※今日の記事はグロ注意です
奈良教育大学臨海実習,次のプログラムはナマコの解剖です.
棘皮動物の実習ということで,演習を担当させてもらいました.
初めての解剖ですが,みなさん抵抗なくすすめます.
赤い紐状の卵巣が広がっていますね.
ピンセットでつかんでいる太い紐が腸で,
そこにぶら下がっている細い紐が腸間膜だと思われます.
そしてさらに腸間膜にぶら下がっている赤茶色いもやもやは,毛細血管ではないかと思われます.
水中に広がっているクリーム色のもやもや(見にくいですが)は,呼吸樹です.
この毛細血管に完全に癒合しています.ガス交換が行われているのでしょうか.
実習室にあるナマコの解剖図はシロナマコとマナマコしかなく,
ニセクロナマコの内臓とは若干の違いがみられます.
それらと比べつつ,各器官をあーでもないこーでもないと議論中.
勉強になります.