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プロフィール オカニシマサノリ

江津良でシュノーケリング①

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先日の京大実習の解剖用軟体動物を採集しに,

江津良でシュノーケリングを行いました.

天気は上々
 

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透明度もまあまあです

さてさて何がいますかな.
 

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海底に物体を発見
 

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何かの排泄物ですね.



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意外に種類が抱負です

 
 

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太さや形状など様々.

この下には種々の生物が潜んでいる事と思いますが,

残念ながら簡単に掘り出すことはできません.

いつか掘り出してやると心に誓ったのでした.



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今度は動く物体発見



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エイでした.まだお子様でしょうか.

いきなり面白生物に出会うことができました


2015年8月6日~12日 京都大学臨海実習二部+公開臨海実習「発展生物学実習」➈

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実習最終日は恒例の打ち上げ(BBQ)です.
 

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長い間お疲れ様でした.
 

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白浜のお肉と海鮮をご堪能あれ.
 

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学習プログラムを修めた実習生達の表情は,心なしか誇らしげです.



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今年は七輪も登場.



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もはや立食がしんどい人たち用の席が確保されました



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BBQの後は室内に移動.呑兵衛たちの夜は更けていきます.



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翌日は,お世話になった実習棟と研究室を綺麗にします.



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最後にピカピカの実習室で集合写真を撮影して解散

お疲れ様でした.

 


2015年8月6日~12日 京都大学臨海実習二部+公開臨海実習「発展生物学実習」⑧

前回の記事の最後の写真の正体,それは
 

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スナギンチャクでした.

彼らイソギンチャク類は体の中に隔壁と呼ばれる板状の仕切り構造を備えており,

その配置や数が一つの分類の基準となっています.
 

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こちらが解剖結果.左上の破片が切断面を見たものですが,

隔壁が分かりますか?難しいですよね
 

イソギンチャク類研究者には,

この隔壁をうまくみるための高度な解剖スキルが求められます.
 

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久保田先生が,やや大型のカワリイソギンチャクで解剖に挑戦.
 

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麻酔にかけた個体を解剖.頭の部分を切断し,
 

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その断片を顕微鏡で見てみます.
 

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しかしやっぱり難しかった!

生体を麻酔解剖したので,

柔組織が変形しすぎてなかなか隔壁が分かりませんでした.
 

綺麗に見ようと思うとホルマリンなどで固定して標本にしてみるのが良いそうです.

将来の学習用に,この個体は標本としました.
 

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河村博士による講義.

並々ならぬ刺胞動物への熱意があふれます.
 

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タコクラゲ解剖用の模式図(河村博士作).

一口にクラゲといってもいろんな形態がみられ,

一種類解剖しただけでは「クラゲのかたち」の包括的な理解はままなりません.

ここでも比較解剖が重要なのですね.


2015年8月6日~12日 京都大学臨海実習二部+公開臨海実習「発展生物学実習」⑦

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京大臨海実習+公開臨海実習,最終日は久保田先生による刺胞動物の解剖です.
 

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海産無脊椎動物の展示に定評のある白浜水族館で基礎解説です.



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たくさんの刺胞動物が飼育展示されています.

このイラモ,毒のある刺胞動物として有名ですが,どの綱に所属するかおわかりですか?



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バックヤードに移動して,乾燥標本を見ながら様々な刺胞動物の形を学びます.

ここでは主に花虫の類の骨格がみられます.



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最後に実習室の標本を見ながら,綱ごとに分類してもらいます.

十文字クラゲ以外の主要な綱の標本を備えてあるのです



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これは...ヒドロ...?鉢虫...?

悩んだ分,頭に入ってくるというものです!



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いよいよ事前に採集した生物の解剖.

ハネウミヒドラなど固着性のものから順に解剖していきます.



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お次はこの子です.どんなかたちを見せてくれるのでしょうか.


2015年8月6日~12日 京都大学臨海実習二部+公開臨海実習「発展生物学実習」⑥

 

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色々解剖してみようということで,棘皮動物の解剖のお手伝いをしました.
 

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対象はウニとナマコ.まずはウニです.

ゴーグルをつけて散髪ならぬ散棘です.
 

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お次はナマコ.ナマコの口はどっち?

