8月24日~27日にかけて,滋賀県立大学の実習が行われました.
この実習では海洋環境測定や寄生虫観察など,
他の実習ではなかなかお目にかかれないコンテンツを含んでおります.
集合当日の様子.
生物系の実習ではあまり使われない海洋観測室の説明中.
海中の溶存酸素濃度を測定します.
翌日早速野外で採水です.
この二スキン採水器を使います.
採水器から,気泡が入らないように酸素瓶に水を移します.
水中の酸素はすぐに気泡となって瓶の中に出てきてしまうので,
硫酸マンガン溶液とアルカリ性ヨウ化カリウム-アジ化ナトリウム溶液を加えることでマンガンと酸素が反応し,
沈殿します.これを「酸素の固定」と呼ぶそうです.
瓶を振ってやると,褐色の沈澱が出て来ました.
固定成功です
一応,測定器で酸素濃度も図っておきます.
その他,測定キットでpHなども測定しておきます.
色見表と比較して,濃度が測れます.
便利な世の中ですねえ.
それにしてもこの日は嵐でした
うっかりしているとバケツが飛ぶほどの強風の中での作業でした.
(バケツはこの後しっかり回収されました)