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イベント - 2. page

皇居

先日,東京へ出張にいった際に皇居の近くを歩きました.

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東京に四年住んでいたのですが,

お恥ずかしながら初皇居です.

正確には外側から眺めただけだったのですが,

こんなに広いお堀だったとは
 

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東京の中には,時々驚く程緑あふれる場所があったりして驚くのですが,

ここはその中でも最たるものでした.
 

青空と湖,緑,そしてビル群のコンビネーションに思わずパシャリ.
 

などという,アーチスト気取りなことをしてみたのでした.
 

今年も残り二ヶ月になりましたが,

その間にタイ,沖縄,神奈川,東京と忙しく飛びまわることになりそうです.
 

全力で駆け抜けますよ

 


東北調査⑥

東北調査の続きです
 

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波が落ち着いてきたので,

センターから見えるひょうたん島で採集を行ってみる事にしました
 

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遠目にはポストのような灯台も,近くで見るとなかなか巨大です.
 

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ここでも凌君のカサガイがたくさん採れましたよ

しかしクモヒトデは採れず!残念!
 

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そして,一同はとある海岸に来てみました.
 

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この転石帯に何があるかというと... 
 

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一見何の変哲もない岩ですが,

よく見てみると... 
 

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石に埋もれて白い何かが見えます 
 

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 実はコレ,ウミユリの化石です
 

 ウミユリは有茎類と呼ばれるように長い茎部を持ちますが,

この写真に見えているのは,その茎の断片です.
 

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コチラは断片の断面ですね.

しっかり星形で,五放射であることが見て取れます.


 

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サンゴの化石もありました

ううむ,確かにこれはサンゴですね.

中生代の地層ということですが,実によく保存されています.
 

ということで,とてもためになる化石観察調査となりました
 

続く.


日本の機窓から

先日,機内から翼を見ていたところ...

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おや,翼に何か書かれています.
 

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“Do not step out on this area”
 

一体誰に宛てられたメッセージでしょうか?


ヒザラガイの歯舌

突然ですが
 
 

軟体動物の一部のグループは
 
 

歯舌という,読んで字の通り,人間でいうところの歯と舌の機能が合わさったような組織を持ちます.
 
 

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例えばカサガイを茹でると,軟体部だけがコロッととれます.

コチラは背中側です.
 

紐のように見えるのは,消化管でしょうか.

あンた,背中が煤けてるぜ.
 

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コチラは口側.
 

左上の頭部を切開すると線状のものが見えてきます.

これがカサガイの歯舌です.
 

同様に,ヒザラガイの仲間も,同じような線状の歯舌を持っています.
 

種によって違いますが,歯舌の表面はヤスリのようにザラザラしており,

これで岩などの表面を舐めるようにして,藻類などを食べているそうです.
 

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そしてこのように,歯舌を二つ並べてみました.
 

実はヒザラガイの歯舌には鉄分が多く含まれており,

磁石に反応するというので,その検証実験をしてみます
 

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磁石をそっと近づけると...
 
 

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!!!
 
 
 

くっつきました 
 

カサガイ(マツバガイ)の歯舌には全く反応しなかったため,

少なくともマツバガイのものよりは鉄分を多く含んでいるようです.
 

という,簡単な実験のお話でした.
 


日本動物学会@仙台⑤

 

動物学会二日目は,分類学会のシンポジウムからはじまりました.
 

「数ミリ以下の動物学」
 

その名のとおり,成熟しても体長数ミリにしかならない動物の研究を集めた集会です.

今年で第三回目を迎えており,毎回新進気鋭の研究者が非常に興味深いお話を聞かせてくれます.
 

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先日打ち合わせを生で聞いていたオーガナイザーお二人により,

シンポジウムは幕を開けました.
 

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UMISAWA2にも参加していただいた角井さんによる発表.
 

タナイスという甲殻類の生物学についてお話いただきました.

最近,とにかく面白い研究を目指さねば,と自分改革を目指している私にとって

参考になる発表でした.かくありたい.
 

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昼休み,宮崎先生,千徳博士,そして藤田研での後輩で,

現在は水産無脊椎動物研究所に勤めている増田さんと一緒に,東北大の食堂でお食事.
 

ご覧下さいこのヘルシーなラインナップ
 

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こちらはレシート.
 

赤,緑,黄,で栄養価を点数かするシステムを見ると,学部時代を思い出しますね.

(院時代は正確には大学所属ではありませんでした)
 

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他にもこんなのや...
 

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こんなのや...
 

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こんなレシートが
 

一番最初のが私ですが,他のは誰のでしょうか?

正解は,忘れました
 

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さて,午後には翌日の動物学ひろばの準備が待っていましたよ
 

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教室にいくつものパネルが立てられ,スペースが確保されていました.
 

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我々のスペースはこちら
 

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せっせせっせと準備を進めまして...
 

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ポスターデザインは千徳博士です.
 

うーむ相変わらず見やすいポスターですね.

これで完璧かと思いきや...
 

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一箇所だけ脱字が見つかりました

急いでマジックで修正を試みましたが...間違いに気づきますか?
 

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動物学ひろばでは,去年に引き続き標本当てクイズを開催しました.
 

参加者に提供される豪華景品の中には,実習でみなさんに配っているウミウシフィギュアもありますよ

たくさんお客さんが来てくれるといいですねえ.
 

続く.

 

 

 


日本動物学会@仙台④

 

日本動物学会レポートまだまだ続きます.
 

写真 2

勿論私も発表いたしました.
 

岡西政典・藤田敏彦

「日本産キヌガサモヅル(クモヒトデ綱,ツルクモヒトデ目)の分子系統解析」
 

まだまだ予察的な内容だったので上手く話せるかわからなかったのですが,

とりあえずは発表は終えられたというところでしょうか.
 

