物学及び実習II」または「海洋生物学及び実習 III」の単位を取得することが出来ます。詳しくは「単位について」をご覧ください。
実施場所
東北大学大学院生命科学研究科附属浅虫海洋生物学教育研究センター
対象学生
国立・公立・私立大学の生物学関連学科に所属する学部2-4年生
定員
Aコース15名,Bコース12名
参加希望者が定員を超過した場合は、本学部において参加者を決定します。
参加費用
一日約 2,000円(食事実費)がかかります。
学生宿舎に宿泊しますが、宿泊費は免除されます。授業料は徴収しません。
締め切り
所属大学教務係を通してお申し込みください。東北大学理学部教務係7月22日必着。
単位について
単位互換制度による特別聴講学生として受け入れを行います。大学(学部)間交流協定を締結している大学において、単位が出るため、単位の有無については、所属学科の教務係に問い合わせてください。
応募書類
1.特別聴講学生願書(別紙様式)
2.学部長推薦書(別紙様式)
3.成績証明書
4.写真(上半身、無帽、正面向き、6cm×4.5cm)1枚
5.学生教育研究災害傷害保険に加入していることを証明するもの及び学研災付帯賠償責任保険(学研賠)に加入していることを証明するもの(コピー可)
6.他大学の公開臨海・臨湖実習受講歴(別紙様式)
応募書類送付先:東北大学理学部総務課学部教務係
〒980-8578 宮城県仙台市青葉区荒巻字青葉6-3
TEL 022(795)6350
問合せ先
〒039-3501 青森市浅虫坂本9番地
東北大学大学院生命科学研究科
附属浅虫海洋生物学教育研究センター
Tel 017-752-3388 Fax 017-752-2765
E-mail:asamushi@grp.tohoku.ac.jp (@を半角に変えてください)
Web Site: http://www.biology.tohoku.ac.jp/lab-www/asamushi/
以上です.この他,日本各地で臨海実習が行われています.
この夏は,海洋生物とめいっぱい戯れてみてはいかがでしょう?
http://www.seto.kyoto-u.ac.jp/smbl/osirase/h28koukai_natsu1.html
http://www.seto.kyoto-u.ac.jp/smbl/osirase/h28koukai_natsu2.html
阪大の臨海実習,最後は選択課題の結果発表です
二日間で自分たちで考え抜いた成果を満を持して発表します.
巻貝の生理実験について,
ウニの受精とpHの関係について
そしてフナムシの行動実験について,
一つ一つ詳しくはみませんが,
皆さん本当に頑張って発表してくださいました.
私が学部生(しかも一,二年!)の時,同じようにできたでしょうか?
聴衆からも様々な質問が飛び,予定時間を大幅に過ぎるほど議論が白熱しました.
お疲れ様でした
そういえば,京大の実習でなかなか面白い生き物たちが得られたのでご紹介いたします.
キクメイシモドキでしょうか?畠島の内湾側で見られました.
なんだか個体同士が離れている印象.
トックリガンガゼモドキ.
最近発見した畠島の棘皮動物ゾーンにいました.
ガンガゼに似て,体の反口側真ん中の肛門が突出していますが,
トゲがよりふと短く,白黒の縞模様になっているのが特徴です.
そして最近発見した面白生物はこれ
ヌノメイトマキヒトデです.
最近まで畠島には本種はいないといわれていたのですが,
よーく他種と比較してみると,どうやら分布している事が分かったのです.
こちらは近似種のトゲイトマキヒトデ.
体の真ん中たりに,細い白いスジのようなものが五角形の模様を作っているのが,わかりますか?
対してこちらはヌノメイトマキ.
前者のような筋構造がないことから区別できます.
おそらくこの二種は私が瀬戸に来た頃からずっと同所的に生息していたと思うのですが,
最近になって意識してみるまでは,別種と気づきませんでした.
とある先生の,「これは別種じゃないの?」の一言で詳しい同定に踏み切った次第です.
先入観は恐ろしいものですね.
打ちあがってしまったモミジガイ.
本来砂に潜っている種ですが,おそらく弱ってしまったのでしょう.
体がややボロボロになり始めていました.
イソアワモチ.白い筋のようなものは彼らの糞で,
これを辿っていくと,岩の表面に擬態している彼らのところにたどり着くことができます
そんなこんなで,意義深い畠島探索でした!
フナムシの他にも,様々な実験が行われました.
こちらの白濁液はナガウニの精子の懸濁液です.
ウニの発生におけるpHの影響を調べてるのが目的で,
何個体も使ってウニの放精放卵を促しています.
こちらは巻貝の出殻反応実験.
大阪市立大学の実習でも行われていますが,
様々な塩組成の液に巻貝を漬けて,
彼らがどんなイオンに反応しているかを調べます.
水溶液の濃度をいくつかに振ってみたり,
実験経路をデザインしたり,それぞれが試行錯誤を繰り返して,
「科学」に没頭してくれました!
実習三日目と四日目は選択課題実習です.
三つのテーマの中から好きなものを選び,自分で実験を重ね,
最後に結果発表を行います.
こちらはフナムシの行動観察班.
まずは北浜に出て,サンプルのフナムシを採集です.
