日本動物学会レポートまだまだ続きます.
勿論私も発表いたしました.
岡西政典・藤田敏彦
「日本産キヌガサモヅル(クモヒトデ綱,ツルクモヒトデ目)の分子系統解析」
まだまだ予察的な内容だったので上手く話せるかわからなかったのですが,
とりあえずは発表は終えられたというところでしょうか.
しかし最近になって,自分の研究の面白さを人に伝えることの難しさを考えさせられています.
それはすなわち,テヅルモヅルの理解の深さ,
自分らしさの表現,に言い換えられると思います.
これらは結局,自分で手を動かしてデータをとっていかなくてはなし得ません.
みなさんのおかげで資金は得られておりますので,
これから本格的に取り組んで行きたいところです.
一日目は,分類学会のシンポジウムもありました.
博物館のこれからを考えていくシンポジウムです.
オーガナイザーの一人,北大名誉教授の馬渡先生のスピーチです.
その手前におられるのは,国立科学博物館に努めておられた松浦先生です.
たくさんの先生方が,日本に国立の自然史博物館を作ろうと,
いろいろと手を動かしてくれています.
我々若手もそれに応えるべく,そろそろ分類学を楽しむだけでなく,
一般に還元していくことを考えていかなくてはなりません.
シンポジウムの打ち上げの様子.
かなりの人数です。途中から人が少しずつ増え,
最後は入りきらなくなるのではと心配になるほどでした
お食事はどれも絶品でしたが,なかでもホヤは見方を代えさせてくれるほどの逸品でした.
東北のグルメに舌鼓を打ちました.
勢いそのままに二次会に突入.
まだまだたくさんの方々が残っています.
しかし後から聞いたのですが,この他にも各地で二次会が開かれていたそうです.
手前のチェックの方が琵琶湖博物館の太田さんで,UMISAWA2にも来ていただいていました.
その奥が北大の柁原先生です.
おふたりは翌日の朝からのシンポジウムのオーガナイザーで,
綿密な打ち合わせをなされていました.
そんなこんなで,動物学会の一日目は過ぎて行きましたよ.
続く