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命名規約輪読会が開催されます

動物の名前の付け方で迷っている…。


ひょっとしてこれってシノニム(同種異名)?でも確証がない…。


そんなあなたに朗報です。


動物命名規約の勉強会が開催されます!


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※前回の輪読会の様子(撮影:伊勢戸徹[JAMSTEC]

この会は、「若手分類学者の集い」が主催している会です。

「若手分類学者の会」は、分類学に関係する論文を記述する(または理解する)上で欠かせない

「命名規約」の解釈や、その具体的応用(または適 用)

についての勉強会を続けている研究会です。

毎年、日本動物分類学会の後に開催されており、今年はつくばで六月に開催されます。

いくつかのMLで回っているかもしれませんが、

詳細は以下の通りです。

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第6回『若手分類学者の集い』のご案内
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ウェブサイトはこちら
http://wakate-taxonomists.jimdo.com/

<開催趣旨> 

これまで5回にわたり日本動物分類学会大会にあわせて開催された勉強会『若手分類学者の集い』では、

全国の若手分類学者が集まって国際動物命名規約の学習を行いました。

さまざまな分野の研究者による自由闊達な議論によって

規約への理解を深めることができたと感じています。

今年も日本動物分類学会大会の日程に合わせて勉強会の開催を企画しましたので参加者を募集いたします。 

勉強会の内容はこれまでと同様、『国際動物命名規約第4版』を輪読形式で読み進め、

疑問がある場合にはそのつど全員で徹底的に議論を行い、解決する、というものです。 

また、勉強会は、予算的な負担が最小限で済むように

日本動物分類学会の終了後に会場である国立科学博物館筑波研究施設の近くで行います。

もちろん、日本動物分類学会大会に出られない方の参加も大歓迎いたします。 

なお、「若手分類学者の集い」という名前ではありますが、

これは特に若手の参加が重要だと考えているからで、

若手しか参加できないという意味ではありません。

また、専攻が分類学でなくてもまったく問題ありません。

気持ちが若手!で、分類学に興味をお持ちの全ての方の参加を歓迎いたします。

<内容>

国際動物命名規約の勉強会
※基本的に輪読形式です。『国際動物命名規約第4版日本語版』をお持ちください。

第5回より2巡目の輪読を開始しています。

第5回までに条11.10(14ページ)までの学習が済みました。

第6回はこの続きの条12から輪読を行いたいと考えています。

なお、勉強会の最後に次回の開催や内容について話し合う予定です。

『国際動物命名規約 第4版日本語版』をお持ちでない方は

日本分類学会連合のウェブサイト(下記)をご参照ください。

PDF版のダウンロードができます(無料)。

2,800円(送料込み)で印刷体の購入もできます。

一般の書店では取り扱われていません。
http://www.ujssb.org/iczn/index.html
※2012年9月4日に国際物命名規約が改正され,同日に発効しました。こちらも適宜参照します。

改正文の和訳を含む解説記事が「タクサ」第34号に掲載されています。

PDFが日本動物分類学会のウェブサイト(下記)からダウンロードできます。
http://jssz.sakura.ne.jp/

<勉強会会場および宿泊先>

筑波研修センター
http://www.meikei.or.jp/~center/

国立科学博物館筑波分館からは徒歩約15分
つくば駅からは、バスセンター6番乗り場より「筑波大学循環」(右回り・左回りどちらでも)

「筑波大学中央」行きで「筑波メディカルセンター前」下車、

徒歩約10分(休日は本数は少ないので注意してください)、またはタクシーで約5分

<日時>

2014年6月15日(日)18:00 ~ 16日(月)17:00
※1日目の開始時刻は日本動物分類学会大会のプログラムに合わせて調整する可能性があります。
※2日目の17時以降に、希望者で打ち上げを行う予定です。

<費用>

・会場使用料:23,300円を、参加人数で割ります
・宿泊費:1人当たり3,700円~4,000円の予定です
・食費:1人当たり2,100円(1日目の夕食・2日目の朝食・昼食の合計)の予定です。

※研修センター内の食堂を利用します。

<参加申し込み方法>

参加ご希望の方は、5月19日(月)までに瀬尾絵理子(mail: seoe@aori.u-tokyo.ac.jp)

まで下記の点をご連絡ください。
なお、会場の収容人数の問題があるため、先着順で定員に達した場合には、

募集を締め切らせていただきます。あしからずご了承ください。

1.氏名・フリガナ
2.性別
3.所属(学生の方は学年もお知らせください)
4.E-mailアドレス
5.研究対象(例:河川性アマオブネ科腹足類の系統と分類)
6.動物分類学会大会への参加の有無
7.部分参加や会場に宿泊されない方はその旨をお書きください

(勉強会は合宿形式で夜遅くまで続きますので、できる限り会場にご宿泊されることをお勧めします)。
8.食べ物等のアレルギーがある方は、その旨をお書き下さい

ご不明な点がありましたら下記の4名の世話人のうち、誰にでもどうぞお気軽にお問い合わせください。

<世話人>(五十音順)
生野 賢司(早稲田大学大学院 創造理工学研究科 修士2年)
E-mail:id-kenji-ikuno@asagi.waseda.jp
伊勢戸 徹(海洋研究開発機構 地球情報基盤センター)
E-mail:iseto@jamstec.go.jp
神保 宇嗣(国立科学博物館 動物研究部)
E-mail:ujinbo@kahaku.go.jp
瀬尾 絵理子(東京大学 大気海洋研究所 新領域創成科学研究科 自然環境学専攻 博士後期課程)
E-mail:seoe@aori.u-tokyo.ac.jp
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以上です。命名でお悩みの方、是非ともご参加ください。

ちなみに、少しでも命名規約を読み進めてみた方はお分かりかと思いますが、

命名規約は法律文であるため、

解釈の方法が一通りでない場合もあり、

一人で読むのはとても困難です。

これまでの輪読会に参加した経験から、

命名規約を複数人で読み進めるのは、

時間はかかりますが非常に効率的であると私は考えています。

おそらく、命名規約の存在は知っていたけど、

読む機会がなかった、という方もおられるでしょう。

この機会に触れてみてはいかがでしょうか?