網で追い込んで捕らえます
網の中の黒い点がフナムシです.
見えますか?
結構たくさん採れました
行動実験にはある程度の数が必要ですので,
まずは十分かと思います.
※実験に使ったフナムシは,自然に返しています
意外にバケツを上って這い出てしまうので,
きっちりフタをします.
アルミホイルで迷路を作って実験開始です.
フナムシが障害にぶつかったときにどのような行動をとるか?
を検証するのが目的です.
実験を繰り返しながら,仮説を一つ一つ検証していきます.
考えられる要因をいかにつぶしていくか,
科学の基本ですね!
実習二日目はウニ尽くしです
講師は引き続き古屋先生です.
今回の主役はツマジロナガウニ.
ムラサキやコシダカなどの他のウニの生殖期が終わっていく中,
ツマジロナガウニは生殖期の本番に入ってくる,頼れるウニです.
以前にもご紹介したかと思いますが,
このように毎回使う器具などの説明文は,
このようにラミネート加工されて使いまわしができます.
見習いたい工夫ですね.
発生の次はウニの解剖です.
後口動物の中でも特異的な形の棘皮動物の体制を,
実際に解剖によって観察してもらうことで,
生物の体制の進化を考察してもらいます.
まずはウニの棘をハサミで散棘(さんきょく)です.
水の中に漬けることで,トゲが勢いよく飛んでいくのを防止します.
外側をヤスリでゴリゴリ削ります.
内臓が殻のすぐ内側に裏打ちされているので,
丁寧に削らないと内臓を傷つける恐れがあります
こちらが上手に解剖できた個体です.
左側が口側,右側が反口(肛門)側です.
黒く見えているものは消化管で,口から入って,
体の中を数周したのちに,肛門へつながっていきます.
右の黄色い部分は生殖巣で,みなさんがお寿司屋さんで口にする部分です.
こうしてみると,ちゃんと生殖巣も五つあり,星形に配置していることが分かります.
ヒトデと一緒ですね.
ベントス観察のお次は,プランクトン観察です.
講師は大阪大学の古屋先生にバトンタッチ
教卓に置いたボウルの中に,プランクトンがわんさかです.
誰が最初にレアものを見つけるかな?
真剣な眼差しで顕微鏡を見つめます.
その先にあるものは...?
お,これは,ウミクワガタの子供??
寄生生活を送る種が多いので,
ホストから外れてしまったのか,それともホストを求めて遊泳中だったのか?
いずれにしてもレアですねえ.肢の数がやや少ないことから,幼体と判断しました.
こんな感じで,実習(実質)一日目の夜は更けていきました.
これがプランクトン実習の課題です.
天気によってプランクトンの取れ高は変わってくるので,
この後実際の観察状況を加味して,課題種数は少しずつ少なくなってきましたとさ.
磯観察の後は,標本を観察し,
水族館で生物の振舞いを合わせて観察することで,
自然状況下での観察体験の意義をさらに深めてもらいました.
標本観察,磯観察,水族館観察,
それぞれで見られるものが違うことを意識すれば,
非常に有意義な教育コンテンツになり得ます.
最後はまとめのDVD鑑賞で〆です.
久保田先生,ありがとうございました!
ということで,一カ月前になってしまいましたが,
大阪大学の臨海実習が9/7-12にかけて行われました.
そのレポートです.
この実習では,久保田先生が磯観察の講師を務められます.
やや曇っていますが,夏場は日に焼けずに済むので,
磯観察日和といえます.
砂浜で早速生き物の痕跡が.
ゴーストクラブなどの巣穴でしょう.
撮り方によっては,砂浜の穴ぼこもアートになり得ますね.
久保田先生のお得意とするタイドプール.
ここにはいつも先生のご専門のヒドロ虫類が生息しています.
他にも,先生自らが海に入り,解説を行います.
自らが率先して海を楽しむ教育姿勢は,非常に大切だと思います.
番所崎の先に回ってみましょう.
潮の関係でしょうか.たくさんの貝が打ちあがっています.
久保田先生は貝にもお詳しい
帰り際,北浜に打ちあがっている巨木に目が留まりました.
エボシガイ類が大量に付着していました
打ちあがってしばらく経ったのか,すべて死に絶えていましたが,
相当の期間海を漂っていた事が伺えます.
節足動物の発生過程における顎部の移動の検証.
イガイの足糸による防御行動とコガモガイの付着行動について.
二本立てです.
逃避行動としてのカニ類の歩行.
ヤドカリの貝殻選択について.
それぞれに問題点を見出し,科学的な手順で解決に取り組んでくれました.
皆面白いテーマで,思わず教員側の議論も白熱しました
良く学んだあとは,良く反省(?)しなければなりません.
白浜の海産物を味わいながら,じっくり反省を行いました.
ご覧くださいこの笑顔.実習の充実度を物語っています.
カニが大好きな実習生の浜中君が,アカテガニをスケッチしてくれしました.
朝倉所長も大変お喜びでした.
因みにに浜中君は
去年の実習でも大変素晴らしいハマガニのスケッチを拵えてくれた猛者です.
将来が楽しみです.
ということで,無事に実習終了しました.
所長のお言葉で〆です.
恒例のウミウシフィギュア進呈.