しかし最近になって,自分の研究の面白さを人に伝えることの難しさを考えさせられています.
 

それはすなわち,テヅルモヅルの理解の深さ,

自分らしさの表現,に言い換えられると思います.
 

これらは結局,自分で手を動かしてデータをとっていかなくてはなし得ません.

みなさんのおかげで資金は得られておりますので,

これから本格的に取り組んで行きたいところです.
 

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一日目は,分類学会のシンポジウムもありました.

博物館のこれからを考えていくシンポジウムです.
 

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オーガナイザーの一人,北大名誉教授の馬渡先生のスピーチです.

その手前におられるのは,国立科学博物館に努めておられた松浦先生です.
 

たくさんの先生方が,日本に国立の自然史博物館を作ろうと,

いろいろと手を動かしてくれています.
 

我々若手もそれに応えるべく,そろそろ分類学を楽しむだけでなく,

一般に還元していくことを考えていかなくてはなりません.
 

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シンポジウムの打ち上げの様子.
 

かなりの人数です。途中から人が少しずつ増え,

最後は入りきらなくなるのではと心配になるほどでした
 

お食事はどれも絶品でしたが,なかでもホヤは見方を代えさせてくれるほどの逸品でした.

東北のグルメに舌鼓を打ちました.
 

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勢いそのままに二次会に突入.
 

まだまだたくさんの方々が残っています.

しかし後から聞いたのですが,この他にも各地で二次会が開かれていたそうです.
 

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 手前のチェックの方が琵琶湖博物館の太田さんで,UMISAWA2にも来ていただいていました.

その奥が北大の柁原先生です.
 

おふたりは翌日の朝からのシンポジウムのオーガナイザーで,

綿密な打ち合わせをなされていました.
 

そんなこんなで,動物学会の一日目は過ぎて行きましたよ.

続く


日本動物学会@仙台③

日本動物学会レポート
 

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知り合いのセッションは一日目に集中していました.
 

分類・系統や生態・行動のセッションでは,

伝統的な系統順,つまり体の作りが単純(と考えられている)な動物の発表から

日程が組まれていました.
 

一日目に知り合いが多いのは,つまりそういうことです.
 

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ということでSMBLのOBの藤本くんの発表も一日目でした.
 

藤本心太・山崎博史・宮崎勝己

「日本産ハマクマムシ(フシクマムシ目ハマクマムシ科)の分類学的研究」
 

無敵のイメージが強いクマムシですが,実はそれは少数派で,

特に海産種はほとんど有敵で,

レンジでチンすると死んでしまうのですが,

形が非常に多様です.
 

今回はそのような魅惑的な形を持った海のクマムシの紹介でした.
 

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宮崎先生の発表
 

宮崎 勝己,冨山 毅,山田 勝雅,玉置 雅紀

「二枚貝寄生性種カイヤドリウミグモの分類学的位置について」
 

最近突然に東京湾で発生したというアサリ寄生性のカイヤドリウミグモの系統的な位置の,

分子系統学的な手法による確認です.
 

内容もさる事ながら,巧みな発表技術によって,

会場を笑いの渦に巻き込んでおられました.

うーむ,私もかくありたいものです.

努力せねばなりません.
 

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この日,仙台は土砂降りに見舞われました.
 

これは決して準噴水型のモニュメントではありません.

多雨によって階段に多量の水が浸水しているところです.
 

大変なことになってきました
 

 続く.


日本動物学会@仙台②

2011年9月11日~13日に開催された,

日本動物学会の仙台大会に参加してきました
 

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仙台は遠いので前乗りです.
 

9/10,実習が終わったその足で仙台へと飛びました.
 

久々にLCCのピーチに乗りましたよ!待合室から飛行機まで徒歩で移動.

東南アジアでの乗換を思い出します.
 

最近就航したとあって,機内は非常に綺麗でしたよ

(実習疲れでほとんど寝ていましたがw)
 

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仙台に着くと,前のりしていたUMISAWAな連中から早速お声がかかったので,

夜の街に繰り出しました.
 

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こ,これは(笑)

ものは試しと入店してみると...
 

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牛タンです 
 

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地酒飲み比べです

「大して美味しいものがない」なんて,とんでもないです

一日目から仙台の美味しいものに出迎えられて大変満足しました
 

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店内の様子.例によって,若干写真がぶれているくらいが飲み会の盛り上がりが伝わって良い,

というのが私の(自己防衛のための)持論です.
 

写真を撮り忘れていましたが,北大時代の同期にも会えて旧交を深めることができました.

みんなぞれぞれに地で,それぞれに,努力しているのですね.
 

こうして仙台一日目の夜は更けていきました.
 
 
 
 

続く.

 


鳥取県立博物館に行ってまいりました④

鳥取県立博物館でのシンポジウムが終わり...
 

新たな実習も始まり,SMBLは秋の気配.
 

しかし夏はまだ終わらない
 

鳥取オフショット集です
 

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サンゴ展に掲載さていた勉強になるパネル.

最深の刺胞動物門ない大系統と,その中での骨格を作る分類群(サンゴ)の位置.

こうしてみると,サンゴが刺胞動物内で多系統であることがよくわかります.
 

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つづいてこちらも勉強になったパネル.

グレートバリアリーフは日本語で「大堡礁」というんですね.

欲とよく考えると,海外にあるものに和名がつけられているのもすごいことです.
 

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待合室で見かけた,おそらくキノコ展の産物かと思われるキノコぬいぐるみ.

この後千徳博士の手によってどうなったかは,彼女のブログをご覧ください.
 

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シンポジウム後に連れて行ってもらった居酒屋「かたつむり」.

