2015年8月17日~21日にかけて,関西学院大学の実習が行われました.
この実習では関学の先生方と,
例年瀬戸からは大和先生が講師を務められています.
また例年,関学OBの内田先生も特別に講師を務められています.
まずは到着早々磯に出ます.実習期間があまり長くないので,
なるべく早めに到着してもらいました.
生憎嵐が近づいており,潮があまりよくなかったのですが,
皆さん楽しそうにサンプルを採集しています.
実はこの後に解剖するカメノテとフジツボを採集中.
潮上帯に分布しているので,潮が高くても簡単に採集できます.
そんな中,浜に打ち上げられたニセクロナマコを発見.
どの段階でダメージを受けたのかはわかりませんが,
内臓を吐き出してしまっていました.
この後再生することを期待して海に返しました.
採集の後は水族館で解説です.
様々な動物の「かたち」を見てもらいます.
この水槽でもさもさしているのはオオカワリギンチャクです.
今回講師を務められている内田先生が記載された種です.
それぞれの生物の暮らし方も見どころの一つです.
「かたち」と「くらし」の間には切っても切れない関係があります.