ホントに鉄板ですねこれは.何回もらってもうれしいようです.
ということで,京大の夏の実習はこれでお開きです.
いつの間にか九月に入り,秋めいてきました.
そろそろ新しい季節がスタートします
ウニの掛け合わせ実験と並行して,
他の生き物の発生も行いました.
まずはナマコです.決していじめているわけではありません.
刺激によって内臓を吐露させ,
生殖巣を取り出します.
内臓が無くなっても,また再生するのです.
こちらが取り出した生殖巣.
色からすると卵のようですが,どうも薄い...
どうも生殖の時期ハズレだったようです.
それでも一応,卵は入っていました.
真ん中の丸い部分が卵核胞です.ナマコの卵は生殖巣の中でこのような未成熟な状態で止まっています.
ここからある薬品処理をすると,卵核胞崩壊(GVBD)が起き,発生可能な状態になります.
次はカキの発生実験です.
実験所の周りにわんさかいるこのケガキを使います.
殻をとってやると中身が出ました.この白い部分に配偶子がたくさん詰まっています
しかし,ナマコもケガキもあまりうまく発生が進みませんでした.
やはり生殖時期でない生物の発生はそう簡単には進められないようです.
最後は発生実習です.
主役はこのウニたち.タコノマクラ,タワシウニ,ラッパウニなど,
様々なウニの掛け合わせ実験を行います.
毎度おなじみのこの光景.
ウニの放精放卵は神秘ですよね.
上手い事未受精卵が採れました.
さあ,今度は自分たちでチャレンジ
各ウニに,
塩化アセチルコリンを打ち込み,
放精放卵を誘発します.
実は生殖時期でないウニも混ざっていたのですが,
ほとんどのウニが配偶子を出してくれたようです
果たしてどんな結果が得られたのでしょうか.
実習四日目は,船で深場の生物を採集します.
今年からの初めての試みです.
船上で担当の大和先生のご説明.
目的の海域へいく途中,畠島付近で先日採取した生物を還します.
天気がやや荒れ荒れだったので,浅場(30 m)でドレッジを行いました.
ドロドロです!
少し船で曳いて泥を洗ってもらいました.
メイオベントス屋さんは悲鳴を上げる光景かもしれません.
スミス・マッキンタイヤ―採泥器による採集も行いました.
帰り際に船着場の付着生物も採集.
時間を無駄にしません.
帰ってきてソーティングです.
苦労して得た獲物を眺めます.
泥の中にも,実はたくさんの生物が潜んでいます.
このようなハビタットの生物について勉強してもらいました.
実習三日目は畠島観察.担当は中野先生です.
まずは磯で出会う可能性のある危険生物の説明.
畠島到着後,分室の黒板で畠島の説明.
その後,三々五々磯観察を行います.
良く曳いています!海草(藻でない)のアマモが干出しています.
キンセンガニやガザミなどのカニ類がたくさん見られました.
しかし何といっても今回の収穫(?)はコレ.
ヤドカリがウニの殻の中に入っていました
最後に,畠島で見られた生物をまとめておしまいです.
いつもより種数が少ないかもしれませんが,
少ない(四人)人数で頑張ってくれたと思います
実習二日目はプランクトン観察.講師は久保田先生です.
まずは近くの防波堤でプランクトン採集です.
久保田先生によるデモンストレーション.
さすが年季が違います.
実習生もチャレンジ!うまくネットが曳けました
なるべく岸壁から離して,ネットを傷つけないようにするのがポイント.
遠くまで曳くと,たくさんプランクトンが採れます.
久保田先生が最後に長曳を披露してくださいました.
雨の日はプランクトンが表層から逃げる傾向があるのですが,
今回はそれなりの量が採れたようです
プランクトン観察の合間に,水族館で(多くの)プランクトンの成体の形を見学です.
標本なども通して,生物の形の多様性を学びます.
最後は久保田先生の解説付きでDVDを観ながら〆です.
お疲れ様でした!
実習(実質)一日目は干潟での生物観察です.
まずは河口で小手調べ.
朝倉先生のご指示の下,
河口の生き物を存分に観察してもらいました.
河口の後はいよいよ干潟に移動です.
「泥に足を取られないように注意してください」
といったそばから,やはり嵌ってしまう実習生続出.
人は何故干潟に足を取られるのか.
ヤビーポンプも出動しましたが,戦果はイマイチ.
なかなかうまくいかないものですね.
それでも,実習生自身で,たくさんの生物を採集してくれました.
カニの専門家の小泉さんのアドバイスにより,
実習生がぐんぐん甲殻類に詳しくなっていきました
ということで,かなりたくさんの生物を採集することができました.
一見泥ばかりに見える干潟でも,
多様な生物が生息している事が伺えます
2015年8月28日~9月4日にかけて,
京都大学臨海実習第一部+四部+公開臨海実習「自由課題実習」が行われました.
全部で8名の実習生が集いました.
まずは大和先生による実験所のご案内.
瀬戸臨海図書の貴重な蔵書をご紹介です.
案内後,早速朝倉先生による基礎講座です.
この一週間で,海洋生物オタクになってもらいます
その裏で,自由課題実習の実習生たちと,
仮題テーマについて相談.