実に隠れ家な雰囲気漂う良い店でしたよ
 

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シンポジウムお疲れ様でした!乾杯

むむ,しかしこれでは雰囲気が伝わりませんな.
 

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改めていざ

そう、この躍動感があってこその乾杯です
 

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夜遅くまでサンゴについての楽しいお話を聞かせてもらいました.
 

この日は一か月以上に渡った特別展の最終日でもありました.

準備から本番までのほとんどの作業行程を手掛けられた徳田さん,本当にお疲れ様でした.
 

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鳥取の美味いもんをいただきましたよ
 

手前の茶色い練り物が鳥取名物あごちくわ,

その隣の小鉢の中身は,言わずと知れた鳥取の定番らっきょうです.
 

その他にも豆腐ちくわなど,たくさんの珍しくておいしい名産品を頂きました
 

いつも名店を紹介してくださる徳田さん,ありがとうございます
 

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最後に,シンポジウム後にお話をされる千徳博士と江崎先生の師弟ツーショット.
 

江崎先生には,今回もいろいろとご馳走になってしまいました.

いつか恩返しができるように,頑張ります!
 

さてさて,もうすぐ実習が終わりますが,

その後はすぐに動物学会に参加してくるために仙台に行ってまいります.
 

11日L会場 16:45

岡西政典(京大・瀬戸臨海),藤田敏彦(国立科博・動物)

「日本産キヌガサモヅル(クモヒトデ綱:ツルクモヒトデ目)の分子系統解析」

 
 

国立科学博物館の藤田先生と共著です.
 

13日には座長も務めさせていただきます.
 

頑張ります


鳥取県立博物館に行ってまいりました③

シンポジウム報告です


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美ら海水族館の高岡博子さんの発表
 

「ツノサンゴ 鳥取の海松~ツノサンゴについて~」
 

ツノサンゴは枝状の六放サンゴですが,

実はこれに絡んでいるクモヒトデ(てづるもづる)は,須らく珍しいのです.
 

ツノサンゴを見るたびに,毎回つぶさに観察をしいますが

フィールドで出会ったことはほとんどありません.
 

他のクモヒトデが付かない理由は不明ですが,

ひょっとしたら刺胞の強さが関係しているのかもしれません.
 

そんなツノサンゴに関する話題ですが,

まだまだ分類が進んでいないグループということが驚きでした.

特にぱっと見の外見ではほとんど区別がつかず,

詳しい種分類のために顕微鏡観察を要する苦労は

クモヒトデにも共通します(勿論他の分類群もそうでしょう).
 

そもそもツノサンゴの研究者は少ないとのことなので,

今後共ご指導をお願いいたします
 

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鳥取県立博物館の大嶋さんのお話.

鳥取のサンゴ細工に関わるお話でした.
 

このような古い文献記録には,

実は我々の研究している自然史に直結してくるところがあり詳細な検討が必要とされるのですが,

なかなかおろそかになりがちです.
 

例えばテヅルモヅルも江戸時代の文献では,

生きた個体を持っていると手が痺れるのでであり,

乾燥したものを粉末にすると喘息のになる,と書かれており,

その真偽は明らかにされておりません.

いつかは取り組んでみたいですね!
 

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そしてトリの千徳博士
 

サンゴの群体の形づくりが,個虫の隔壁殻の出芽の方向性の組み合わせによって説明できることを,

わかりやすく話してくださいました.
 

特に,これまでに専門にされてきた非造礁性サンゴに見られる個体出芽の規則性が,

実は造礁性サンゴにも応用できる話は,

これからの研究の大いなる発展を感じさせてやまないものでした.
 

会場からの質問にもありましたが,群体性の生物はその個々の個体にの形質だけ注目しがちなのですが,

それだけでは分類が立ち行かなくなっている分類群もみられるそうです.

群体の形成過程や,その規則性を形質とすることで,

系統分類学にも十分応用可能だなと,

興味深く聞かせてもらいました. 
 

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合間に,しっかり白浜水族館の宣伝.

SMBLメンバーの猛プッシュです
 

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ということで,クモヒトデ研究の

ためにもなる大変有意義なサンゴシンポジウムとなりました
 

最後にメンバーでパシャリ.
 

徳田さんから後日メールをいただきましたが,

またこのメンバーで何か企画をしたいくらい楽しい時間が過ごせました.
 

いずれ,また他のInvetebrateな面子を絡めつつ,

楽しい企画をしていきたいですね.
 

今回のシンポジウムをオーガナイズしてくださった徳田さん,

並びに会場設営などでお世話になった鳥取県博の皆様,

本当にありがとうございました


鳥取県立博物館に行ってまいりました③

シンポジウム開始時間が迫り,ちらほら人が集まり始めました.
 

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愛弟子の千徳博士を旧交を深める江崎先生.

講演会のトップバッターを務めるにも関わらずこの落ち着きぶりは流石です,

比べて私は直前までわたわた...

見習いたいです
 

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江崎先生のお話

化石サンゴと現生サンゴが物語るサンゴの来歴
 

我々が目にする,珊瑚礁を作るサンゴは,多くが六放サンゴと呼ばれるもので,ポリプの骨格の作りの基本である隔壁(かくへき)の作りが,6の倍数で増えていくのですが,これにに対して4の倍数で増えていく四放サンゴというものがいます.
 

このサンゴは古生代にしか栄えておらず,現生のサンゴの形を考える上で非常に重要な分類群だそうです.
 

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江崎先生の発表にはいろいろと感銘を受けました.
 

私を含めた系統分類屋の多くは,現在の生物にみられる現象の検討から過去を調べようとしています.しかし,過去には過去特有の現象があり,その検討なくしては過去の環境を知ることは不可能なわけです.
 

