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Monthly Archives: 10月 2015

2015年10月30日~11月6日 タイサンプリング

タイにサンプリングに来ています.

去年もお世話になったチームと,今年もラチャ島に行きます.
 

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日本チームとタイチームの荷物.

運ぶのも一苦労です.
 

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今年も,この観光ボートで乗り合いか...と思いきや.
 

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貸し切りのボートで渡島できました

(でも小さい分,こっちの方が揺れました)
 

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ということで,滞りなくラチャ島に到着.
 

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懐かしい看板です.
 

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ひとまず無事調査地に着けたということで,まずはビアーで乾杯でしょう
 

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そして駆けつけのタイカレー.

これがまあ辛旨いこと...

タイ調査の始まりを実感しました.


顕微鏡

 

 

 

が部屋に来ました
 

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OLYMPUS SZH君です.

ある実験室にあったものを,トランペット少年のごとくじーっと見ていたら,

「持って行きますか?」と管理者の先生が...
 

いいんですかーー!
 

たまたま誰も使っていないということで,

引き取らせてもらいました.

装備が着実にブラッシュアップされていきます


 

同じ階の遠藤先生に本をもらいました.
 

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日本海洋産プランクトン検索図鑑

図書館で廃棄されようとしているところを救出したらしいのですが,

いかんせん先生のご専門は植物なので,どうしようかと思っていたところ,

私に目が留まったそうです.
 

瀬戸臨海の実習室にも置いてあるこの本.

プランクトン検索の最終兵器ともいうべき代物ですが,

結構なお値段だったりするんですよ.
 

これでプランクトンの同定もできる

...かな?



遠藤先生,本当に本当にありがとうございました!



ちなみに,実は隣のキャンベル生物学も,

生物科学科で余ったものをお借りしております.

大学のメインキャンパスだと,こういう思わぬ僥倖に巡り合えますね


リ・リパック

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生協で売っている何の変哲もないお弁当のパック.



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角の所を少し削ってみると...おお??



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おおお!!!???



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内側が剥ける構造になっていました



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そして,この外側の部分は,校内の回収ボックスで集められ,リサイクルする仕組みとなっています.

茨城大学すげーーー!と思ったら,企業製品なのですね.

それにしても面白い.これならリサイクルに協力しよういう気になります


水戸芸術館

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というところに行ってきました.

こちらはそのシンボルタワーです.



これが駅近くにあるから驚きですねえ.



今月末から,ここでルドルフとイッパイアッテナの演劇をやるそうです.

https://arttowermito.or.jp/theatre/theatre02.html?id=697



子供のころに教育番組で見たのを思い出します.



今月末からタイに出張です


うみうし通信

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最近,うみうし通信の(ほぼ)全刊を手に入れました.

何かの折にチラ読みしているのですが,

これ,油断すると読みふけってしまいますね.

とても面白いです.



私のお気に入りは「フランツ・ドフラインの『東亜紀行』」の訳です.

ドイツの動物学者のドフラインが,100年以上昔の明治時代に来日し,

仙台や三崎に滞在して海洋生物の研究をされた様子が時に叙情的に記されています.



動物の記録だけでなく,当時の日本の社会や日本人とのやり取りが興味を引きます.



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まだ半分くらい未読部が残っています.

海洋生物研究者におススメです.

この秋のプチ読書にいかがでしょうか.


日本動物学会へ行ってきました!⑦

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全てが終わった後,動物学ひろばお疲れ様の打ち上げを開催しました.

楽しくも何気にハードな三日間.本当にお疲れ様でした.



ノドグロ,ハタハタなど,たくさんの美味しいものを頂いたのですが,

新潟と言えば...



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米!(美味しそうに撮れてなくてごめんなさい)

やはりこれですよね.あえて白米を注文し,

お魚などと合わせたのですが,その美味しいこと...



まさしく〆にふさわしいお食事となりました.



ありがとう新潟!


