Skip to content

論文が出版されました

論文が出版されました.

ツルクモヒトデ目の属の再検討です.

アムステルダムとコペンハーゲンの博物館の標本観察の結果,1980年に記載されていたAsteroporpa (Astromoana)という亜属が,実は1930年に記載されたAstrohelixという属である事が分かりました.

80年に渡り,博物館に標本が保管されていたからこそ成せた研究だと思います.博物館のスタッフのたゆまぬ努力に感謝です.そしてこれからも,標本が安全に管理されていく事を願っています.

以下,オープンアクセスではありませんが,リンクです.

http://repository.kulib.kyoto-u.ac.jp/dspace/handle/2433/217458

Okanishi, M* (2017) “A taxonomic review of the genus Astrohelix Döderlein, 1930 including the synonymy of the subgenus Asteroporpa (Astromoana) Baker, 1980 to Astrohelix”.  Zootaxa. 4227 (4): 543—553.


水戸が雪に埋もれました.

朝玄関を出たら真っ白で驚きました.

水戸キャンパスも真っ白!

初冬の北大を思い出します.
 

この枝ぶり...実にモヅルチックであります.

改めてじっくり見てみると,やはり通ずるものがありますよね.

生物の普遍性を垣間見た思いでした.


謹賀新年

2017

既に年明けから10日以上が経ってしまいましたが,

あけましておめでとうございます.



20世紀の感覚が抜けない自分にとっては,

2017という数字が信じられませんが,

こうしてどんどん時間感覚が加速していくのでしょうね(遠い目).



2016年は曲がりなりにも教員として1年を経験し,

本の出版や,論文成果の公表など,

それなりに色々と残せた年だったかなと思っています.



2017年は更なる飛躍を目指して邁進していきたいと思います.

今年もよろしくお願いいたします.


論文が出版されました

%e3%83%80%e3%82%a6%e3%83%b3%e3%83%ad%e3%83%bc%e3%83%89

2016年11月に沖縄で開催された国際動物学会と日本動物学会の合同大会を記念して,

Book title: Species Diversity of Animals in Japanという本が出版されました.

私はその中の一章を担当させていただきました.
 

クモヒトデ類の一般的な体制,近年の系統分類学的な研究の成果の紹介と,

日本でこれまでに報告されたクモヒトデの情報をまとめて掲載しました.

以下,リンクです.オープンアクセスではありません.

http://www.springer.com/us/book/9784431564300

Okanishi, M.(2016)
“Ophiuroidea (Echinodermata): Systematics and Japanese Fauna “.
In: Masaharu Motokawa and Hiroshi Kajihara (eds.) Species Diversity of Animals in Japan.
Springer Japan, Tokyo, Japan, pp. 657—678.

—————————————

要旨:クモヒトデ綱の基本的な体制と,近年の分類体系の解説,ならびに日本における生物相の報告を行った.日本からは現在までに,北太平洋海域の種数の3/4に匹敵する18科120属342種が知られている事がわかった.また,日本の5つの海洋区の種数はそれぞれ,218種(暖温帯区),203種(亜熱帯区),111種(中間温帯区),16種(冷温帯区),27種(亜寒帯区)であった.

—————————————

本論文を査読してくださった研究者の方々,並びに編集者の本川先生(京都大学)と柁原先生(北海道大学)には大変お世話になりました.本当にありがとうございました.

一応,日本でクモヒトデの系統分類学的な研究を行うための最低限の情報は含んだつもりです.今後のクモヒトデ研究の参考になればうれしいです.

 


論文が出版されました

京都大学瀬戸臨海実験所の研究船ヤンチナによる3年半に渡る底生生物調査を行い,

白浜周辺の海洋生物相の一部を報告しました.

以下,リンク(オープンアクセス)と書誌情報です.

http://repository.kulib.kyoto-u.ac.jp/dspace/handle/2433/217458

Okanishi, M*, Sentoku, A, Fujimoto, S, Jimi, N, Nakayama, R, Yamana, Y, Yamauchi, H, Tanaka, H, Kato, T, Kashio, S, Uyeno, D, Yamamoto, K, Miyazaki, K and Asakura, A. (2016)
“Marine benthic community in Shirahama, southwestern Kii Peninsula, central Japan”.
Publications of the Seto Marine Biological Laboratory. 44:7—52.

—————————————

要旨:2012年~2016年にかけて,白浜周辺の潮下帯~陸棚域までの底生生物の調査を行った.7門から75科,132種を認め,その中には24種の白浜初記録種,2種の日本初記録種,6種の未記載種,5種の未記載種候補が含まれていた.これらのうち88種の写真を掲載した.

—————————————

13名の著者の方々のデータを取りまとめさせていただくという大役を仰せつかりました.筆頭著者にしてもらってはいますが,共著者皆さんの多大なるご努力あってのものですので,大変恐縮しております.特に,図を取りまとめてくださった千徳明日香博士(クイーンズランド大学),英文を細かく見てくださった藤本心太博士(東北大学),並びに自見直人氏(北海道大学)には,感謝してもしきれません.ありがとうございました.

この論文の一つの目的は,白浜のような比較的海洋生物相の研究が進んでいるところからもまだまだ面白い生物が発見される(=海の生き物は謎だらけ)という事を示し,瀬戸臨海実験所の生物相カタログのベースを作る事です.本研究が,今後の白浜の豊かな自然の保全活動の一助になればと願って止みません.


理学部の窓から⑧

季節はすっかり移ろいましたね.

ろくに更新もしていないこのHPですが,なんだか未だにアクセスはあるようです.

見てくださっている皆様,ありがとうございます.

すっかり秋をすっ飛ばしてしまいましたが,理学部から見える圃場は,すっかり丸坊主に.



img_5196

収穫の時期を終えた植物研の学生たちは,データ解析に追われています.

気づけば一年ももう終わりで,それが終わるといよいよ卒業シーズンですね.

果たして今年はどうなりますやら.


【書評】深海生物テヅルモヅルの謎を追え!

2016年5月30日に東海大学出版より発売された,

フィールドの生物学シリーズ第20巻

「深海生物テヅルモヅルの謎を追え! 系統分類から進化を探る」の書評を頂きました!

 

HONZ

shorebird 進化心理学中心の書評など

かめふじハカセの本草学研究室

産経ニュース「書評倶楽部」

読書メーター

Z会ブログ

土と生き物

ブクレコ

 

この他,拙著の書評を歓迎いたします.その際には是非ご連絡いただけると嬉しいです.

更新:2016年11月6日


2016年蒼鷹丸調査➉

rimg2762

今回の調査では鹿児島に入港したのですが,

その際に,鹿児島大学の上野先生と一緒にダイビングに行く事になりました.



rimg2766

事前連絡もしていなかったのですが,

上野先生がわざわざ近くのダイビングショップと話をつけてくださり,

ダイビングの装備をお借りできました.ありがとうございます!



rimg2772

車で道なき道を行きます.



img_8104

ウェットスーツに着替え,準備万端の上野さん.



rimg2776

残念ながら調査地の写真を撮り忘れてしまったのですが(痛恨の極み),

ダイビングショップからの夕焼けはとても綺麗でした.

実はクモヒトデもかなり採れました.

また鹿児島で調査をしたいものです.