こんな風に前端と後端をつまんでみればわかります.

ちなみにこのニセクロナマコはメンソールによって麻酔中です.だらーん.
 

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麻酔中に一気に切開します.

内臓の配置を確認すると,

図説に載っているマナマコとはずいぶん配置や構造が異なります. 
 

なぜ内臓の配置が違うのか?

口の位置は他の種でも簡単にわかる?

キュビエ管は他の種にもある?
 

実はある種の機能形態は,他の種(分類群)と比較することで,

得られる情報が格段に増えます.

このような比較形態学的な手法は,

地味ながら,生態や行動を考える上で非常に重要で,

かつとてもエキサイティングです.

白浜の多様な生き物を通じて,

少しでもその楽しさに触れてもらえたらうれしいですね.


2015年8月6日~12日 京都大学臨海実習二部+公開臨海実習「発展生物学実習」➄

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実習四日目はカメノテ甲殻類(+α)の解剖です.

非常に波が高い中,頑張っていろんな生き物を採集しました
 

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まずはカメノテを解剖.講師は大和先生です.
 

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解剖を実演中.

ピンセットでの細かい作業です.
 

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ヤドカリの解剖で技術を高めたみなさんには朝飯前です
 

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例によってアーティスティック撮影.

フジツボはカメノテの仲間ですよ. 
 

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今回はカメノテだけでなく,他の好きな生き物も解剖してもらうことにしました.

まずは採ってきた生物の仕分け.
 

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海岸で見つけた卵の中に貝のベリジャー幼生が

凌君が解説してくれました.
 

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カメノテの中から出てきたヨツメヒモムシ.

かなりの確率でこのヒモムシが入っている事があるのですが,

共生関係にあるのでしょうか.
 

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ユムシも採れました.

白浜の豊かな生物相を体験してもらえたことでしょう.


2015年8月6日~12日 京都大学臨海実習二部+公開臨海実習「発展生物学実習」④

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軟体動物の次は節足動物です.

朝倉所長のご専門であるヤドカリの解剖.

附属肢を一つ一つ外して観察することで,

節足動物の特徴である節に分かれた体制と,

付属肢の機能分化を理解します.
 

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教える側にも熱が入ります.

TAとリピータ―学生のコラボレーション.

旧交を温めます.
 

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朝倉先生によるご指導場面.

あらゆる実習風景をカメラに収めようと尽力しているのですが,

最近,カメラを腰の位置くらいまで下げることで,

臨場感あふれる写真が撮れることを見出しました(TAさんが).
 

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いかがでしょうか.ヤドカリを見つめる真剣な眼差し.

熱意がダイレクトに伝わってまいります.
 

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他にも,近くのものに焦点を合わせる技法が多用されております.

(撮影は私ではありません)
 

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芸術性すら漂う写真ですね.

(撮影は私ではありません)
 

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いつの間にか誰かに撮影されていた一コマ.

熱く語る所員の姿が記録されておりました.


2015年8月6日~12日 京都大学臨海実習二部+公開臨海実習「発展生物学実習」③

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メイオベントスの次は軟体動物(主に巻貝類)の解剖です.

担当は中野先生です.
 

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 まずは海で採ってきた貝類の同定です.

今回は実施日の潮が悪いということもあり,事前にシュノーケリングで採ってきたものもあります.
 

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 図鑑を片手に名前を調べます.
 

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最近武者修行で解剖スキルを身に付けた凌君が大活躍です

専門のカサガイの解剖のデモンストレーションを行いました.
 

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黒いマットと針を使って固定してから解剖していきます.

プロですね~.
 

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カコボラが抱いていた卵の中の赤ちゃんが,

危機を感じたためか,一斉に孵化して泳ぎ出しました.

茶色の小さい粒粒が全て幼生です

この後スタッフによって大海原に返されました.
 

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こちらはメインサブジェクトの解剖.

まずは軟体部を取り出すために,殻ごと茹でる必要があります.

この茹でる時間は貝殻の形や大きさによって様々です.

TAの吉川君が大活躍
 

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解剖して,歯舌(細い紐状のもの)の構造を見るのが目的です.

これは巻貝やヒザラガイなどに特異的な器官ですが,

それぞれのグループの食性と形態の関係を探ります.
 