さてさてどんな実習になるのでしょうか.
よく学んだあとは大いに打ち上げです
刺身です
ビールです
夏の最後を締めましょう
実はこの実習の日程は宮崎先生のポケゼミとかぶっていたため,
合同で打ち上げを開催しました.
異分野交流がまじりあう,多様性の高い夜となりました.
翌日は昼まで実習のまとめです.
自分たちの測定結果から,海洋環境を算出します.
最近は機械でぱっと数値で測る事もできますが,
このように実際の原理を自分たちで理解し,実践することは,
自然科学を学ぶ上で非常に重要です.
最後に恒例のウミウシフィギュアを進呈
お疲れ様でした!
浦部先生の寄生虫観察テクニックが光ります.
このお手製のガラス器具は,内臓の中の寄生虫を見やすくするためのものということです.
それぞれの研究者に,それぞれの工夫があるのですね.
体表に,寄生性甲殻類のチョウ類を発見しました
ひらひら舞うちょうちょではなく,カイアシ類などの仲間です.
他にも水族館見学などもあり,本実習は盛りだくさんです
ということで全実習コンテンツ終了
お疲れ様でした!
滋賀県立大学最後の実習は魚類の寄生虫観察です.
講師は浦部先生です.
「もってけ!」
新鮮な(?)魚が実習素材です!
まずは魚の同定.これが意外に難しい.
普段口にしている魚も,いざ本格的に同定しようとすると,
似た種との区別に苦労することがあります.
「ここの鰭条(鰭を支える骨)の数が...」
先生と一緒に図鑑を確認します.
同定ができたところで,解剖開始
まずは一番寄生虫がついていそうな,鰓を削除.
魚とにらめっこしながら,じっくり観察を進めました.
実習室に戻り,採集物の同定です.
砂浜に打ちあがったものも含め実に多様な生物が採れました.
まずはバットにわかる範囲で動物群ごとに分けて,
自分たちで同定していきます.
ある程度同定が終わったところで,
大和先生による解説です.
なかなかたくさんの生き物が採れました
畠島程ではないにしろ,番所崎では黒潮の影響を受けた多様な生物相が育まれています.
滋賀県立大学実習では磯観察も行いました.
講師は,関学に引き続き大和先生です.
とてもいい天気
されどなかなかに波と潮が高かった
いつもはらくらく通れる道もこの通りです.
石をひっくり返すとこんな蠕虫状の生き物が.
ゴカイではありません.ホシムシ(星口動物門)ですね.
最後は番所山を回って帰所.
十二支の像を見ながら南方熊楠に思いを馳せます.
お疲れ様でした!
順番が前後しますが,
採水時のアクティブな写真があったのでご紹介いたします.
二スキン採水器の使用現場です.
この採水器の上と下の蓋を開けておき,水中に沈めます.
採水した深度に達したところでロープの操出しを止め,
メッセンジャー(鉄の塊)を,ロープに伝わせます.
「はっ!」(手を放した瞬間)
ドボーン!
無事にメッセンジャーでスイッチが押されて,
蓋が閉まって水が採れたようです
溶存酸素滴定の結果が少しずつ出てきました.
各瓶の容積や温度,pH等を考慮して最終的な値を算出するようです.
滴定の合間にプランクトン観察を行います.
担当は伴先生です.
果たして何が採れてかな?
おお!ヤムシ(毛顎動物門)が採れていました
真ん中にスーッと透明な縦筋が通っているのが見えますでしょうか?
上が頭で舌が尾となります.
「シロクマみたいで可愛い」というコメントが飛び出ていましたが,
実際は肉食で獲物を丸呑みにする獰猛な動物です.
「これじゃあ動物の特徴が出てないよ~.」
先生と実習生の心温まるやり取りもみられました.
採水だけでなく,プランクトンもしっかり採集します.
早くしないと嵐がひどくなるよ
と言っているうちに雨風はさらに勢いを増してきます.
とても前を向いていられない様子.
這う這うの体で帰ってきました.
さて,せっかく苦労して持ち帰ったサンプルです.
存分に滴定しましょう
ヨウ素参カリウム水溶液,ヨウ化カリウム溶液をサンプルに加え,
塩酸 1mlを加えて,ヨウ素を単離します.
チオ硫酸ナトリウムでそのヨウ素を滴定!いい表情です.
ある程度薄くなってくると黄色が消えた境界が分かりにくくなるので,
ヨウ素を染めるための指示薬(でんぷん)を加えて,青紫に染めます.
完全に透明になったら滴定完了
滴定に要したチオ硫酸ナトリウムの量から溶存酸素量を算出します.
8月24日~27日にかけて,滋賀県立大学の実習が行われました.
この実習では海洋環境測定や寄生虫観察など,
他の実習ではなかなかお目にかかれないコンテンツを含んでおります.
集合当日の様子.
生物系の実習ではあまり使われない海洋観測室の説明中.
海中の溶存酸素濃度を測定します.
翌日早速野外で採水です.
この二スキン採水器を使います.
採水器から,気泡が入らないように酸素瓶に水を移します.
