シュノーケリングを無事に終え,実験所に戻りました.
臨海実験所には,ウェットスーツの潮抜き用の樽や水道が完備されています.
このような設備があると,海での調査は各段にやりやすくなります.
臨海実験所が全国にきめ細かく配備されているおかげで,
日本各地での調査がスムーズに行えるわけですね.
今回の収穫.中でも最も収穫が多かったのは...
学生の大江君(B4)です.彼はチビクモヒトデ類(Ophiactis)を研究対象にしようとしており,
このように私が見つけたカイメンの中に,たくさん入っていました.見つけられますか?
前の写真は,その中からソーティングをしているところです.
さて,シュノーケリング後にもうひと踏ん張り.
実験所前の浮桟橋から何かを引き上げています.
カゴですね.魚やエビを採集するものだったり,
貝などを養殖するものだったりと様々ですが,
この表面に実に多様な付着生物がくっつきます.
そんな付着性のカイメンの中に...やはりいましたチビクモヒトデ.
何処にいるかわかるかな?
こちらは「うさぎちゃん」と呼ばれていたホヤ.
耳の部分は,入水管と出水管です.
さらに沖合のイカダのカゴも見てみようという事になりました.
船の定員オーバーという事で,ジャンケンの結果陸上待機となった小西君(B4)
ということで,イカダに到着.写真を撮り損ねていますが,
ここでもチビクモヒトデが採れました
歓喜の様子でチビクモヒトデを処理する大江君.
着実にサンプルが溜まってきました.
来てよかったですね.
夕暮れ時の実験所からの眺めは幻想的ですらありました.
明日には出発ですが,もはや離れたくなくなってしまうのが人の不思議な性.
お世話になった実験所の日比野さん,鈴木さん,
そして便宜を図ってくださった木村先生,ありがとうございました!