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余裕の観察中.
 

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余裕の観察中②.
 

それぞれに気に入った分類群の観察ができたようです


2015年8月6日~12日 京都大学臨海実習二部+公開臨海実習「発展生物学実習」②

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集合日の翌日は実質実習初日です.

まずは朝倉先生による講義「動物の分類と体制」.

これから解剖を行うに当たって,各動物門の体の仕組みの基礎を学びます.
 

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そして初日のコンテンツは宮崎先生によるメイオベントス観察です.
 

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極小のメイオベントスをピックアップするための「アーウィンループ」を作ります.
 

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非常に細かい作業です.TAも挑戦



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アーウィンループ完成後は,いよいよ生物を基質から取り出します.

TAの吉川君のデモンストレーション
 

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学生も挑戦.目には見えませんが,この瞬間にいろんな生物がネットに引っかかっています.
 

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各基質(カメノテ・海藻・砂など)から抽出したサンプルが,

このボウルの中に入っているはずです.
 

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実体顕微鏡と生物顕微鏡を駆使して生物を観察します


2015年8月6日~12日 京都大学臨海実習二部+公開臨海実習「発展生物学実習」

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2015年8月6日から12日にかけて,

京大理学部臨海実習第二部と公開臨海実習「発展生物学実習」が同時開催されました.

本実習では,様々な海洋生物の採集と,

解剖によるその機能形態の解明がメインプログラムとなります.



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実習初日はいつものように実験所の案内の後,



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早速磯に出ました.

全体的に潮があまりよくないため,事前にサンプルを採集します.



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北浜に来ました.



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ご覧の通りの満ち具合.

残されたタイドプールで,巻貝やカサガイと,

メイオベントス採集用の基質を採集します.



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カメノテの表面には,様々な微生物がくっついているのです.
 

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採集物を簡単に仕分けて,



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夕方までに顕微鏡の使い方も説明しちゃいます.

果たしてどんな生物がみられるのでしょうか.


四双島探検隊➄

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四双島調査も終わりです.



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それぞれの調査を終えた面々が船着場に集まってきました.
 

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調査にお付き合いいただいた船長の山本さん,ありがとうございました! 
 

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帰港途中の船内.

それぞれのサンプルや写真を愛でる人たち.
 

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飼育員のうっちーさんも完全装備でした.

良いお魚は獲れたのでしょうか.
 

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凌君もいい顔をしています

それぞれ実りのある四双島調査でした


四双島探検隊④

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柔らかそうなサンゴ.八放ではないとおもうのですが.
 

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ウミシダさん.比較的浅いタイドプールの岩陰より.
 

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こちらはニッポンウミシダ.島の外壁のオーバーハング部より.
 

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群体ボヤ.見る場所によっては顔にみえて可愛いですよね.
 

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まさかの伊勢海老に遭遇.

手を伸ばすと驚くほどの速さで逃げていきました.

ただでさえかっこいいのに,

防御力と敏捷性も兼ね備えていてずるいと思います.
 

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最後はクモヒっちゃんで〆.

クロクモヒトデだと思われます.

転石をひっくり返すと必死で逃げていきます.
 


四双島探検隊③

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まだまだ続く四双島生物シリーズ.

イボヤギです.
 

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色的に二型があるように見えます.

こっちは触手をのばして綺麗ですね.



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島の外壁に群生していました.

よほど条件が良いのでしょう.
 

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棒状のムチカラマツ.結構深いところにいるイメージなのですが,

タイドプールに生息していました.
 

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ハナヤサイサンゴ.このピンク色は何なのか.
 

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こちらは団扇状のいわゆるイソバナの類.

全て同じ方向を向いていました.水流と成長方向に因果があるのでしょうか.
 

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テツボラ.畠島では比較的珍しい種ですが,

ポツポツ点在していました.


四双島探検隊②

四双島で採れた生物写真をご紹介.
 

四双島

四双島(赤丸)は実験所(黄丸)の西方に浮かぶ島で,

外洋の影響を受けて,番所崎よりも南方性の生物相が観察できます.
 

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クサフグ.

かなりアップで撮らせてくれました.

青い目が素敵ですね. 
 