水中の酸素はすぐに気泡となって瓶の中に出てきてしまうので,
硫酸マンガン溶液とアルカリ性ヨウ化カリウム-アジ化ナトリウム溶液を加えることでマンガンと酸素が反応し,
沈殿します.これを「酸素の固定」と呼ぶそうです.
瓶を振ってやると,褐色の沈澱が出て来ました.
固定成功です
一応,測定器で酸素濃度も図っておきます.
その他,測定キットでpHなども測定しておきます.
色見表と比較して,濃度が測れます.
便利な世の中ですねえ.
それにしてもこの日は嵐でした
うっかりしているとバケツが飛ぶほどの強風の中での作業でした.
(バケツはこの後しっかり回収されました)
関西学院大学の実習でであった生物達を紹介します.
薬品(亜鉛イオン)処理によって,動物極の発生を以上に進めたウニ胚.
発生の途中で脱腸が起きてしまい,このようにキノコみたいな形になってしまいました.
今回の実習の収穫の一つがこれ.トゲイトマキヒトデです.
これまで畠島のイトマキヒトデ類はこの種だけといわれていましたが,
何と別のヌノメイトマキヒトデも分布していることが分かりました.
微妙な形態の違いで分けられています.
これまでトゲイトマキしかいないと思いこんでいたので,
このような大きさのものは全てトゲイトマキと高をくくっていたのですが,
内田先生のご指摘により,別種であることが分かりました.
やはり端から色眼鏡をかけてしまうのはよくありませんね.
畠島の自然史に新たな一ページが刻まれましたとさ.
畠島から持ち帰った生物の同定です.
ヒトデ,カニ,貝などなど.様々な生物を持ち帰ってくれました.
タツナミガイが紫汁を出してしまいました
悲鳴と歓喜(?)の声が入り混じる中,
そんな実習生の様子を先生方が見守ります.
最後に畠島で採れた生物の確認.
100種近い生物を,一種一種丁寧に解説してくださいました.
ということで,実習はお開き
最終日は,お世話になった実習室の掃除の後,
内田先生,大和先生による総括.
そして恒例のウミウシフィギュアの謹呈
からの記念撮影
お疲れ様でした!
畠島での磯観察.
遠くに見えるのが関西学院大学の面々.このアングル...
そう,この日はシュノーケリング部隊として,少し深めの生き物の採集を行いました.
シュノーケリングで発見した生物その①
「ガンガゼの集団」.
最近畠島のガンガゼが多くなった気がします.
環境が良くなっているのであればうれしいのですが,
危険度アップは少し悲しい.
シュノーケリングで発見した生物その②
「コブヒトデモドキ」
これは今まで見たことありませんでした
やはりデカさは正義ですね.
思わず先生の元に走りました.
そんなこんなで畠島採集もお開き.
天気が良いと,風景が綺麗ですが暑いですよね.お疲れ様でした.
迎船を待っている間にちょっとイベントが.
船着場の近くで採ったウミシダをコブヒトデモドキと並べてみました(見にくいと思いますが...)
「意外に柔らかい!」
ウミシダの真ん中の盤の部分に感動している様子です
楽しい時間は過ぎるのが早いですね.
あっという間にお迎えの時間です.
最後にポーズ!お疲れ様でした
磯観察@畠島です
人数が多いため,二回に分けてヤンチナに乗船.
船の上でポーズを取り,
上陸
分室の黒板で畠島の説明をし,
磯に出る
大和先生と,
内田先生のお話に耳を傾けます.
自分たちも採集にチャレンジ
それにしてもいい天気ですねえ.
良い磯観察が期待できそうです
ウニの発生の次は,視点を少しマクロへ移します.
「磯観察」です.
講師は内田先生です.南紀で長年生物の研究をされております.
この日は事前講義ですが,
とにかく「熱い」内田先生の情熱が,学生に伝わっていきます.
磯観察地の畠島の説明.
畠島といえば大和先生です.その地理的.歴史的重要性を説いています.
更にプランクトン観察も行います.盛りだくさんです
技官さんが,外洋と内湾からそれぞれプランクトンを採ってきてくださいました.
どのような差があるでしょうか?
教員も学生も,同じ生物に夢中になれるのが実習の良いところですね.
解剖とくれば次はウニの発生実習です.
講師は関学の西脇先生です.
放精放卵のデモンストレーション.多くの学生が未知との遭遇を果たす瞬間です.
学生もウニの発生にトライ
まずはウニの散髪です.散髪する方もされる方もいい表情.
そしておもむろに塩化アセチルコリンを注射.
今回の実習で使ったのはこのムラサキウニと,
コシダカウニです.
生物顕微鏡の鏡筒を回すときはご注意を
最近をこれを取り外して落としてしまう学生が相次いでおります.
ということでウニの発生観察でした.
両ウニともしっかりと発生が進み,プルテウスまで観察ができました
関学でもカメノテの解剖を行いました.
カメノテやフジツボなどの「動かない」生物は磯の景観を形成しており,
普段注目される事があまりありません.
しかしその形態には潮間帯の厳しい環境を生き抜くための工夫がちりばめられており,
解剖を行う事でその機能形態を学ぶことができます.
また,カメノテやフジツボは外見はかなり異なりますが,
蔓脚類という同じグループに属しており,
体の外の殻を割ってやると,内部構造に類似性を見ることができます.
