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分類学について⑤

分類学についてです.
 

ちょっとものの整理について考えてみましょう.

例えばお菓子とジュースを買いにコンビニに行くとします.

まずはコンビニの中ほどにあるお菓子コーナーでポテチを物色.

店の壁際のショーケースに並ぶ飲料コーナーで,

ポテチに合うコーラを物色し,颯爽とレジへと向かうわけです.
 

実はこのような何気ない日常を過ごせるのは,

コンビニのものがコーナーごとに体系的に並べられているからにほかなりません.
 

では,体系的に並べられていないとどのようなことになるのか?

今度はスーパーを例にとってみましょう.
 

全体像の理解の難化1

スーパーでは果物,野菜,魚・肉がコーナーごとに並べられています.
 

例えばこれをアイウエオ順に並べてみるとどうなるでしょうか?
 

イチゴの隣にキャベツがあり,魚の横にジャガイモがあり...

これでは,果物を選ぶために,イチゴとミカンを比べたいと思ったときに,

店の端と端を行ったり来たりしなくてはならずとても不便です.
 

全体像の理解の難化2

ここにお菓子や飲料が入ってきたらもう大変です.
 

このように,たくさんのものを単純に名前で並べただけでは,

その全体像の把握は実は非常に難しくなってしまうのです.
 

中世ヨーロッパでも,次々に持ち込まれる動植物の全体像の把握が

段々と困難になっていきました.
 

そこで,この状況を打開すべく,リンネがある方法を考え出しました.
 

続く