日本動物学会へ行ってきました!⑥

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動物学ひろばは盛況でした.

なんと,シンポジウムの演者を務めてくださった,

鳥取県立博物館の徳田さんがお手伝いしてくださいました.



さすが学芸員,子供の扱いが超上手です

実に見習いたいものです.



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さて,そんなこんなで無事に動物学ひろばも終了しました.

と同時に,今年の動物学会も閉幕です.

毎回色々な刺激がもらえる動物学会.

今年も英気を養いました.

2015年度も後半に入りますが,心機一転頑張ります



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こちらは学会場近くの展望台からの眺め.

やっつけな写真になってしまいましたが,

この三日間ですっかり新潟の街を楽しんでしまいました.


日本動物学会へ行ってきました!➄

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動物学会最終日は,動物学ひろばが開催されます.



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ですので,その前日は準備です



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ご覧くださいこの厳選された写真達を.

白浜のガイドブックを作るために撮りためたのです.

ほとんどは瀬戸拠点PDの河村さんの作品です.生物に対する愛があふれています.



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立派なブースが完成しました

今回も,ポスターなど全てのデザインは千徳博士が手掛けています.

本当に魅せるデザインづくりが上手ですね.
 

さて,お客さんは来てくれるのでしょうか??


茨城大学に移りました

 実は10/1をもって,茨城大学の助教に着任いたしました.

来年度いっぱいまでという任期付きですが,

与えられた期間で成果が出せるよう,精一杯頑張ります.



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オフィスに運び込まれた荷物達.

荷ほどきとセットアップが大変でしたが,

今は仕事ができる環境が出来上がってきたところです.



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 こちらは白浜の景色(実験所ではないのですが).

3年半,本当にお世話になりました.

白浜で得た経験を,今後は茨城大学での教育と研究に活かしていきます.


日本動物学会へ行ってきました!④

日本動物学会二日目は,午前中にシンポジウムがありました.



瀬戸メンバーも何度か参加している,JAMBIO主催のシンポジウムもありました.



海産無脊椎動物―生命情報の宝の山 III―JAMBIO 沿岸生物合同調査 特集

オーガナイザー:
中野 裕昭(筑波大学・生命環境系・下田臨海実験センター)
谷口 俊介(筑波大学・生命環境系・下田臨海実験センター)
幸塚 久典(東京大学・大学院理学系研究科附属臨海実験所)

「海産無脊椎動物を用いた研究は、分類、発生、細胞、進化、形態、生理等の幅広い分野で古くから行
われており、それらの研究で得られた情報の中には生物学の礎となっている事例も多い。現在でも、長
い時間をかけて着実な成果を積み上げ、新規かつ重要なアイデアを生み出している研究が多く存在す
る。「海産無脊椎動物―生命情報の宝の山―」はそれらの内容を内外へ発信し議論を深め、研究分野の普
及と海産無脊椎動物を利用した今後の研究の展開を魅力あるものにすることを目的とし、過去 2 年、開
催されてきた。第 3 回目となる本シンポジウムは、JAMBIO 沿岸生物合同調査特集とし、これまでに調
査に参加した専門家の方々に、本調査で採取されたサンプルから得られた結果を交えながら、各々の動
物群の分類、生態、進化などに関して講演をして頂き、より幅広い分野における海産動物研究の進展と
未来を議論する。」


マリンバイオ共同推進機構と JAMBIO 沿岸生物合同調査
中野 裕昭
 

動物相研究における臨海実験所の重要性

幸塚 久典,関藤 守,大森 紹仁,中野 裕昭
 

多毛類の隠れた多様性を明かす―三崎・下田を端として―

自見 直人,藤原 義弘
 

JAMBIO 沿岸生物合同調査で得られた紐形動物

柁原 宏,我那覇 生将
 

相模産タナイス学の復興

角井 敬知
 

相模湾産等脚目甲殻類の分類学的研究と等脚類の多様な生態・形態

下村 通誉
 

相模湾動物相調査史の新たな 1 ページを開く JAMBIO 沿岸生物合同調査

並河 洋



写真はありませんが,会場はとても広く,

そうそうたるメンバーによる講演に,JAMBIOの盛り上がりを実感しました.

