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Monthly Archives: 4月 2014

海産無脊椎動物多様性実習⑦

海ばかりではありません。汽水域の生物も見ちゃいます!

河口付近の川にきてみました。

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朝倉所長の解説中。

終わるやいなや…?

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ワラ…。

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ワラワラ…。

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ワラワラワラワラ!

あっという間に生物を探し求めて学生が拡散していきます!

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御覧くださいこの幸せそうな表情。

恍惚とはこのことでしょう。

彼らにとっては、生物との触れ合いの時間が、

なにものにも代えがたいプライムタイムなのです。

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お次は干潟。

ここでもあふれる情熱を抑えることができない!

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ワラワラワラ!

干潟の生物が絶滅してしまわないかが心配です。

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こちらは、汎用干潟兵器「ヤビーポンプ」に挑戦中!

これは巣穴に隠れている生物を取るためのウェポンで、

物理的に金属の筒の中を陰圧にすることで、

水や泥ごと孔内の生物を吸い取ってしまいます!

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見学に来ていた千徳博士も実施中。

吸ってー。

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出す!

何回か繰り返せば、この泥と一緒にアナジャコ等がポロッと出てきます。

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 こうして泥だらけになりながら持ち帰ったサンプルを同定中。

苦労しただけに愛情が湧くというもの…ですよね?

続く


WESTPAC 9th International Scientific Symposiumに参加してきました!③

 ベトナム出張日記、まだまだ続きます!

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今回は一つのポスター部屋は設けず、

廊下にポスターを張り出していました。

ただし1フロアには収まりきらなかったらしく、2フロアに渡っていました。

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ポスターの裏側はこんな感じ。

完全にリゾートです。

しかし科学者たちは、そんなリゾートには目もくれず、

ポスターの前で議論に明け暮れるのです!

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前回、A-Coreプログラムのチェンマイセミナーでもご一緒した、

科博の魚類研究者の中江先生も発表されていました。

科博時代の私の兄貴分でございます。

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学会に参加すると、大抵バッグに講演要旨集などが入っているのですが、

国際学会ではその中にご当地のお土産が入っていることもしばしば。

今回はこんなものをもらいましたよ!

ベトナムコーヒーセットです!

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どうやら、金属製のフィルターを組み合わせた中に

上からお湯を注ぐことで、コーヒーが抽出できるそうです。

研究室でやってみます!

続く


WESTPAC 9th International Scientific Symposiumに参加してきました!②

WESTPACミーティングの参加日記の続きです!

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少しだけ時間をオーバーしてしまいましたが、無事口頭発表を終えました!

Masanori Okanishi, Suchana Chavanich, Voranop Viyakarn and Toshihiko Fuijta

 “Population structure of a brittle star Ophiothela danae (Echinodermata, Ophiuroidea) on gorgonacean corals from Gulf of Thailand”

ソフトコーラルと呼ばれる、硬い骨格を持たないサンゴに絡んでいるニシキクモヒトデ(Ophiothela danae)についての発表でした。

食性や被度についての質問がありましたが、正直なところほとんどなにも分かっていないクモヒトデです。

今後、発生や遺伝子配列を見ていく必要があると思っています。

そして、発表が終わったあとは打懇親会ですよ!

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懇親会は、近くのホテルで行われました。

ベトナムビールで乾杯!

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これは「バーバーバー」とよむベトナムのビールです。

「333」はベトナムでは幸運を表す数字列だそうです。

ラッキーセブンならぬラッキースリーですね。

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東南アジアといえば食!

エビですぞ!

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北京ダックですぞ!ベトナムシチューですぞ!

他にも魅惑の料理がずらりで、

お腹いっぱいになりました!

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さて、この懇親会では、WESTPAC Outstanding Scientist Awardの表彰式も行われました。

受賞者の名前が読み上げられていきます。おや、この方は…?

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なんと今回の共同発表者のSuchana Chavanich(タイ・チュラロンコーン大学)さんです!

珊瑚礁の生態系の研究をされており、研究業績だけでなくサンゴの保全やリクルート活動も評価されての授賞となりました。

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もう一度、Suchanaさんを交えて乾杯!

おめでとうございます!