2015年8月17日~21日にかけて,関西学院大学の実習が行われました.
この実習では関学の先生方と,
例年瀬戸からは大和先生が講師を務められています.
また例年,関学OBの内田先生も特別に講師を務められています.
まずは到着早々磯に出ます.実習期間があまり長くないので,
なるべく早めに到着してもらいました.
生憎嵐が近づいており,潮があまりよくなかったのですが,
皆さん楽しそうにサンプルを採集しています.
実はこの後に解剖するカメノテとフジツボを採集中.
潮上帯に分布しているので,潮が高くても簡単に採集できます.
そんな中,浜に打ち上げられたニセクロナマコを発見.
どの段階でダメージを受けたのかはわかりませんが,
内臓を吐き出してしまっていました.
この後再生することを期待して海に返しました.
採集の後は水族館で解説です.
様々な動物の「かたち」を見てもらいます.
この水槽でもさもさしているのはオオカワリギンチャクです.
今回講師を務められている内田先生が記載された種です.
それぞれの生物の暮らし方も見どころの一つです.
「かたち」と「くらし」の間には切っても切れない関係があります.
実習最終日は恒例の打ち上げ(BBQ)です.
長い間お疲れ様でした.
白浜のお肉と海鮮をご堪能あれ.
学習プログラムを修めた実習生達の表情は,心なしか誇らしげです.
今年は七輪も登場.
もはや立食がしんどい人たち用の席が確保されました
BBQの後は室内に移動.呑兵衛たちの夜は更けていきます.
翌日は,お世話になった実習棟と研究室を綺麗にします.
最後にピカピカの実習室で集合写真を撮影して解散
お疲れ様でした.
前回の記事の最後の写真の正体,それは
スナギンチャクでした.
彼らイソギンチャク類は体の中に隔壁と呼ばれる板状の仕切り構造を備えており,
その配置や数が一つの分類の基準となっています.
こちらが解剖結果.左上の破片が切断面を見たものですが,
隔壁が分かりますか?難しいですよね
イソギンチャク類研究者には,
この隔壁をうまくみるための高度な解剖スキルが求められます.
久保田先生が,やや大型のカワリイソギンチャクで解剖に挑戦.
麻酔にかけた個体を解剖.頭の部分を切断し,
その断片を顕微鏡で見てみます.
しかしやっぱり難しかった!
生体を麻酔解剖したので,
柔組織が変形しすぎてなかなか隔壁が分かりませんでした.
綺麗に見ようと思うとホルマリンなどで固定して標本にしてみるのが良いそうです.
将来の学習用に,この個体は標本としました.
河村博士による講義.
並々ならぬ刺胞動物への熱意があふれます.
タコクラゲ解剖用の模式図(河村博士作).
一口にクラゲといってもいろんな形態がみられ,
一種類解剖しただけでは「クラゲのかたち」の包括的な理解はままなりません.
ここでも比較解剖が重要なのですね.
京大臨海実習+公開臨海実習,最終日は久保田先生による刺胞動物の解剖です.
海産無脊椎動物の展示に定評のある白浜水族館で基礎解説です.
たくさんの刺胞動物が飼育展示されています.
このイラモ,毒のある刺胞動物として有名ですが,どの綱に所属するかおわかりですか?
バックヤードに移動して,乾燥標本を見ながら様々な刺胞動物の形を学びます.
ここでは主に花虫の類の骨格がみられます.
最後に実習室の標本を見ながら,綱ごとに分類してもらいます.
十文字クラゲ以外の主要な綱の標本を備えてあるのです
これは...ヒドロ...?鉢虫...?
悩んだ分,頭に入ってくるというものです!
いよいよ事前に採集した生物の解剖.
ハネウミヒドラなど固着性のものから順に解剖していきます.
お次はこの子です.どんなかたちを見せてくれるのでしょうか.
色々解剖してみようということで,棘皮動物の解剖のお手伝いをしました.
対象はウニとナマコ.まずはウニです.
ゴーグルをつけて散髪ならぬ散棘です.
お次はナマコ.ナマコの口はどっち?
こんな風に前端と後端をつまんでみればわかります.
ちなみにこのニセクロナマコはメンソールによって麻酔中です.だらーん.
麻酔中に一気に切開します.
内臓の配置を確認すると,
図説に載っているマナマコとはずいぶん配置や構造が異なります.
なぜ内臓の配置が違うのか?
口の位置は他の種でも簡単にわかる?
キュビエ管は他の種にもある?
実はある種の機能形態は,他の種(分類群)と比較することで,
得られる情報が格段に増えます.
このような比較形態学的な手法は,
地味ながら,生態や行動を考える上で非常に重要で,
かつとてもエキサイティングです.
白浜の多様な生き物を通じて,
少しでもその楽しさに触れてもらえたらうれしいですね.
生物を分けると世界が分かる ー分類すると見えてくる、生物進化と地球の変遷ー
講談社ブルーバックス
新種の発見
ー見つけ、名づけ、系統づける動物分類学ー
中公新書 2589
深海生物テヅルモヅルの謎を追え!