うーむ,瀬戸も頑張らねば



午後はいよいよ授賞式です.
 

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西川先生の動物学会賞の受賞です!おめでとうございます
 

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そして,今回は海洋生物研究の知り合いがたくさん受賞されていました
 

下田臨海の中野さんの動物学会奨励賞の受賞です!おめでとうございます!
 

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そして,東邦大学の田中さんの,Zoological Science Awardの受賞です!おめでとうございます!



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JAMSTECの宮本教生さんも,Zoological Science Awardを受賞されました!おめでとうございます!



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さらに,三崎臨海実験所の幸塚さんに動物学会から感謝状が贈られました!おめでとうございます!


 

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西川先生,



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中野さんによる,受賞記念講演です.

お二人の講演を拝聴し,身の引き締まる思いでした.

まだまだ頑張らねば



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そして,総会の最後にビンゴ大会があったのですが,

そこでなんと,水産無脊椎研究所の増田さんが,一位を獲得しました

すごい!



彼女は去年にも入賞していましたが,恐るべきクジ運ですね.


日本動物学会へ行ってきました!③

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大会二日目は動物学会の各種受賞式があります.

実は今回,東邦大学名誉教授の西川先生が,動物学会賞を受賞されました

実にめでたい.ということで,大会一日目の終わりに,祝賀会が催されました.



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愛弟子の,東邦大学で学位を取得された田中正敦さんより,

西川先生に贈り物贈呈です.



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中身は日本酒用のグラスです

祝賀会参加者一同より,愛のこもった贈り物です.



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その愛弟子の田中さんにも,実は贈り物が.

彼も今回の動物学会で,Zoological Science Award(論文賞)を受賞したのでした

中身は,彼の対象動物のプリントされたパーカーです
 

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さらに,教え子一同より,西川先生に贈り物が

代表の小川君(西川研究室出身)より,日本酒が手渡されます.
 

本当におめでとうございます.西川先生のご人徳あってのことですね.
 

こうして祝賀ムードの中,新潟の夜は更けていきましたとさ.


日本動物学会へ行ってきました!②

 

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学会一日目の〆は,分類学会のシンポジウムでした.



「日本動物分類学会シンポジウム
分類学と古生物学の融合:
現生種と化石種による海産無脊椎動物の系統分類学的研究
藤田敏彦・岡西政典」



実はこのシンポジウムの演者兼オーガナイザーを務めておりました.

主オーガナイザーの藤田先生より,初めに演者のご紹介.



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トップバッターは鳥取県立博物館学芸員の徳田悠希さんです.

単体サンゴという,群体にならないサンゴに主に焦点を当て,

環境復元や系統進化まで,幅広い研究を展開されています.



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次は広島大学学振PDの田中隼人さんです.

化石記録が残りやすい,貝形虫という微小な甲殻類を研究されています.

この生物に焦点をあてつつ,Paleobiologyについての話題も提供してもらいました.



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三番手は豊橋自然史博物館学芸員の芳賀拓真さんです.

ニオガイという,木材や石などに穿孔する二枚貝の系統進化を研究されています.

とにかく芳賀さんは貝に詳しい方で,

研究対象への愛を余すところなく伝えてくださいました.



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手前味噌ながら,トリは私でした.

恐らく今回の演者の中では最も古生物学的なバックグラウンドが少ないのですが,

現生生物を扱った分類学者の視点から,

古生物学に代表される他分野を意識した研究を展開する意義についての発表をしたつもりです.



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思いのほかたくさんの方々にご参加いただき,

活発に議論を交わしていただきました.

シンポジウムにご来場いただいた皆さん,

そして演者の皆さん,本当にありがとうございました