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UMISAWA2その⑥

 UMISAWA2中盤編,

いよいよドレッジ投入です。

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手で保持しつつ投入.

最後に信用できるのは人の手です.

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さあいってこい。

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今回もロープ操作は技官の興田さんです.

船長の山本さんとともに,今回の乗船調査を引き受けてくださいました.

感謝です。

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ドレッジの待ち時間,船の横でプランクトンネットを曳く者あり。

東大M1の泉君です.彼は「東のクラゲさん」の異名を持つ刺胞動物野郎で,

今回は白浜のクラゲやイソギンチャクを思う存分採集していってくれました.

所属的には私の後輩にあたります(国立科学博物館,藤田研究室).

ちなみに,西のクラゲちゃんは定期的に瀬戸臨海実験所に来ています.

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このあたりから段々と船酔いによる脱落者が.

船上では,

「笑いがなくなる=酔っている」

という公式が成り立ちます.

私がどうだったかは,表情からお察しください.

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さてドレッジがかえってきました。

中身はいかに?

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あら,ほとんど採れませんでした....

網をひっくり返しても何もなし。

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ということで,気を取り直してもう一発。






40分後





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深海200 mより返ってまいりました。

はたして中身は?

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採れました。 

貝殻や砂が入っています。成功です!

目に見える大きな生き物はあまりいませんが,

この泥や砂の中に,小さな貴重な生物たちが埋もれています!

陸に戻るまで大事に保管です。

そしてこの後,予定では2回とのことでしたが,技官さんの計らいにより,

浅い場所(20 m)でもう一回やらせてもらいました。

はたしてどんなものが採れるのか。

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パンッパンです。

砂と侮るなかれ,がっしり網に噛んでしまって,

全然網から取り出せません。

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ということで,ギチギチの砂を取り出すべく,

みんなであーだこーだと苦戦中.

元気そうな千徳博士の表情.

現役船ソルジャーとの差を思い知りました.

なんとか砂をオレンジの箱のなかに取り出した...と思ったら, 
 


なんとドレッジのむこうで不動のエースふじもんが沈黙。

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と思ったら自分も沈黙。 

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さらにその後ろで後輩の泉君も完全に沈黙。 

壮絶な戦いでした....

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作業終了。

苦労して持ち帰ったサンプルを,

今度は陸上でさばきます!  

つづく