系統分類から進化を探る
東海大学出版会
フィールドの生物学シリーズ 第20巻
これらのリンク先のページには系統解析に関する記事が,上から新しい順に並べられています.古い順にみる場合は,ページの一番下からご覧ください.
・2020/10/28 論文が出版されました!
Okanishi, M.*, Fujii, T. (2020)
“A new record of brittle star Ophiopsila cf. polyacantha (Echinodermata: Ophiuroidea) from Southwestern Japan, with notes on its bioluminescence”.
Species Diversity. 25(2): 283—294.
・論文が出版されました!
Okanishi, M.*, Kohtsuka, H., Fujita, T. (2020)
“A taxonomic review of the genus Astrocladus (Echinodermata, Ophiuroidea, Euryalida, Gorgonocephalidae) from Japanese coastal waters”.
PeerJ. 8: e9636 (42 pp.)
・論文が出版されました!
Oikawa, S*. Matsui, Y., Oguro, M., Okanishi, M., Tanabe, R., Tanaka, T., Togashi, A. Itagaki, T. (2020)
“Species-specific nitrogen resorption proficiency in legumes and nonlegumes”.
Journal of Plant Research. 133(5): 639—648.
・論文が出版されました!
Okanishi, M.*, Mah, C., L. (2020)
“Overlooked biodiversity from museum collections: Four new species and one new genus of Ophiuroidea (Echinodermata) from Antarctica and adjacent regions with notes on multi-armed ophiuroids”.
Marine Biodiversity. 50: 64 (26 pp. )
・論文が出版されました!
Okanishi, M., Kato, M., Watanabe, H., Chong, C. and Fujita, T. (2020)
“Large populations of two new species of Ophiambix (Echinodermata, Ophiuroidea) discovered on Japanese hot vents and cold seeps”.
Raffles Bulletin of Zoology. 68: 196—213.
・論文が出版されました!
木村妙子他…(著者24人中9番目) (2019)
「紀伊水道南方海域および熊野灘の深海底生動物相」.
三重大学大学院生物資源研究科紀要. 45: 11—50.
・論文が出版されました!
木村妙子他…(著者25人中10番目) (2019)
「紀伊水道南方海域および熊野灘の深海底生動物相(第2報)」.
平成30年度三重大学フィールド研究・技術年報. 17: 1—29.
・論文が出版されました!
Hayashi, R. & Okanishi, M. (2019)
“The widely occurring brittlestar Ophiactis savignyi (Amphilepidida: Ophiactidae) as an epibiont on loggerhead sea turtle, Caretta caretta”.
Zootaxa. 4695: 497—500.
・論文が出版されました!
Okanishi, M., Ishida, Y. & Mistui, S. (2019)
“Fossil gorgonocephalid basket stars (Echinodermata: Ophiuroidea: Euryalida) from the Middle Pleistocene of Japan; the first record from the Indo Pacific region”.
Paleontological Research. 23: 179—185.
・論文が出版されました!
Okanishi, M., Oba, Y. & Fujita, Y. (2019)
“Brittle stars from a submarine cave of Christmas Island, northwestern Australia, with description of a new species <i>Ophiopsila xmasilluminans</i> (Echinodermata: Ophiuroidea) and notes on its behavior”.
Raffles Bulletin of Zoology. 67: 421—439.
・2019/3/27: 論文が出版されました!
Okanishi, M & Fujita, T (2018) “A comprehensive taxonomic list of brittle stars (Echinodermata: Ophiuroidea) from submarine caves of the Ryukyu Islands, southwestern Japan, with a description of a rare species, Dougaloplus echinatus (Amphiuridae)”. Zootaxa. 4571(1): 73—98.
・2018/6/21: 論文が出版されました!
Okanishi, M & Fujita, T (2018) “A new species of Ophioconis (Echinodermata: Ophiuroidea) from a submarine cave at Shimoji Island, Miyako Island Group, southwestern Japan”. Proceedings of the Biological Society of Washington. 131: 163—174.
・2018/4/6: 論文が出版されました!
Okanishi, M & Fujita, T (2018) “Description of a New Subfamily, Astrocloninae (Ophiuroidea: Euryalida: Gorgonocephalidae), Based on Molecular Phylogeny and Morphological Observations”. Zoological Science. 35(2): 179—187.
・2018/4/5: 論文が出版されました!
Okanishi, M, et al. (2018) “A new cryptic species of Asteronyx Müller and Troschel, 1842 (Echinodermata: Ophiuroidea), based on molecular phylogeny and morphology, from off Pacific Coast of Japan”. Zoologischer Anzeiger. 274: 14—33.
・2018/3/9: 論文が出版されました!
Okanishi M, Fujita, T. (2018) “A taxonomic review of the genus Astrodendrum (Echinodermata, Ophiuroidea, Euryalida, Gorgonocephalidae) with description of a new species from Japan”. Zootaxa. 4392(2): 289-310.
・2018/3/8: 論文が出版されました!
Baker, AN, Okanishi M, Pawson, DL. (2018) “Euryalid brittle stars from the International Indian Ocean Expedition 1963–64
(Echinodermata: Ophiuroidea: Euryalida)”. Zootaxa. 4392(1): 1-27.
・2018/1/31: 論文が出版されました!
