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プロフィール オカニシマサノリ

奈良女子大学実習2015①

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2015年5月31日から6月4日にかけて,奈良女子大学の臨海実習が行われました.
 

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一日目は素晴らしい天気に恵まれました

早速海藻実習に出かけます.
 

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たまたま外に出てきていた技官さんたちが遠くから見守ってくださっていました.
 

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講師は京都大学の鰺坂先生です.

先生のお話をしっかりメモする学生さんたち.
 

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引率は奈良女子大学の遊佐先生です.

学生さんたちに見せるための動物をお探し中.
 

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帯状分布のご説明中.

動物だけでなく,もちろん藻類でも帯状分布は見られます.

こちらは季節限定ですね.
 

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それにしても良い天気です
 

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オーバーハングしている部分は,日が当たらないために,

シマオオギなどの深場の海藻が生えています.
 

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持ち帰った海藻を使って切片を見ます.

外見だけでなく,切片を作って観察しないと同定が難しい種もいます.
 

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磯観察中に採れたヤガラの仲間.

餌にうるさいため大変飼うのが難しい種類で,

少し観察した後,海に帰してあげました.


白浜ドレッジ20150527, 28④

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先日のドレッジでの洗い出しの様子.

古いの抜けが悪くなってしまったので,

みんなで揺すったり底面をこすったりして底質を抜いています.
 

何かを呼ぶ儀式のようだと言われました
 

(ドロドロはこの後ちゃんと掃除しました)


白浜ドレッジ20150527, 28③

 

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調査二日目

この日はやや風が出てきたので,湾内での調査となりました.

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なるべく時間短縮で行うために,このスミス・マッキンタイアー採泥器を使いました

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水深が浅いので,落としたと思ったらすぐに上がってきます.

下の半円筒状の部分に,海底の泥や砂が入ってくる仕組みです.

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こちらが採集された基質.

なんとウミヒルモがそのまんまの状態で入ってきました

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次は,基質採集用のドレッジです.

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投入

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おや,なんだかよく曳いているようですねえ.

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あ!岩か何かに引っかかって,繋いでいたロープの一部が切れたようです.

命綱と呼ばれる綱が機能して,ひっくりかえって上がってきました.

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こちらがワイヤーが切れた部分.

ヒューズワイヤーと呼ばれ,負担がかかるとここが切れて,

船にダメージが伝わらない仕組みになっています.

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二回目でもやはりヒューズが切れていました.

が,中身の砂を保持して帰ってきてくれました

この中には貴重な生物がはいっていましたよ

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こちらが引っかかったドレッジの底面.

岩に引っかかったと思われる部分が,

少し曲がっているのがお分かりでしょうか.
 

 

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そして,帰ってきてみんなでソーティングです.

参加者のみなさん,お手伝いいただきありがとうございました


白浜ドレッジ20150527, 28②

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まだまだ続くドレッジ調査レポート.

二発目はどうか?
 

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むむ,あまり取れていない?いえいえ,生き物はたくさん採れています.

恐らく底質が細かい砂で,挙げてくる間に抜けているのでしょう.
 

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三発目はどうだ
 

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おお,結構採れました

この中から生き物だけを探し出します.

パッと見はわからなくても,研究室に持ち帰って細かく見ると,

以外にたくさんの生きものがうごめいているものです.
 

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四発目はなんとドロドロです
 

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皆さん泥んこになりながら,泥をばんじゅうに受けました.

この泥の中にもいい生き物がいたのです
 

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調査が終わってみんなで昼食.

これからソーティングです


白浜ドレッジ20150527, 28①

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以前このブログでも告知いたしましたが,

2015年5月27日と28日に,ヤンチナによる深海生物調査を行いました.
 

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たくさんの方にご参加いただきました

こちらは張り切るおじさん主任調査ポスドク(31→32)です.
 

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一日目はとても良い天気

しかし午後から風が吹いてくるということで,早めに船を出しました.

お付き合いいただいた技官さんに感謝です



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もう一人の主任調査ポスドクの千徳博士による計器類の解説.
 

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今回も技術職員のうっちーさんがウインチマンです
 

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いよいよドレッジ投入!技術職員の興田さんが,

ワイヤーの感触でドレッジのかかりを確かめます.

長年の勘が光ります.



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上がってきました!大漁です
 

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重い!屈強な男性陣が束になってやっと内容物を取り出せました.



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おおー!シェルサンドやサンゴの死骸です



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まだまだ一発目でこの成果

果たしてこの先何が待ち受けるのでしょうか.


続・白浜沖生物調査のお知らせ

京都大学瀬戸臨海実験所実験所では,

調査船「ヤンチナ」により,白浜沖の100-300 m海域において,

生物ドレッジによる採集と,プランクトン採集を行っています.
 

本年度は4-6月に集中的に行っており,6月は12日, 29日に実施の予定です.
 

