Skip to content

Squamophis albozosteres

Squamophis albozosteres

 

 

モヅル紹介です.
 

IMGP0722

Family: Astrocharidae ヒメモヅル科

Genus: Squamophis 

Specific name: albozosteres  
 
 

オーストラリアのビクトリア博物館に所蔵されていたモヅルです.

あまりに特徴的な形だったため一目で新種とわかったのですが,

その後DNA解析や詳しい形態観察を行ううちに,これが新属新種である事が分かりました.
 

この種を記載する際に,Squamophis属も新しく立てたわけですが,

実は処女論文で記載したAsteroschema amamiensisも,その新属に所属する事が分かりました.
 

Squamophis albozosteresをタイプ種として,現在では3種が知られています.
 

①各触手穴に腕針を一本だけ持つ

②体の背面に,茶色く板状の皮下骨片と白く顆粒状の皮下骨片を両方持つ

③白い皮下骨片は,腕では輪状になる
 

といった特徴で他種と区別できます.

SquamophisはSquama は「鱗の」,Ophisは「蛇」という意の合成語で,

albozosteresはalbus「白の」,zoster「環を持つ」という意味の合成語です.
 

IMGP0723

口側はこのように白くてかわいいやつです.