そして,過去の現象を調べる唯一にして絶対的な証拠は化石です.
 

今後,研究の方向性に化石の検討を加えたいと思っている私にとって大変勉強になりました.
 

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美ら海水族館の野中さんのお話

八放サンゴについて
 

実はもづるの多くは八放サンゴに絡んで生活しています.そんな八放サンゴの魅力的な形を,立体メガネを駆使して見せていただいたスライドは圧巻でした,
 

さらに,産後のポリプのうち,生殖用のポリプが機能分化しているお話は非常に興味深かったです.
 

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そして勿論私もお話させてもらいましたよ

「サンゴ×クモヒトデ」
 

いつもクモヒトデがお世話になっているサンゴに対しての熱い思いの丈をぶつけさせてもらいました.
 

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ご覧下さいこの八放サンゴに付着した夥しい数のクモヒトデを

決して八放サンゴをいじめているわけでない...と信じたいのですが,

真偽のほどは不明です.
 

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何気なく,新装開店した白浜水族館の宣伝もしてきました

質疑応答もあり,それなりに意味のある発表ができたのではないでしょうか.
 

サンゴのシンポジウムでしたが,多くの方に興味を持っていただけて,非常に有意義でしたよ


鳥取県立博物館に行ってまいりました

鳥取県立博物館のシンポジウムに参加してきました

本州を文字通り縦断し,半日かけて鳥取に到着.
 

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オーガナイザーの徳田さんや共演者の江崎先生と合流し...
 

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夕食をご一緒させてもらいました
 

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とてもおいしい鳥取の料理に舌鼓を打ちます

おや,この箸置きは...
 

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なんと八放サンゴのポリプです
 

あえて,いわゆる造礁性でないサンゴのポリプの柄が入った箸置きが置いてあるお店に入るあたり,

さすがと言わざるを得ません.
 

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そんな素敵な箸置きとお料理を撮影する江崎先生...

を撮影する千徳博士を撮影.

早口言葉みたいな状況になってしました.
 

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江崎先生と,そのお弟子二人のスリーショット.
 

右側の方が鳥取県立博物館学芸員の徳田さんで,

サンゴを用いて,現生・化石の両面からその進化の検証に取り組んでおられます.

とても博識で,特に海洋の地史イベントを考慮した進化に精通しておられ,

いつも刺激になるお話を伺っています.
 

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お店の前で集合写真.
 

一番左は,江崎先生の研究室の学生さんの大野さんです.

わざわざ大阪から,先輩や先生の活躍を見に,博物館に来ていたようです
 

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明日の成功を祈って,乾杯
 

こうして鳥取の夜は更けていきましたとさ.

 


グリーンホテルモーリス

出張で鳥取に来ています.
 

明日から鳥取県博で講演があるのですが,

宿泊先のホテルグリーンモーリス

もうすごいんですよ
 

大浴場完備(サウナ・ジェットバス付き)

浴場にはタオル,シャカシャカ・ブラシ・綿棒・ドライヤー・マッサージ機完備

本,新聞,漫画完備

洗濯機・乾燥機あり

勿論自販機有り

枕,空気清浄機,ズボンプレッサー完備

Wifiサービスあり

朝食付き
 

これで一泊約5000円です
 

すげー
 

他にもサービスがありすぎて把握しきれません
 

今までいろんなホテルに泊まりましたが

ここのサービスはピカイチですね.
 

英気を養って

明日は頑張ります


白浜水族館再開館!

昨年より耐震工事のため休館していた白浜水族館が,

ついにオープンしました。
 

リニューアルオープンを記念して,7/5, 6は無料開館です。
 

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7/5のオープンの様子.

天気にも恵まれました。
 

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朝から続々とお客さんが。
 

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入口の外には長蛇の列です。
 

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普段は開放していない職員用駐車場も開放していますが,それでもいっぱいです。

技術職員さん,事務員さん総出で対応しなければならないほどでした。
 

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こちらは入口すぐの大水槽.大変な賑わいでした.
 

耐震工事ではありますが,内装はほぼ一新されており,

とても綺麗になっています。
 

無料開館は,7/6の日曜日も行っております.
 

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最後に,7/4に放映された朝倉館長のインタビューを激写しました。
 

この夏は生まれ変わった白浜水族館に,是非とも足をお運びくださいね。


教育利用募集

瀬戸臨海実験所は平成23年度より教育関係共同利用拠点に認定されていて,

臨海実験所を有しない全国の大学に施設を開放し,

海洋生物の自然史科学に関わる人材を育成することで,

高等教育の充実に貢献することを目的としています。実習施設と臨海実習プログラムを提供し,

共同利用に必要な基本的施設の整備,公募の実施,共同利用者の利用支援を行っています.

瀬戸臨海実験所HPより転載





ということで,




パンフレット表(提出版)

拠点利用案内のポスターが作られました。

デザインは,拠点ポスドクの河村博士によるものです.

全国の卒論生,および大学院生の皆さん,

是非とも瀬戸臨海を研究に利用してくださいね。

以上,宣伝でした.


八放サンゴのセミナーが開かれました!

和歌山大学の畠島実習に同行されていた並河先生と今原先生ですが,

実は「相模湾産八放サンゴ類」の発刊のお祝いにいらっしゃっていたのでした。

本書は,相模湾で約60年にわたってヒドロ虫類を採集された昭和天皇陛下が

集められた標本と,新規に採集した標本や,欧米博物館に保管されていた相模湾産の標本に基づき,

今原先生と並河先生,そして黒潮生物研究所の岩瀬先生によって執筆されました.

単なる分類学の専門書ではなく,研究方法,必要文献などの情報も網羅されており,

また図鑑としての体裁も整った優れた一冊です.