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ギンポ.

こちらも大分近くまで寄らせてくれました.
 

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カタベガイ.

四双島でなくてもみられる種ですが,

なんとなく撮ってしまいました.
 

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アミメ?ジュズベリヒトデ.

実験所周辺の潮間帯ではあまりみられません.
 

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そしてこれはトサカでしょうか? 
 

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近くによって撮影できなかったのですが,

写真を拡大してみると,触手っぽいものが見えました.

後で図鑑を調べてみたんですが,

キイロトゲトサカに近いような印象です.
 


四双島探検隊①

 

 

2015年8月3日に四双島調査を敢行しました.
 

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調査兵団のメインメンバーは実験所のPDと学生,飼育職員さんです. 
 

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既に畠島で調査を済ませたD1の凌君と,
 

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大和先生御一行を回収.

いざ,四双島
 

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果たしてどんな生き物が採れたのでしょうか.


2015年7月14日~20日「臨海実習(大阪市立大学)」おまけ

 

私は見くびっていました.



 
 
 

まさかあれほどの完成度とは.

実習が生み出した奇跡の映像を,私は入手してしました.



 
 
 

百聞は一見にしかず.

ご覧ください.
 
 
 

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ウニ発生組体操です

スマホで撮影したウニの受精卵の発生の経過を見ているうちに,

体で表現できるんじゃね?
 

と深夜に思いたち,実施してみたそうです.



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素晴らしいですね.

連日の実習により蓄積したウニへの愛情と,

非日常空間に絆された彼女らの熱意が生み出した芸術作品です.

 
 

私も長く実習に参加してきましたが,

これほど胸を打つ映像は初めて遭遇しました.



若者の無限の可能性を世に示した力作といえるでしょう.

本当に実習お疲れ様でした.

感動をありがとうございました!


2015年7月14日~20日「臨海実習(大阪市立大学)」⑫

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大阪市立大学臨海実習もいよいよ最後です.

全てのプログラムを終えた最終日はやっぱり打ち上げですね.
 

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みなさんとても楽しそう.

髪がマッキンキンの学生が3人いましたが,

実はこれ,この実習限定なのだとか.

夜空に輝く花火のごとく,最後まで白浜の夜を照らしていました.
 

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最後までお付き合いいただいた後藤先生,ありがとうございました 
 

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そして志賀先生も,久しぶりに白浜にお越しいただき,ありがとうございました


 

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最後はみんなで記念写真.

実に楽しそうです.

こういう場面に立ち会うと,臨海実習をお手伝いできて,

本当に良かったなと実感できます.

今後も,たくさんの人に是非実習に参加してほしいですね.
 

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一夜明けて,最終日はお掃除です.

大分盛り上がったようで,少し(?)しんどそうな学生も.



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ベッドパッドまできっちり
 

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台風の影響もありましたが,

最終日はとても良い天気でした.

きっとみなさんの日ごろの行いのおかげでしょう.
 

お疲れ様でした!


2015年7月14日~20日「臨海実習(大阪市立大学)」⑪

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生理学実験の担当は,後藤先生と志賀先生です.

この実験では,貝たちを様々な塩分組成の水溶液に浸してその反応を見ます.

そのため,貝の表面の余分な海水を取り除くために,十分乾燥させる必要があります.
 

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ということで,後藤先生の合図で早速貝の乾燥です.

新聞紙の上に乾燥させて,一晩ほど放置して,乾燥終了です.

ポイントは,貝の口側を上が向くようにすることと,

一個体ずつきちんと別々に分けおくことでしょうか.

※巻貝はこれくらいでは死にません.



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次は各種水溶液の作成です.
 

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これは各班からの代表が分担して作成します.
 

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貝の同定中.簡単なものはすぐにわかるのですが,

難しいもの(アッキガイの類など)は,慣れないと同定ミスが頻発します.
 

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実験に足る個体数が確保できたら,いよいよ実験開始です.

各水溶液に浸された貝類がどのような反応を示すのかを逐一記録します.
 

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中にはスマホで動画を記録する猛者も.

基本は肉眼で観察しなくてはなりませんが,

動画を参考にするのは,確かに有効な手段と言えるでしょう.