こうしてベトナムの夜は更けていきましたとさ。

続く

 


海産無脊椎動物多様性実習⑥

もちろん今回の実習でも畠島に上陸しましたよ!

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人数が多いので、2班にわけて乗船しました。

一般は船着場ではなく、別の岸壁で待機中。

ちなみにパーフェクト凪でした。

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鏡のような水面を切り裂いてやってきたのは、我らがヤンチナです!

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毎度おなじみ、上陸後の畠島分室でのレクチャー。

ここで事前講義を受けているのとそうでないのとでは、畠島の楽しみ方が数倍違います!(当社比)

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いざ磯観察へ!

先に上陸した班が遠くに見えます。

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「うおりゃーーー!!」

岩の下には、自分では動くことの出来ないレア生物が隠れ住んでいることが多いのです。

でも、ひっくり返した岩はもとに戻しましょうね!

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持ち帰った生物の仕分け。

いくつかウニが採れていますが、何種類でしょう?

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こ、これはいけません!

弱ったニセクロナマコ(Holothuria leucospilota)が内蔵を…。

衝撃映像なのでモザイクをかけておきます。

是非とも直接見たいという猛者は、公開臨海実習に参加してみましょうね!

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ナマコの骨片の観察中。

ナマコは一見ブヨブヨしていて形質が少なく、分類が難しいのですが、

体表に埋め込まれている小さな骨片の形が種ごとに違っており、

この形の違いで種が分けられています。

今回は皮の一部をキッチンハイターに浸して、

骨片を取り出して観察しました。

ちなみに、ナマコもウニも同じ棘皮動物で非常に近縁なのですが、

このような骨片を観察すると、ウニもナマコもカルシウムの骨片で体が作られているのが理解できます。

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今回畠島からはこれだけの生物が得られました。

湾内の外洋と内湾の水が入り混じる場所に位置している畠島は、

「奇跡の島」と称されているそうです。

1968年に京都大学瀬戸臨海実験所に買い取られてから、

百年計画でその生物相のモニタリングが行われており、

現在でも所員によって五年に一度、全島調査が行われています。

こんな奇跡の島で実習ができるのは、日本広しといえでも瀬戸臨海実験所だけですよ!

みなさんこぞって公開臨海実習に申込みましょう!

続く


Yahooに進出!

先日ご紹介したクラウドファンディングの件ですが、

yahoo

Yahooニュースになってます(((( ;゚д゚)))

しかも他にも、様々なニュースサイトやブログで取り上げてもらっています!↓

○日本初のアカデミック・クラウドファンディング「academist(アカデミスト)」:

もうひとつのソーシャルを考える:ITmedia オルタナティブ・ブログ

http://blogs.itmedia.co.jp/shakaikouken0023/2014/04/academist-21b6.html 



○むしブロ:クマムシ博士のドライ日記
「研究活動支援型クラウドファンディングサイトがオープン」

http://horikawad.hatenadiary.com/entry/2014/04/22/063326



国内初の研究費獲得のためのクラウドファンディングということでやはり注目を集めているようです。

そしてなんと!!!






success

達成しました!!!∑(゚◇゚;) 




なんと開始から20日と経たずに達成してしまいました!

ご支援いただいた皆様、本当にありがとうございました。

これでキヌガサモヅルの種の分類を明らかにすることができます!

ちなみに、達成はしましたが、プロジェクト自体は6/5まで続きますので、引き続きご支援は可能です。

こんなに早く達成すると思っていなかったので、まだ用意できていないのですが、

達成額を超えた分の使い道はまた別途プロジェクトページに掲載する予定です。

引き続きご支援よろしくお願いいたします!

この度、ご支援をいただいた皆様と、

このような機会を与えてくださった(株)エデュケーショナルデザインの皆様に、

心よりお礼を申し上げます。

ありがとうございました!


WESTPAC 9th International Scientific Symposiumに参加してきました!①

WESTPAC 9th International Scientific Symposiumに参加してきました!

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なんとニャチャンのシェラトンホテルで開催です!

☆☆☆☆☆ですよ!!