八放サンゴ類は鮮やかな色彩の種が多く,

随所にふんだんなカラー写真として紹介されています.

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さて,せっかく刺胞動物の専門家にお越しいただいたということで,

瀬戸の海洋生物学セミナーでお話していただきました.

まずは並河先生の

「ヒドロ虫類における生殖体制の多様化」

ヒドロ虫類は刺胞動物の中でも派生的なグループと考えられているのですが,

特筆すべき特徴はその生殖様式です.

他の刺胞動物では多くが生殖細胞が内胚葉由来なのに対し,

ヒドロ中の生殖細胞は外肺葉由来で,

体の外側に生殖体を出芽させます。

この生殖体の位置は,群体や単体など,

ヒドロ虫によて異なるのだとか.

うーむ勉強になりました.

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今原先生の

「相模湾産八放サンゴ類に分類」

相模湾における八放サンゴの分類学的研究の歴史を

お話いただきました.

意外と日本人研究者が少なかったことに驚きました.

また,これまでに記載されている日本の八放サンゴ類の

1/3は相模湾から記載されているということです。

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発表後,瀬戸の先生方からも質問が止みませんでした.

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大変興味深いお話を,ありがとうございました。

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さて,セミナーの後はいよいよお祝い会です。

このために先生方は集ったのです。

瀬戸の刺胞研究者の千徳博士や久保田先生,河村博士(写真がありません...)

も一緒に参加しました。

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私は棘皮研究者ですが,古巣の博物館の並河先生(私の向い)と久しぶりにお話できる機会と思い,

参加させいていただきました。

私の隣が,本の著者の,黒詩生物研究所の岩瀬文人先生です。

出版にまつわる苦労話や笑い話に花が咲きます。

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おや,久保田先生が寝てしまいました.

お酒が入ると眠くなってしまうそうです.

久保田先生,セミナーのオーガナイズ,お疲れ様でした.

そして,この度の書籍の発刊,おめでとうございます。


誕生日

先日の記事でこれみよがしにさりげなく報告しましたが,

本日は私の31歳の誕生日でした.

ということで


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なんと誕生日ケーキをいただきました!

千徳博士の手作りです.

真ん中には,クモヒトデをあしらったフルーツデコレーションが!

体全体をキウイで型どり,真ん中の盤の部分にチェリーが乗っています!

スッゲー!!!

なんという女子力!

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ということで,クモヒトデ解剖ケーキ入刀!

みなさんの不安そうな視線が痛かったですが,きちんと等分できたはずですよ!

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お味は,チーズケーキベースで非常に美味しかったです!

誕生日をみなさんに祝ってもらえて,景気の良い31歳のスタートでした!

ケーキを作ってくれた千徳博士,ありがとうございました!

また他の人の誕生日があったら,イベントですね!

 


2014年龍谷大学実習④

龍谷大学実習レポ,ついにラストです!

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畠島で採集した生物を,黒板にリストアップしていきます.

はるか昔から行われている,

教育効果の高い優れた手法です.

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リストアップした生物の中で,

自分が気になった生物を説明してもらいました.

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生物の形と,採集された場所とを関連付けてもらい,

なぜそのような環境に生息するに至ったかについて考察してもらいました. 
 

生物と環境を考える上では,その生物の形や生態に注目する必要があります.

今後,彼らがどのような分野に進むかはわかりませんが,

多角的な視点を育むことは,環境学を修めていく上で決して無駄にはならないでしょう.

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聞く方も真剣勝負!

先生方や研究員からも質問が飛びました.

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そして,無事に発表終了!

明日もまだありますが,とりあえず主な実習項目は終了です.

千徳博士から〆の挨拶.

三日という短い時間でしたが,

教える側と教わる側とで刺激しあうことのできたよい実習でした.

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一夜明けて最終日.

この日は朝から最後の講義です.

千徳博士の「サンゴの生物学」

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単なる学問的な話だけでなく,

博士課程での実情などを交えた,とても楽しい発表でした.

多くの学部生にとっては,普段はあまり聞かない話に触れられる,

よい機会だったのではないでしょうか.

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河村博士の「クラゲの多様な生活史」

クラゲの研究を行う上では,どのポリプがどのクラゲになるのか?

また逆にどのクラゲがどのポリプになるのか?

という生活史の解明が必要なため.飼育が必須です.

そのようなクラゲの多様な生活史について,

非常に美麗なクラゲ写真が満載のスライドで発表してくださいました.

クラゲへの愛がうかがえます.

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私もお話をさせてもらいました.

学会での雰囲気を味わってもらうため,ポスター発表風にしてみました.

先日の古生物学会で発表したポスターが活用されましたw

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ちなみに,この日はアウターを「テヅルモヅルパーカー」でキメてみました.

このウェブサイトでも注文できますよ!

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講義のあとは,野外授業!

浜辺でのビーチコーミング(漂着物観察)です!

白浜は黒潮の影響を受けて,南洋性の様々なものが流れ着きます.

珍しいものも時々混じっているんですよ!

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そして,最後にみんなで写真をパシャリ.

あっという間の四日間でしたが,教える側としても得られるものの多い実習でした.

個人的には,自分に足りないものの一つ(熊のプ○さんの物真似の精度)

がはっきりとわかった貴重な実習でした.

来年までに腕を磨いておきます!










ちなみに,私は本日(5/27)をもちまして,31歳となりました.

時が経つのは早いものです.

高校生ぐらいの時に想像していた31歳とは全然違うのですが,

今はクモヒトデの研究がつづけられてとても幸せです.

今後も教育に,研究に邁進していきます!


