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2014年4月22日~25日”9th Westpac International Symposium”

WESTPAC 9th International Scientific Symposiumに参加してきました!⑦

 なんだかほとんど単なる旅行記と化しているベトナム日記ですが,

これで最終話とします。

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とある夕方,旨いビールが飲める店があるというので,

行ってみました。

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その名もルイジアナブリューハウス。

ここでは店内の醸造所で作ったビールを出してくれるそうです.

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店の中にプールが。

リゾート丸出しです。

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ピルスナー,ウィットビアー,ダークラガーなど,

南国で麦芽の効いたビールを飲むのもいいものです。

堪能させてもらいました.

基本的に私は味覚が「美味しい」か「すごく美味しい」

しかないの大雑把な舌の持ち主ですが,

ビールに関しては少しだけうるさかったります。

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そして最終日の打ち上げです。

またしても店内に池(?)のようなものがある場所です.

海外に行った時の方がいい店に行くことが多い気がするのは,研究者あるあるではないでしょうか.

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ベトナムの民族音楽に耳を癒されつつ...

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食!

東南アジアの料理はいずれも美味しいですが,ベトナム料理はまた格別でした.

何よりあまり辛くなく、かつヘルシーな味付けで,どんどんお腹に入っていきます。

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ハ○ション大魔王が出てきそうなツボ.

名前を聞くのを忘れましたが,中身はおそらく焼酎でしたが,

これがまた甘くて美味しいんです。

ついつい飲みすぎてしまいそうになる魔のお酒でした.

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ベストサイエンティストアワードの発表.

日本人では,今回知り合いになった,JAMSTECの中嶋亮太さんが授賞されていました!

おめでとうございます!

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最後に,お世話になった藤田先生(元指導教官)のお仕事っぷりを掲載しておしまいとします.

今回のIOC/WESTPACは,JSPSのACORE Programの国際セミナーも兼ねていました.

藤田先生はこのプログラムのベントス(底生生物)のグループリーダーを務めておられ,

その活動報告などをされていました.

私がこのように東南アジアに頻繁に行かせていただけるのも藤田先生や,

各国のACORE Programの先生方のおかげです.

ありがとうございました。


WESTPAC 9th International Scientific Symposiumに参加してきました!⑥

UMISAWA会が終わるのを待っていたかのように、

白浜は雨です。

この雨が止むころにはムシムシの季節がやってくるのでしょうねえ。

ベトナムの海洋研究所ツアーレポ第二弾です。

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前回は巨大な脊椎動物を紹介しましたが、お次は巨大な無脊椎シリーズ。

まずはソフトコーラルです。でっかい。

おそらく宝石サンゴかと思いますが、これはいったいいくらくらいの値がつくのでしょうか…。

などという思いが頭をかすめましたが、実際にはサンゴに絡んだクモヒトデがいないか、つぶさにチェックしてしまいました。

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巨大なシャコガイ。

水中で挟まれたら絶対に離してくれないでしょうねえ…。

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と、思っていたらクモヒトデの展示もありました!

どれどれ…ん?

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うお!なんだこいつ!!

一見、私の研究しているツルクモヒトデ目かと思いましたが、

腕に生えている腕針と呼ばれる骨片の配置が異なります。

うーーーーむ、普通のクモヒトデとの中間的なやつなのかな…?

口側を観察しないとわかりません。

世界にはまだまだ未知のクモヒトデがたくさんいるのですね。

いつか必ず手に入れたい逸品ですね。

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と思ったら今度はまごうことなきツルクモヒトデ目です。

ツルタコクモヒトデ Trichaster palmiferusですね。


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腕の先だけが分岐するタイプのやつです。

私の知る限りこういうのは世界でも4属くらいしか知られていないので、非常に珍しいです。

ということで、思いがけずたくさんの珍奇なる生物たちにめぐりあえて、

なかなかホクホクな研究所見学でした。

 

 


WESTPAC 9th International Scientific Symposiumに参加してきました!⑤

 

帰国日,夜行便まで時間があったので,

ベトナムの海洋研究所にいってみました.

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巨大なミノカサゴがお出迎え.

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研究所は博物展示館が一般に公開されていました.

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多種多様な八放サンゴ類です.

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 巻貝はどこへ行っても人気者.

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巨大なカイメン!海で遭遇したら興奮しちゃいますね。

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これは!ジンベエザメです。

しわっしわです。

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このような表情.

長年の展示で性格が曲がってしまったのでしょうか,シドヴィシャスみたいになってます.

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ノコギリエイのノコギリ.

スケールがありませんが,1メートルくらいはあったでしょうか.

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ウミユリ.

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オナガザメ.長い尾っぽを撮っていないというミス。

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どちらかというとこの瞳のほうが撮りがいがありましたね.

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シュモクザメ.みんなシワシワ。

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ナポレオンフィッシュでしょうか.

強力そうなアゴをもっています.

博物館にはまだまだたくさんの標本がりあました。

続く.


WESTPAC 9th International Scientific Symposiumに参加してきました!④

研究者をやっていると,

国内外を問わずかなり旅行の機会に恵まれると思います.

たまにはそんな旅の日記も.

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ベトナムへ向かう国際線の中にて.

基本お酒飲み放題なので,当地のビールが飲めるのが毎回楽しみです.