(私は、その隣のリーズナブルなホテルに宿泊しました)

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この会議の母体は政府間海洋学委員会(Intergovernmental Oceanographic Commission: IOC)という組織で、その西太平洋区の委員会によって開催されている会議です。

つまり、西太平洋区の海洋学研究に関する大規模な国際会議です。

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初日の参加登録時の受付付近の様子。

人が多すぎて進めません!

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開会式の様子。

壇上にいらっしゃるのは、UNESCOの副理事ですって…。

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開会式が終わって移動中。

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会場の目の前が海岸です!

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赤い椅子に座っていく参加者達。

賢明なみなさんはお気づきかもしれませんが、記念撮影の様子です!

これで参加者の約1/3くらいです。


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撮影が終わったら、みんなすぐにホテルに避難!

この時期のベトナムは30度を越えています!

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これが私の発表予定会場。

果たして無事に発表できるのか!? 

続く。

 


海産無脊椎動物多様性実習⑤

メイオベントス観察開始!!(`・ω・´)

今回は、泡立て法を試してみました!

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~泡立て法の手順~

まず基質と真水を混ぜてよく振ります!

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それをバケツに注ぎまして。

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さらに真水を注ぎます!

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ゆっくりと、しかしなるべく泡が立つように移植ゴテでかき混ぜます。

こうすると、空気(疎水性)と親和性の高い外皮を持つ生き物が、

空気にトラップされて泡と共に水面に浮かんできます!

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そして、水面をコピー用紙などのツルツルの紙でそっと撫でてやります。

すると、今度はこの紙にメイオベントスがトラップされるというわけです!

あとはこの紙を水で洗いながら表面のメイオベントスを洗い、

目の細かい網で濾してやれば、

網の中に獲物が残るということですよ!

誰がこの方法を思いついたのでしょうか。

しかし画期的です。

実際にこの方法によって、動吻動物(Kinorhyncha)などはかなり効率的に採集されるということです。

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お次はフジツボ。これは単純に真水でシェイクするだけ!

シェケナベイベ!

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こうして得たサンプルたちです!

それぞれの基質には、特有の生物が観察できます。

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この日は夜遅くまで観察は続いたようです。

頑張れソルジャー達!

続く 


海産無脊椎動物多様性実習④

前回基質を採集したメイオベントスについてはさておきまして。

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プランクトン観察がスタートです!

船上で採ってきたプランクトンが、この赤い蓋のボトルに入っています。

どんなプランクトンが採れてますかな?

  

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久保田先生によるプランクトン解説。

「あんまし採れてないなあ」といいつつも、次々にプランクトンを解説していきます。

実習に関わり出して二年経ちますが、いまでもぱっと見てわからないプランクトンはたくさんいます。

先生のようにはなかなかなれません。精進ですね!

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プランクトンといえば河村博士です!

飼育中のクラゲ(タコクラゲ[Mastigias papua]だったかな?)のポリプの解説中!

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漁網に混獲されるベントスを採集しに、隣町の境港にも行きましたよ!

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大和先生のヤギの解説中。

「メェ~っとなくヤギではないですよ!」とは深海生物定番のギャグ。

ソフトコーラルと呼ばれる、硬い骨格を持たないサンゴの仲間のうち、

木の枝みたいな形になるヤツをヤギと呼ぶのです。

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漁網にかかったままの獲物に手を出す強者も!

そこまでくれば立派な海産無脊椎戦士です!

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香ばしく香る魚カゴの中にも、探せばお宝があるものです。

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ほら!なんとテヅルモヅルが採れました!

自慢げに(?)解説中です笑

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収穫物。手前でブリッジ気味なのはアオヒトデです。

カラーバリエーションが多く、青くないものも時々見られます。

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並べてみると結構な生き物が採れているものです。

ですが、いずれもそれなりに深い場所の生き物だけあって、

いつもの磯で採れるものとはだいぶ様子が違います。

深海では、捕食に対する戦略の一つとして、

体の大型化があるそうです。

言われてみれば、ヤドカリにしろ、巻貝にしろ、大型ものが多い気がします。

もちろん、採集漁具の関係もあるのでしょうが、

きちんと調べてみたらそれなりの傾向がでるのではないでしょうか。

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収穫物を再び実習室で解説中(笑)

いえ、好きな生き物は、何度解説しても楽しいものです!

続く