UMISAWA2その⑨

うみさわ会番外編

~魅惑のオフショット集~

うみさわの神髄は採集だけでなく,

日常の風景の中にあります.

誰が最も「さわやか」なのか?

この永遠のテーマへの挑戦も,

実はうみさわの裏の趣旨でもあるのです.



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夕暮れの千畳敷にて,地学出身の田中博士や,千徳博士による地層の解説中.

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断崖の向こう側の三人衆.

「Check it out!!」

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最近公園化した番所山の展望広場にて.

これはかなりうみさわ指数が高い写真です.

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メイオベントスを見つめる人たち.

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非常に男前に撮れてます。

うみさわですね.

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最後に記念撮影.

まだまだ面白写真はたくさんあるのですが,

今回はこれくらいにしておきます.

みなさん本当にうみさわでした.

今回の参加メンバーは以下の通りです.

広瀬雅人 東京大学大気海洋研究所 特任助教(コケムシ類)
田中隼人 広島大学生物圏科学研究科 学振PD(貝形虫類)
太田悠造 滋賀県立琵琶湖博物館 特別研究員(ウミクワガタ類)
角井敬知 北海道大学理学研究院 研究員(タナイス類)
山崎博史 琉球大学理学部 ポスドク研究員(トゲカワムシ類)
吉田隆太 琉球大学理工学研究科 博士研究員(フクロムシ類)
藤本心太 京都大学理学研究科 D2(クマムシ類・コウラムシ類)
安岡法子 奈良女子大学人間文化研究科 M2(カキ類・カクレガニ類)
泉貴人 東京大学理学系研究科 M1(イソギンチャク類)
杉本雄祐 大阪市立大学理学部 B4(サンゴ類)
竹本亨世 大阪市立大学理学部 B4(サンゴ類)
久一沙彩 大阪市立大学理学部 B4(サンゴ類)
千徳明日香 瀬戸臨海実験所 学振PD(サンゴ類)
岡西政典 瀬戸臨海実験所研究員(クモヒトデ類)
中山凌 瀬戸臨海実験所 M2(カサガイ類)
中町健 瀬戸臨海実験所 M1(コツブムシ類)
+受け入れ教員を中野先生(カサガイ類)と宮崎勝巳(ウミグモ類)

 

ご覧のとおり,多岐にわたる動物群を専門とする猛者たちが全国から集まってくれました.

少なくとも海産無脊椎動物の分類コミュニティにおいては,

一昔前までは,採集といえば研究室単位で行われることが多く,

他の機関や研究室研究者同士での合同の機会は少なかったように思います.

ですが,実は他の動物研究者との交流や,野外での知見の交換などが,

自らの対象生物の研究にとって有益であることも少なくありません.

また,同じ場所で採集を行っても,

それぞれの研究者の目線でみれば違う生き物が採れています.

すなわち,合同採集は,採集成果的にも,学術的にも有益な,優れた方法と言えるでしょう.

今回の,そしてこれからのうみさわ会でも,

このような生産性の高い採集が行われることを願っております.

そして願わくば,それらに果てしない「笑い」があらんことを...

最後になりましたが,今回のうみさわ参加メンバー,

調査船を出してくださった実験所の技術職員の皆さん,

そして研究代表者となってくださり,

サポートを行ってくださった実験所の教員の皆様に心よりお礼を申し上げます.

ありがとうございました!


UMISAWA2その⑧

深海を攻めた後は浅海を攻めるしかないでしょう。

ということで,干潟に来ました。

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ここでは泉君が,イソギンチャクを狙いました.

何のイソギンチャクかは後のお楽しみ。

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こういう干潟のドロドロの中に埋もれて暮らしているイソギンチャクだそうです.

まずは泥をとり,網でふるえば採れることがあるそうです.

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おや!採れましたか!?

・・・残念,ホヤだったようです.

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同行していた千徳博士が,カニに手袋を挟まれていました。

この後,泉君は二時間ほど作業を続けましたが,残念ながら獲物は現れなかったそうです.

しかしそれだけに,採集できた時の喜びがひとしおになるのでしょう.

戦い続けたソルジャーにだけ,うみさわの女神は微笑むのです.



そして,好例の発表会もいよいよ最後です。

毎晩ほぼ夜12時オーバーというスケジュールでしたが,

みなさん大変面白い発表ばかりだったので楽しい時間を過ごすことができました。

中でも最終日は一味違っていました.

東大が生んだ鬼才,泉氏の落語からはじまったのです. 

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「うみさわっす!」の軽快な一言からスタートです.

前口上中に,観客が食べていたそばを見て,とっさに思いついた題目は,

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「時そば」です。

以下,Wikipediaより転載

—————-

そばの勘定を巡るごまかしを目撃した男が、それにえらく感心して、

自分も真似して同じことをしようというスリリングかつ滑稽な話である。

本編に入る前の枕の部分で、江戸時代のそばについてあらかじめ解説しておく場合が多い。
そばを食べる場面において麺を勢い良くすする音を

実際と同じように表現することが本作の醍醐味であり、

一番の見せ場であるとよく言われる。

—————-


数ある古典落語の中でもポピュラーな題目らしく,

「そばを食べる音」の再現が注目らしいのですが,

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超リアルでした.

いや本当に.

話のテンポ,声の張りなど,どこをとっても,

大変素晴らしい出来の落語でした.

ありがとうございました。

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そして興奮冷めやらぬまま研究発表へ.

これが彼の研究対象の

「ムシモドキギンチャク」だそうです.

残念ながら今回は見つけられませんでしたが,

既に卒業絵研究での成果を,論文にできつつあるそうです.

素晴らしいですね.身が引き締まる思いです。

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私も続いて発表しました.