実に便利な世の中になりました.
 

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皆さん手際よく実験を進めてくれて,無事に終了しました

最後は実験器具を洗って実習コンプリート

お疲れ様でした!


2015年7月14日~20日「臨海実習(大阪市立大学)」⑩

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盛りだくさんの大阪市立大学臨海実習,次は生理学実験です.



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この実験ではたくさんの巻貝を採ってきて実験を行います.

担当の市大の先生が台風の影響で到着が遅れたため,

河村博士が巻貝の採集に関する事前レクチャーをしました.

因みに,担当の先生方は丁度採集の直前に到着されました.



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台風一過の海岸.

こんな巨木が浜に打ち上げられるんだから,波の力というのはすごいですね.



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南浜で巻貝の採集中.全員が全員岸壁にへばりつくというのは,

なかなか磯では見られない光景でしょう.



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なかなか異様ですね.

まずは簡単に手に入るアラレタマキビを採集中なのです.

潮上帯で暑さにじっと耐える我慢強い貝です.



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タマキビ採集を終えて,段々と散らばってきました.

なるべくいろんな環境にすむ貝を採集するのです.



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発生実習を終えた水野先生もお手伝いしてくださいました.

総員総出で,かなりたくさんの巻貝が採れました



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 捕まえた貝(特に乾燥に強いタマキビなど)が逃げ出さないよう,

バケツでフタをします.実習もいよいよ大詰めですね.


2015年7月14日~20日「臨海実習(大阪市立大学)」➈

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ウニの次は前口動物に視点をうつして,ゴカイです
 

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左の丸形カップの中に入っているのがカンザシゴカイです.

カンザシゴカイは石灰質の棲管(巣)を作るため,

先の細いニッパーで丁寧に棲管を壊し,中身を取り出す必要があります.
 

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棲管の中に入ったカンザシゴカイ.

石の塊にしか見えません.
 

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ニッパーでプチプチ巣を破壊.

なかなか神経を使う作業です.
 

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場合によっては顕微鏡下でも作業します.

取り出したカンザシゴカイの生殖巣部分を切開して配偶子を取り出し,

人工授精を行うのですが,残念ながら今回は発達の良いものが得られず,

成功とはなりませんでした.残念


2015年7月14日~20日「臨海実習(大阪市立大学)」⑧

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プランクトン・ベントス実習の次はウニの発生実験です.

講師は市立大学の水野先生にバトンタッチ.
 

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まずはウニの人工授精から.

デモンストレーションを河村博士が務められます. 
 

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今年はムラサキウニ,コシダカウニともに順調に放精放卵を誘発する事ができました 
 

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学生も実践.この実習では,実験の前にウニを真水に漬けます.

少しちゃぷちゃぷしたくらいではウニは死にませんが,

体の表面の微生物を殺すことができます.

これにより,微生物の繁殖による卵海水の水質悪化を防げます.



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小さなコシダカウニにアセチルコリンを注射
 

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なかなかの確率で成功したようです


2015年7月14日~20日「臨海実習(大阪市立大学)」⑦

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ナマコの解剖のあと,おもむろに取り出された黒い糸と針...
 

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一体これで何をするのかと思いきや...
 

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こ,
 

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これは!
 

解剖されたナマコの腹を縫い合わせています.

聴いたところによると,ナマコを横に切って真っ二つにすると,

それなりの確率でどちらも再生するのだとか.

(再生率に偏りがあった気がしますが,忘れました)
 

対して今回のように縦に切ってしまうと,ほとんど再生しないらしいのです.

そこで,腹を縫合することで,再生検証実験を試みているのだとか.
 

実に野心あふれるフレッシュな実験ですね.

果たしてうまくいくのでしょうか??


2015年7月14日~20日「臨海実習(大阪市立大学)」⑥

動物分類学実習の最後は,みなさんそれぞれに調べた生き物についての発表です.

そのような自然の分類体系の位置にあるのか?

どのような生活史を送っているのか?

その分布域の範囲は?

などをまとめ,3分程度で発表してもらいます.

一人一人の内容までは書ききれませんが,

皆さんとても堂々と,わかりやすく,そして楽しく発表してくださいました.

その一瞬一瞬をご覧ください.
 