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機内食です.

これが「和食」です。

どうしてもパンは食べて欲しい模様.

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ニャチャンの空港へ到着する前.

何か光があると思っていたら....

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海面にたくさんの船が!

漁船でしょうか.日本では見られない数です.

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乗り換えの空港です.

バーガーキングの国際性が伺えます.

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当地のカップラーメン.

親切に(?)絵で示してくれています.

二袋の中身を最初に入れるようですが,

入っていたのは三袋でした.

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ホテルに備えつけの瞬間湯沸かし器.

コードが短すぎて地面にしかおけません。

まだまだいろんなカルチャーギャップなものがあるのですが,

今回はこの辺で.

これまで海外にもいろいろ行きましたが,

毎回新たな発見があります.

まだまだ知らないことだらけですね.

 


WESTPAC 9th International Scientific Symposiumに参加してきました!③

 ベトナム出張日記、まだまだ続きます。

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今回は一つのポスター部屋は設けず、

廊下にポスターを張り出していました。

ただし1フロアには収まりきらなかったらしく、2フロアに渡っていました。

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ポスターの裏側はこんな感じ。

完全にリゾートです。

しかし科学者たちは、そんなリゾートには目もくれず、

ポスターの前で議論に明け暮れるのです。

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前回、A-Coreプログラムのチェンマイセミナーでもご一緒した、

科博の魚類研究者の中江先生も発表されていました。

科博時代の私の兄貴分でございます。

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学会に参加すると、大抵バッグに講演要旨集などが入っているのですが、

国際学会ではその中にご当地のお土産が入っていることもしばしば。

今回はこんなものをもらいました。

ベトナムコーヒーセットです!

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どうやら、金属製のフィルターを組み合わせた中に

上からお湯を注ぐことで、コーヒーが抽出できるそうです。

研究室でやってみます。

続く


WESTPAC 9th International Scientific Symposiumに参加してきました!②

WESTPACミーティングの参加日記の続きです。

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少し時間をオーバーしてしまいましたが、無事口頭発表を終えました。

Masanori Okanishi, Suchana Chavanich, Voranop Viyakarn and Toshihiko Fuijta

 “Population structure of a brittle star Ophiothela danae (Echinodermata, Ophiuroidea) on gorgonacean corals from Gulf of Thailand”

ソフトコーラルと呼ばれる、硬い骨格を持たないサンゴに絡んでいるニシキクモヒトデ(Ophiothela danae)についての発表でした。

食性や被度についての質問がありましたが、正直なところほとんどなにも分かっていないクモヒトデです。

今後、発生や遺伝子配列を見ていく必要があると思っています。

そして、発表が終わったあとは打懇親会です。

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懇親会は、近くのホテルで行われました。

ベトナムビールで乾杯。

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これは「バーバーバー」とよむベトナムのビールです。

「333」はベトナムでは幸運を表す数字列だそうです。

ラッキーセブンならぬラッキースリーですね。

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東南アジアといえば食!

エビです。

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北京ダックです。ベトナムシチューです。

他にも魅惑の料理がずらりで、

お腹いっぱいになりました。

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さて、この懇親会では、WESTPAC Outstanding Scientist Awardの表彰式も行われました。

受賞者の名前が読み上げられていきます。おや、この方は…?

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なんと今回の共同発表者のSuchana Chavanich(タイ・チュラロンコーン大学)さんです!

珊瑚礁の生態系の研究をされており、研究業績だけでなくサンゴの保全やリクルート活動も評価されての授賞となりました。

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もう一度、Suchanaさんを交えて乾杯。

おめでとうございます!

こうしてベトナムの夜は更けていきましたとさ。

続く

 


WESTPAC 9th International Scientific Symposiumに参加してきました!①

WESTPAC 9th International Scientific Symposiumに参加してきました。

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なんとニャチャンのシェラトンホテルで開催です。

☆☆☆☆☆

(私は、その隣のリーズナブルなホテルに宿泊しました)

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この会議の母体は政府間海洋学委員会(Intergovernmental Oceanographic Commission: IOC)という組織で、その西太平洋区の委員会によって開催されている会議です。

つまり、西太平洋区の海洋学研究に関する大規模な国際会議です。

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初日の参加登録時の受付付近の様子。

人が多すぎて進めません。

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開会式の様子。

壇上にいらっしゃるのは、UNESCOの副理事です。

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開会式が終わって移動中。

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会場の目の前が海岸です。

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赤い椅子に座っていく参加者達。

賢明なみなさんはお気づきかもしれませんが、記念撮影の様子です。

これで参加者の約1/3くらいです。


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撮影が終わったら、みんなすぐにホテルに避難。

この時期のベトナムは30度を越えています!

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これが私の発表予定会場。 

 


街の灯

出張でベトナムへ行くため、

関西国際空港付近のホテルに来ています。

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街の灯じゃあー。

波の音が心地よい白浜も良いですが、

久々の都会はやっぱり心が躍ります。

もちろん遊びに行くわけではありません。

9th WESTPAC International Scientific symposiumに参加してくるのです。

発表演題だけで500近くになる大きな学会です。

あんまりよく知らずに申し込んでいたら、意外に大きな学会だったのは秘密です…。

頑張ってきます。