この間少しだけ世間を騒がせた,「クラウドファンディング」 に関する発表でした.

うみさわメンバーも何人か興味をもったようでした.

もうみんなやっちゃいましょう。

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その後も,琵琶湖博物館の太田さんによる

ウミクワガタ(昆虫ではありません.れっきとした「甲殻類」です)

の採集に関する発表や,

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東京大学海洋研究所の広瀬さんの

コケムシ(コケではありません,コケムシ動物門という,れっきとした動物です)

に関する系統分類や発生,生態に関する発表がありました.

いずれの研究も,研究対象に対する「愛」がひしひしと伝わってくる内容で,

「金」の話をしたわが身を少し恥じました。

やっぱり,研究に必要なものは,「愛」ですね。

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さて,この日はなんと参加者の一人,

大阪市立大学の竹本さんの誕生日でした!

憧れの千徳博士にプレゼントをもらい,

満面の笑みを浮かべています。

うみさわですね。

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さて最終盤,

売り子と化した凌君もところせましと食堂を駆け回ります。

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大トリは,琉球大学の吉田さん.

フクロムシという,一風変わった動物の発表をしてくださいました.

カニなどの腹に寄生する動物で,見た目はその名の通り,「フクロ」にしかみえないのですが,

実は体制が退化したフジツボなどの「節足動物」の仲間だそうです.

この不思議な生物の系統分類学的な研究について,

うみさわのトリを飾るにふさわしい,

美彩なスライドで発表してくださいました.

天晴。

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ということで!!





うみさわおひらき 





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ありがとうございました

続く?


UMISAWA2その⑦

ドレッジ二日目。

天気があまりよろしくないということで,田辺湾内(波が穏やか)でドレッジを行いました.

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波がないので余裕です。

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先日は細かい作業ができなくてカメラ係だったので,

今日は最前線で働きました。

(ドレッジをつまんでいるだけに見えていますが,ちゃんと仕事しています)

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湾内の底質は大体ドロドロです.

この中には,いったいどんな貴重生物が!

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さて,陸に帰ってからが本番です。

まずは細かいものを見る班が,泥と水を混ぜて撹拌し,

うちのメイオベントス実習でも行う方法などで生き物を回収です。

この手法で,ほとんど目に見えない,体調1/10 mmよりもさらに小さい生き物

(クマムシや動吻動物,微小甲殻類など)が採集できます。



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そして,残った基質を再び水で撹拌し,

上澄みを目の細かい網(数十マイクロ)でこします。

上記の手法よりも少し大きな

(と言っても体長はµm~mm単位)微小甲殻類などを採ります。

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 そして,網に残った基質を,

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今度はもっと目の粗い網(1 mm程度)で越すのです。

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そうして,体長1 mm以下の小さな生き物がこされ,

それよりも大きな生き物や砂がこのように残ります.

今度は,この砂の中から生き物をピックアップです.

白浜沖の生き物を,余すところなく採集です。

つづく


UMISAWA2その⑥

 UMISAWA2中盤編,

いよいよドレッジ投入です。

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手で保持しつつ投入.

最後に信用できるのは人の手です.

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さあいってこい。

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今回もロープ操作は技官の興田さんです.

船長の山本さんとともに,今回の乗船調査を引き受けてくださいました.

感謝です。

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ドレッジの待ち時間,船の横でプランクトンネットを曳く者あり。

東大M1の泉君です.彼は「東のクラゲさん」の異名を持つ刺胞動物野郎で,

今回は白浜のクラゲやイソギンチャクを思う存分採集していってくれました.

所属的には私の後輩にあたります(国立科学博物館,藤田研究室).

ちなみに,西のクラゲちゃんは定期的に瀬戸臨海実験所に来ています.

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このあたりから段々と船酔いによる脱落者が.

船上では,

「笑いがなくなる=酔っている」

という公式が成り立ちます.

私がどうだったかは,表情からお察しください.

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さてドレッジがかえってきました。

中身はいかに?

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あら,ほとんど採れませんでした....

網をひっくり返しても何もなし。

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ということで,気を取り直してもう一発。






40分後





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深海200 mより返ってまいりました。

はたして中身は?

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採れました。 

貝殻や砂が入っています。成功です!

目に見える大きな生き物はあまりいませんが,

この泥や砂の中に,小さな貴重な生物たちが埋もれています!

陸に戻るまで大事に保管です。

そしてこの後,予定では2回とのことでしたが,技官さんの計らいにより,

浅い場所(20 m)でもう一回やらせてもらいました。

はたしてどんなものが採れるのか。

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パンッパンです。

砂と侮るなかれ,がっしり網に噛んでしまって,

全然網から取り出せません。

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ということで,ギチギチの砂を取り出すべく,

みんなであーだこーだと苦戦中.

元気そうな千徳博士の表情.

現役船ソルジャーとの差を思い知りました.

なんとか砂をオレンジの箱のなかに取り出した...と思ったら, 
 


なんとドレッジのむこうで不動のエースふじもんが沈黙。

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と思ったら自分も沈黙。 

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さらにその後ろで後輩の泉君も完全に沈黙。 

壮絶な戦いでした....

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作業終了。

苦労して持ち帰ったサンプルを,

今度は陸上でさばきます!  

つづく


UMISAWA2その⑤

 今回のUMISAWA2の主な目的は,ドレッジ採集でした.

幸いなことに天候にも恵まれ,目的の海域で調査することができました.



しかし...



先に言っておきましょう.



酔いました。 



その戦いの記録をご覧ください.

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船に乗り込むUMISAWA戦士たち.

ドレッジにしては人数が多めです.

ヤンチナの人気がうかがえます.

が,作業中は危険なので,見学者は遠巻きに見てもらいました.

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出港!