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黒板にも書いてありますが,この実習の前半では,

台風の影響で実験所外へのアクセスが閉鎖されました.

そのような中で,みなさんじっくりと自身の発表対象を調べ上げ,

聴いている側も楽しめるオリジナリティ溢れる発表を行ってくださいました.

さあ,これで実習も折り返しです


2015年7月14日~20日「臨海実習(大阪市立大学)」➄

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ベントス実習では,それぞれ特定の分類群を選んで,

それについてとことん掘り下げて調べます.
 

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ナマコを選んだ学生が,是非とも内部形態を観察したいというので,

解剖してみることとなりました.
 

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毎度おなじみニセクロナマコの解剖.

赤い生殖巣が見えます.メスですね.

他にも呼吸樹や消化管,キュビエ管の配置など,

慎重に観察してくれました.
 

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こちらはイソアワモチ(カタツムリの仲間の有肺類)に愛を感じてしまったらしく,

まさしく肌身離さなくなってしまった学生たち.

生き物に愛を持つのはよいことですね.
 

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因みにプランクトンに話を戻すとヤムシが採れていました.

多様な動物門がみられるのは,海の実習の特権ですね.


2015年7月14日~20日「臨海実習(大阪市立大学)」④

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マクロベントスの次は,プランクトン観察です.
 

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小さいものが多いため,スポイトで「何かいそう」なところを狙って吸い出します.
 

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顕微鏡をのぞくと,そこには驚くべきプランクトンたちの世界が
 

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ここでも,もちろん図鑑が大活躍
 

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結構いろんなものが採れました.

集団になっているケイソウ.
 

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着底寸前の腕足動物(!)
 

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渦虫類と思われる扁形動物.

これは本来はプランクトンではないので,

波に舞っている間にネットに紛れ込んだのでしょう.
 

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プランクトン専門の河村博士による講義も催されました.
 

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刺胞発射の様子も観察しました.

「生物界最速」と謳われるその動きに,みなさん興味津々です.

実際に見たい人は,ぜひ実習に参加してみましょう!


2015年7月14日~20日「臨海実習(大阪市立大学)」③

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磯観察で採ってきた生物は,

このように容器のフタ替わりにガーゼを使うことで,

小さな生き物でもいなくならずに長期間保管しておくことができます.



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そして,採集物を各自同定.
 

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ヤドカリを同定したい人は,万力を使って殻を割って本体を取り出します.
 

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小さな生き物は顕微鏡を使って形態を観察
 

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実習室の図鑑もフル活用



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最後は久保田先生によるまとめのお話.

波が高くいろんな場所を回る事は出来なかったのですが,

それでもたくさんの生物が採集できました.

 


2015年7月14日~20日「臨海実習(大阪市立大学)」②

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やや潮が高くなってきたので,実験所前の浜まで移動しました.
 

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青空で気持ちいですねー.
 

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と思ったら海は荒れていました

押し寄せる白波.
 

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教員も学生もずぶぬれです.
 

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箱メガネを持参した猛者も.

状況に適した正しい武器です.
 

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ということで,一日目からなかなかハードな磯観察となりましたが,

皆さんそれぞれに海の生き物の学びを深めたようですよ.

※これらの観察は,専門家の指導の下,安全に配慮して行われています.


2015年7月14日~20日「臨海実習(大阪市立大学)」①

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2015年7月14日~20日にかけて,大阪市立大学理学部の実習が開催されました.
 

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本実習では,動物の多様性の講義を,本所の久保田先生が務められています.
 

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まずは水族館で,各動物群についての基礎知識の収集です.
 

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海産無脊椎動物の展示には密かな定評のある水族館の飼育動物は多様性の学習に最適



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水族館に展示されていない生物については,

これまでに採りためておいた標本を観察します.
 

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準備万端!磯に出発



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普段は番所崎を一周したいのですが,やや波が高いため南浜で観察です.

それでも外洋の影響を受けた多様な動物相が観察できます.


2015年7月5日~9日「臨海実習(奈良教育大学)」⑦

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最後に,今回の実習で見られた動物門のおさらいです.

5日間の実習で15の動物門が観察できました.

