ドレッジ二日目。
天気があまりよろしくないということで,田辺湾内(波が穏やか)でドレッジを行いました.
波がないので余裕です。
先日は細かい作業ができなくてカメラ係だったので,
今日は最前線で働きました。
(ドレッジをつまんでいるだけに見えていますが,ちゃんと仕事しています)
湾内の底質は大体ドロドロです.
この中には,いったいどんな貴重生物が!
さて,陸に帰ってからが本番です。
まずは細かいものを見る班が,泥と水を混ぜて撹拌し,
うちのメイオベントス実習でも行う方法などで生き物を回収です。
この手法で,ほとんど目に見えない,体調1/10 mmよりもさらに小さい生き物
(クマムシや動吻動物,微小甲殻類など)が採集できます。
そして,残った基質を再び水で撹拌し,
上澄みを目の細かい網(数十マイクロ)でこします。
上記の手法よりも少し大きな
(と言っても体長はµm~mm単位)微小甲殻類などを採ります。
そして,網に残った基質を,
今度はもっと目の粗い網(1 mm程度)で越すのです。
そうして,体長1 mm以下の小さな生き物がこされ,
それよりも大きな生き物や砂がこのように残ります.
今度は,この砂の中から生き物をピックアップです.
白浜沖の生き物を,余すところなく採集です。
つづく