隣の船舶に接近しないよう,手で押すのがヤンチナ流.

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出港後すぐの様子.

「UMISAWA–!!!」

「アハハ」

この時まではよかったのです.

この時までは....

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沖にでると波がでてきました。 

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甲板に波が寄せます。

はたしてドレッジは無事にできるのか?

つづく


UMISAWA2その④

今回のウミサワでは,毎夜,若手研究者による発表会が行われました。

質問あり,やじりあり,笑いあり,涙あり...悲喜こもごもの人間模様がスライドの上で展開されていきました.

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プロジェクターの準備中.この時点で早くも笑いが生まれています.

今回のうみさわの個人的な裏テーマは「笑い」でしたが,幸いにもメンバーに恵まれ,腹筋の休まる暇がありませんでした。

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今回のオーガナイザーの藤本会長の趣旨説明.

彼なしでは今回の調査は実現しませんでした.本当にありがとう。

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琉球大学の山崎博士の発表.

彼はスライドに映っている動吻動物門(Kinorhyncha)の系統分類学的研究を行っています.

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そして今回は,動吻動物門が含まれる,有棘動物の最近の系統分類の動向を語ってくれました.

実にマニアック。実にUMISAWA。

この動物群は,他に胴甲動物(Loricifera),鰓曳動物(Priapulida)を含み,

頭に出し入れ可能な棘の束を持ちます.

例外を除きほとんど小型で,これまであまり研究が進んでいなかったグループです.

現在活発にこのグループの研究が行われているのは,コペンハーゲンと日本くらいでしょう.

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そして二番手は北大の角井博士.

彼はタナイスという甲殻類を研究しています.

カニやエビを含む,いわゆる十脚類とは違い,

フクロエビ上目という,ダイオウグソクムシなどが属するグループの甲殻類です.

微小な種(普通mm単位)が多いのですが,明瞭な鋏脚をもつことが特徴です.

彼は,この小さなタナイスの生殖行動を追い,

自家受精を行うことを最近突き止められた,大変優秀な研究者です。

ウェブサイトはコチラ

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そして藤本会長の発表でこの日はラスト。

UMISAWA QUEST 

なんというクオリティ...彼はこのロゴの制作に命を燃やしたそうです.

今後のUMISAWAの方向性が確実なものとなりました.

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そして〆のスライド.

そう,我々は海でさわやかに採集し続けるのです.

心に海の生物への探求心(QUEST)を持つ限り何度でも。

続く.

 

 

 


UMISAWA2その③

外調査の合間,

研究室を覗いてみると...?

東大海洋研の広瀬先生が,

なにやら写真をとっています

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60年以上前に採集され,報告されたコケムシの標本が見たかったのだとか.

この標本は,写真と同定結果が不明瞭であったため,

再観察の必要があったそうです.

そして,やっぱり再観察によって,新知見があったそうです。

野外採集だけではありません,

その研究機関を利用したありとあらゆる自然史的研究が,

UMISAWAなのです。

続く.


UMISAWA2その②

UMISAWA2調査初日は天候に恵まれ,無事にドレッジに成功しました。

※若干の酔いはありましたが...

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ドレッジ採集での様子は後日まとめて記事にするとして,

サンプル処理の様子です.

底引き網採集では生物といろんな基質が混獲されます.

その中から生物を選り分ける方法が,対象生物のサイズごとに異なるのです.

今回は各専門家たちが様々な方法でサンプルのより分けを行いました。

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おもしろ生物その一.

ケヤリムシ.

ソーティング中にふと気づいたら頭を出してました.

エキセントリックな配色に思わずパシャリ.

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クモヒトデも採れました。

こちらはチビクモヒトデ科の仲間で,

このように岩やカイメンなどの隙間に潜り込む生物です.

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外人の真似をしながらサンプル処理するの図.

常に国際的な感覚を忘れないUMISAWA会.

まだまだ続きます。


UMISAWA2

UMISAWA2がはじまりました。

 

UMISAWAとは,

「海で爽やかに採集する会」

の略です。

来る5/6,全国各地から海産無脊椎動物分類の猛者が集結しました。

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続々と戦士たちが集ってきます.

調査地のスーパーの精査にまで余年がありません.

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瀬戸臨海実験所にInvertebrateソルジャーが次々に集まってきます。

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中にはプランクトンネットを持参したものも。

プランクトンからベントスまで,あらゆる骨のない輩の名前を

決めまくってやります。


ゲストセミナー

京都大学本学でのセミナーに招かれました!

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京都大学動物生態学のゲストセミナーですって!

講演は私の、

「西太平洋海域におけるツルクモヒトデ目(棘皮動物門)の分類・系統・進化」

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西海区水産研究所の林亮太さんの

「本草学資料を用いて科学する:海亀・鯨・藤壺の生態学」

でした!

林さんとは数年前に若手分類学者の集いの命名規約輪読会で知り合い、時々学会などでお会いしています。

京大本学を訪問するのは数回目なのですが、このようなセミナーに参加させていただき、大変勉強になりました。

招待していただいた

動物生態学研究室の細将貴さん、

ならびにセミナーを企画してくださった林さん、

ありがとうございました!


おでん

       いいダイコンが手に入ったので、みんなでおでんパーティをしました!
 

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完成したおでんを
 

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 学振PDの諏訪さんが
 

 

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 慎重に、、、
 

 

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隣の部屋に運んでくれました!
 

 

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おいしそう!しかも白米付き!
 

 

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最初はこれくらいの人数でしたが
 

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 だんだんと人が集まり…
 

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全員集合!
 

 

冬はみんなで鍋物に限りますね!

ダイコンを差し入れて下さった和歌山県博の山名さん、ありがとうございました!