比較的簡単に,数多くの動物門がみられるのも,

海産動物の形態の多様性あってこそではないでしょうか.
 

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良く学んだあとは打ち上げ
 

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お酒好きの奈良教の先生方と,とても楽しい時間を過ごせました
 

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最終日は掃除をして解散

...の前に,恒例のお土産(ウミウシフィギュア)の進呈です.



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先生方も興味津々

毎回鉄板ですなあ.
 

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ということで,とても楽しい実習でした.

今回はリピーターもおり,白浜の海を存分に楽しんでくださったみたいで,嬉しい限りでした.

また今回の参加者の中からリピーターが現れることを期待します.



さあ,この後も実習目白押しです.夏が始まりましたよ


2015年7月5日~9日「臨海実習(奈良教育大学)」⑥

※今日の記事はグロ注意です
 
 
 
 
 
 
 
 

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奈良教育大学臨海実習,次のプログラムはナマコの解剖です.



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棘皮動物の実習ということで,演習を担当させてもらいました.



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初めての解剖ですが,みなさん抵抗なくすすめます.

赤い紐状の卵巣が広がっていますね.



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ピンセットでつかんでいる太い紐が腸で,

そこにぶら下がっている細い紐が腸間膜だと思われます.

そしてさらに腸間膜にぶら下がっている赤茶色いもやもやは,毛細血管ではないかと思われます.

水中に広がっているクリーム色のもやもや(見にくいですが)は,呼吸樹です.

この毛細血管に完全に癒合しています.ガス交換が行われているのでしょうか.
 

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実習室にあるナマコの解剖図はシロナマコとマナマコしかなく,

ニセクロナマコの内臓とは若干の違いがみられます.

それらと比べつつ,各器官をあーでもないこーでもないと議論中.

勉強になります.


2015年7月5日~9日「臨海実習(奈良教育大学)」➄

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奈良教育大学の実習は盛りだくさんです.

メイオベントス観察のお次はウニの発生観察です.
 

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卵を採取する際にウニの生殖孔(頭頂部にあります)を海水に漬ける必要があります.

その際にトゲが邪魔にならぬよう,頭の部分のトゲを鋏で切ります.

※棘はまた再生します.
 
 
 

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みんなでチョキチョキ,ウニの散髪です.
 

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塩化アセチルコリンを注射後,無事に卵が採れたようです

卵が水底に落ちていく様子は見ていて飽きません.

思わず写真を撮る学生もちらほら.
 

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無事に精子と卵が揃いました
 

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汚れなどで卵が悪くならないよう,洗浄を行ってあげます.

卵の入った容器をやさしく撹拌し,少し待って汚れが沈殿したところで,

まだ卵が待っている上澄みを,別の容器に移してあげます.

最後に濾過海水でメスアップしてあげれば,

清潔かつ酸素状態も良い海水に移し替えてあげたことになります.


2015年7月5日~9日「臨海実習(奈良教育大学)」④

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マクロベントスの次はメイオベントスを観察します.

砂などの基質を撹拌
 

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その上澄みを63µmのネットでこす
 

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海藻,フジツボに関しても同じ作業を行い,メイオベントスを抽出します
 

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果たして何がみられるのでしょうか?



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原生生物がご専門の石田先生.

いつまでやっていてもわからないものが出てくるメイオベントス実習ですが,

専門家がいらっしゃると違いますね

いつもよりも多くの種がピックアップできました


2015年7月5日~9日「臨海実習(奈良教育大学)」③

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畠島の生物を早速仕分けです.
 

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分類群(門または綱)ごとに担当者を分け,調べていきます.

「カイメンだ!体中に穴が空いているぞ!」

最も分類学的な知識が身に付く瞬間ですね.
 

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ある程度仕分けたら解説です.
 

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河村博士による,トゲトサカにくっついていたクラゲムシ(有櫛動物)のご説明.
 

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私も棘皮動物を解説しました.

手には何かを持っていますが,何を持っていたかは忘れました
 

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総計で96種の生物が得られました.

一日でこれだけ採るとは天晴


2015年7月5日~9日「臨海実習(奈良教育大学)」②

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奈良教育大学でも畠島へ渡ります.
 

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良く潮が引いています
 

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先生方の採集能力が高い

色んな物を見つけてきては,我々を驚かせてくださいました.
 

