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岡西政典 OKANISHI Masanori (助教)

 

 研究テーマ:クモヒトデ綱の系統分類学的研究

クモヒトデ綱は現生で約2060種が知られる,棘皮動物門の中では最も種の多様性が高い動物群です.細長い腕を器用に折り曲げることで岩に隠れたり,サンゴなどの他の動物に絡みつくことができるため,海洋の様々な環境に適応しています.

学位論文では,中でもツルクモヒトデ目に注目して研究を進めました.本目は岩やヤギなどの他の動物などに絡み付いて生活しているために極めて移動性が低いと言われています.しかし実際には海山などの水流の早い地形に,世界的に分布しており,どのようにして分布を広げてきたのかは明らかにはされておりません.従ってその系統進化を探ることで、深海における底生生物の種分化や,地史的なイベントを探る上での手がかりが得られるのではと期待できます.これまで形態観察と分子系統解析的手法を用いることでその系統分類や進化の一端を明らかにしてきました.

最近では研究対象をクモヒトデ綱全体に広げ,クモヒトデの集団構造解析(生態学),クモヒトデの生息姿勢観察(行動学),クモヒトデの新規形態観察法の探求や,骨格微細構造の解析(形態学),並びにそれらの研究結果の化石への適応(古生物学)にも取り組んでいます.

最終的にはこれらの研究を統合して,全球的に生息するクモヒトデの多様化の進化の解明と,クモヒトデを用いた生物の極限環境への適応進化の解明に寄与したいと考えています.

学位取得後(2012年)は、京都大学瀬戸臨海実験所での大学の臨海実習の指導や,茨城大学理学部での教育にあたってきました。

詳しくはRESEARCHEDUCATIONを御覧ください。

 

 略歴
 2003.4 – 2007.3 北海道大学 理学部 生物科学科 指導教官: 馬渡峻輔
 2007.4 – 2009.3 東京大学大学院 理学系研究科 生物科学専攻 修士課程 指導教官: 藤田敏彦
国立科学博物館(連携大学院)
 2009.4 – 2012.3 東京大学大学院 理学系研究科 生物科学専攻 博士課程 指導教官: 藤田敏彦
国立科学博物館(連携大学院)
学振特別研究員DC2 (2010.4-2012.3)
 2012.4 – 2015.9 京都大学フィールド科学教育研究センター 瀬戸臨海実験所
受入教員: 朝倉彰

教育拠点研究員(特別教育研究)  
 2015.10 –  茨城大学 理学部 生物科学コース

助教  

 

所属・連絡先
 ■ 茨城大学 理学部 生物科学コース

 

〒310-8512 茨城県水戸市文京2-1-1
Tel: 029-228-8334(代表)
Fax: 029-228-8403
mail: mokanishi(あっと)tezuru-mozuru.com

 

Faculty of Science, Biological Sciences Course
Ibaraki University
2-1-1 Bunkyo, Mito, Ibaraki, 310-8512 Japan
Tel: +81-(0)-29-228-8381
Fax: +81-(0)-29-228-8403
mail: mokanishi@tezuru-mozuru.com