Okanishi M, Fujita, Y. (2018) “First finding of anchialine and submarine cave dwelling brittle stars from the Pacific Ocean, with descriptions of new species of Ophiolepis and Ophiozonella (Echinodermata: Ophiuroidea: Amphilepidida)”. Zootaxa. 4377: 1-20.
・2017/12/23: リバネス 「サイエンスキャッスル関西大会」にて講演を行ってきました!
・2017/11/20-22: 第14回JAMBIO 沿岸生物合同調査@千葉県館山に参加してきました!
・2017/11/4: 平成29年度自然史学会連合公開講座「海の今昔を深~~く探る.」にて講演を行ってきました!
・2017/9/21: 日本動物学会 第88回富山大会@富山県民会館にて口頭発表を行ってきました!
・2017/6/4: 日本動物分類学会 第53回大会@海洋研究開発機構にて口頭発表を行ってきました!
・2017/3/28: 論文が出版されました!
Okanishi M, Fujita T, Maekawa Y, and Sasaki, T. (2017) “Non-destructive morphological observations of the fleshy brittle star, Asteronyx loveni using micro-computed tomography (Echinodermata, Ophiuroidea, Euryalida)”. Zookeys. 663: 1-19.
・2017/2/7: 論文が出版されました!
Okanishi M.(2017)
“A taxonomic review of the genus Astrohelix Döderlein, 1930 including the
synonymy of the subgenus Asteroporpa (Astromoana) Baker, 1980 to Astrohelix”
Zootaxa. 4227 (4): 543-553.
・2016/12/5: 論文が出版されました!
Okanishi M., Sentoku, A, Fujimoto, S, Jimi, N, Nakayama, R, Yamana, Y, Yamauchi, H, Tanaka, H, Kato, T, Kashio, S, Uyeno, D, Yamamoto, K, Miyazaki, K and Asakura, A. (2016)
“Marine benthic community in Shirahama, southwestern Kii Peninsula, central Japan”
Publications of the Seto Marine Biological Laboratory. 44: 7-52.
・2016/12/1: 論文(著書)が出版されました!
Okanishi M. (2016)
“Ophiuroidea (Echinodermata): Systematics and Japanese Fauna”
In: Masaharu Motokawa and Hiroshi Kajihara (eds.) Species Diversity of Animals in Japan.
Springer Japan, Tokyo, Japan, pp. 657—678.
・2016/11/18: 日本動物分類学会 第87回沖縄大会と,第22回国際動物学会議の合同大会にてシンポジウムを企画し,講演・ポスター発表を行ってきました!
・2016/6/12: 日本動物分類学会 第52回大会@札幌にて口頭発表を行ってきました!
・2016/5/18: 読売新聞に記事が掲載されました!
・2016/1/29: マイナビニュースに記事が掲載されました!
・2015/12/5: 第12回棘皮動物研究集会が開催されました!
・2015/12/1: マイナビニュースに記事が掲載されました!
・2015/10/30-11/6: タイ・プーケットで調査を行ってきました!
・2015/10/1茨城大学理学部生物科学コースに所属が移りました!
・2015/9/17-19:日本動物学会 第86回 新潟大会にて招待講演と口頭発表を行ってきました!
・2015/6/13-15: 日本動物分類学会 第51回大会@広島にて口頭発表を行ってきました!
・2015/6/6: 化石研究会 第33回総会・学術大会のミニシンポジウム「深海環境と生物」にて招待講演を行ってきました!
・2014/12/7: サイエンスカフェを開催してきました!
・2014/12/6: 第11回棘皮動物研究集会に参加してきました!
・2014/11/20-25: 沖縄で調査を行ってきました!
・2014/11/02-08: タイ・プーケットで調査を行ってきました!
・2014/10/11: Smips, 研究現場の知財分科会にて招待講演を行ってきました!
・2014/9/21: 論文が出版されました!
Okanishi M., Moritaki T. and Fujita T. (2014)
“Redescription of an euryalid bittle star, Astroceras coniunctum (Echinodermata: Ophiuroidea: Euryalidae).”
Bulletin of the National Museum of Nature and Science Series A (Zoology). 40 (3): 133-139.
・2014/9/11-13: 日本動物学会 第85回 仙台大会にて口頭発表を行ってきました!
・2014/8/31: 鳥取県立博物館特別展示「胸キュン☆サンゴ展~わたしを深海(うみ)につれてって~」の特別シンポジウムにて招待講演を行ってきました!
・2014/7/20-23: 2014 European Echinoderms Colloqium(欧州棘皮動物研究会議)にて口頭発表を行ってきました!
・2014/6/28: 日本古生物学会2014年年会・総会にて口頭発表を行ってきました!
・2014/6/13: 日本動物分類学会第50回記念講演会を企画いたしました.たくさんの方にお越しいただきました.ありがとうございました!
・2014/5/29: 研究費獲得のためのクラウドファンディング”academist”でのチャレンジが終了しました!最終獲得金額は,目標金額40万円を達大きく上回る63.45万円でした!
皆さん、本当に応援ありがとうございました。
・2014/4/22-25: WESTPAC 9th International Scientific Symposiumで口頭発表を行ってきました!
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岡西政典 OKANISHI Masanori
広島修道大学 人間環境学部
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