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梅雨の最中でしたが,磯観察中は雨がピタッと止んで,

磯採集日和でした
 

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とても楽しい畠島観察でした.

いつもと違って,飼育員の山内さんがゾエアの操船員となって迎えに来てくださいました


2015年7月5日~9日「臨海実習(奈良教育大学)」①

2015年7月5日~9日にかけて,奈良教育大学の臨海実習が開催されました.

 
 

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やや天気はすぐれませんでしたが,

奈良から20名の学生が集参してくださいました



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到着後,何はともあれ,さっそく浜へ

 
 

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砂を掘り,

 
 

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海藻を集め,

 
 

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フジツボを採る

メイオベントス観察の試料集めですね!
 

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七月の実習第二弾の始まりです


2015年6月30日~7月4日「臨海実習(大阪教育大学)」⑧

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実習最後のまとめです.

メイオ/マクロベントス,プランクトンを観察して,様々な動物門がみられました.

動物のボディプランのほとんどは海で見る事ができます.

この実習を通して,海産動物の多様性を学んでもらえればうれしいですね.



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実習の最終日は恒例のウミウシフィギュア進呈



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早速ストラップを携帯に装着してくれました



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最後の最後は打ち上げです



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本当にお疲れ様でした!


2015年6月30日~7月4日「臨海実習(大阪教育大学)」⑦

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メイオベントスのお次はプランクトン採集です.

北浜で河村博士によるプランクトンネットの使い方の講義を行っていると...
 

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沖から一隻の船がやってきたではありませんか.
 

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実験所のゾエアでした

技官さんが沖のプランクトンを採ってくださったのでした
 

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ということで再開.一通りの説明が済んだあと,
 

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実習生に実践してもらいました.投げる
 

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投げる
 

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皆さんいい投げっぷりでした.さて何が採れたのでしょうか.


2015年6月30日~7月4日「臨海実習(大阪教育大学)」⑥

畠島磯観察の次は,メイオベントス観察です
 

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まずは白浜に行って砂を掘ります.



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海水が出てきます.この部分の砂を持ち帰ります.
 

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岸壁のフジツボを採ります.
 

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これらの砂やフジツボについている微小なベントスを洗い出しによって濃縮します
 

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砂に海水を入れ,(水がこぼれないように)とにかく力いっぱい撹拌
 

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十秒ほどして,ゴミが沈降したら,上澄みを0.063 mmのネットで濾します.

これを3回ほど繰り返せば,ネットの中に微小な生物が残るという仕組みです.
 

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後ろでは,海岸で拾った海藻も同様に洗い出しをしました.

果たしていいメイオは採れたのでしょうか?


2015年6月30日~7月4日「臨海実習(大阪教育大学)」➄

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畠島の生き物の観察です.
 

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図鑑を見ながら,あーだこーだと悩みながら同定を進めることで,

その生き物の特徴が頭に入ってきます.
 

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ある程度同定が進んだところで,各動物門ごとに説明をしていきます.

特異な分類群は研究員も担当.刺胞動物は河村博士が説明し,
 

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棘皮動物は私が説明させてもらいました.
 

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その他の分類群は全て宮崎先生がご説明(すごい!).
 

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最終的に一日の採集で85種の動物を見つける事ができました


2015年6月30日~7月4日「臨海実習(大阪教育大学)」④

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晴天ではないものの,雨がなく気温も適度で,

なかなかの磯観察日和でした.
 

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積極的に生物を探しています
 

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珍しい生物を見つけたら宮﨑先生に報告!
 

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今回見つけた生物その①「ユズダマカイメンの類」
 

一瞬ホヤと間違えるのですが,カイメンにしては珍しく個体性や,

表面の突起構造がはっきりしているので,

他のカイメンに比べて比較的区別がつきやすい類です.

ただし,正確な種の同定には,体の中の骨片の形をつぶさに観察する必要があります.
 

生物その②「ナガミル」
 

そろそろ海藻も終わりの時期なのですが,まだいくつか海藻がみられました.

中には人の背丈ほどに成長した緑藻のミルまでみられました.
 

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潮もよく引いています.

有意義な畠島での磯観察となりました.