これまでは,1mm以上の篩にかけたものをソーティングし,

ホルマリンまたはアルコールで固定しています.

十分な基質が得られた場合は洗い出しの上澄みを,

63 µmのネットで濾したサンプルも固定しています.
 

必要とする生物は持ち帰り可能,

メイオベントスなどの特殊な採集にも対応,

採集地データも提供,

さらに当実験所での宿泊も可能です.
 

この調査にご興味がおありの方はご一報を

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皆様の積極的なご利用をお待ちしております.


誕生日

 5/27は私の誕生日でした.

丁度調査の懇親会があったため,会場に向かったところ,

宿泊棟の食堂に,クラッカーの音が鳴り響きました
 

所員のみなさんや,調査に来ていた方々が,

サプライズパーティを企画してくれていたのでした
 

人間,あまりにびっくりすると,機能が停止してしまうのですね.

しばらく茫然として動けませんでしたが,本当にうれしかったのです.

ありがとうございました.
 

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ご覧くださいこの豪華なお食事.

いろいろ工夫が凝らされておりました.
 

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これは
 

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クモヒトデonクモヒトデです

ダイコンとセロリから成る大型個体はゴヨウクモヒトデで,

上に乗っている個体は白浜で記載されたOphiolepis utinomiiですね.わかります
 

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そして驚いたのがこの誕生日ケーキ

なんとテヅルモヅルクッキーです

まだ腕が未発達.

これからも更に腕を分岐させる大型モヅルのごとく精進せよとのことですね
 

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このような試行錯誤の賜物だったのですね.

ありがとうございます

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そしてたくさんの方々に誕生日プレゼントを頂きました.

まず,日本酒「上善如水」
 

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「オブ・コスメティックス」のシャンプーとリンス!
 

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ワサビーフ!美味しいですよね.
 

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ブルースハーモニカ



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オカリナ
 

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ヒトデの置物 
 

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ミギーとの相性もばっちりです



大阪市立大学の江崎先生,鳥取県立博物館の徳田さん,京都大学の河村博士,千徳博士,そして小泉君,

いずれも本当に素敵なプレゼントを,ありがとうございました.

大事に使います&味わいます!
 

素敵なお食事をご用意くださった瀬戸臨海実験所の学生の皆さん,

中山君,中町君,吉川君,高橋さん,

本当にありがとうございました.とてもおいしかったです.
 

そして調査中にも関わらずお祝いしてくれた調査メンバーの皆様,

あらためてここにお礼申し上げます.
 

お恥ずかしながらこれだけの人数に祝われたのは初めてで,

今このブログを書きながら,改めて自分は幸せ者だなあと実感しております(TT) 
 

今後もクモヒトデ研究にまい進していきます!


白浜ドレッジ(20150522)③

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河村博士が,何かを網で掬っています



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流れ藻です!ここに稚魚や甲殻類などがたくさんついています.

生物の拠り所となっているんですねえ.

 
 

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いつもよりたくさん曳いてもらって,技官さんには感謝感謝です.

これからもよろしくお願いします!


白浜ドレッジ(20150522)②

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網を投入している間の待ち時間...
 

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それは,深海の曳網の様子に想像を巡らせる時間であり,

調査員同士の憩いの時間でもあります.

過酷な調査の合間に生まれる,ほんの一握りの休息の時間.
 

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と思っていたら,ワイヤーの計器が故障しました

現在のワイヤー長さ,ワイヤーの操出スピード,

ドレッジにかかる圧力,すべてが不明のまま手探りのドレッジとなりました.
 

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しかし,そこはさすが百戦錬磨の技術職員さんです.

きちんとドレッジを挙げる事ができました
 

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しかも貝の死に殻などがどっさり!

これはいい生き物がいそうです
 

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収穫物をプラスチック容器に選り分けます.
 

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未知との遭遇.我々にとってはこれが至福の時間なのです.


白浜ドレッジ(20150522)

先日,またまた深海ドレッジを曳いてきました.
 

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またまた船長がいつもと違うシリーズ.

今回は飼育担当の山内さんです
 

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素晴らしい天候に恵まれ,難なく予調査ポイントにたどり着きました.

最高!
 

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ドレッジ投入!実は新型兵器です.
 

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ドレッジ曳網中,河村博士はプランクトン採集. 
 

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職人ですねえ.
 

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今回は,白眉助教の加賀谷先生も乗船されました

シャコパンチを研究されています.
 

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本当に穏やかですねえ.
 
 
 
 

しかしこの後...
 
 
 
 

とんでもない事態に見舞われるのです
 
 
 
 

続く


畠島分室を改善せよ③

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だらーんとなったこのシート状のもの.

これも分室改善のためのマストアイテムです.
 

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 ぺローンと透明なフィルムをはがします.
 

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窓ガラスに洗剤を吹きかけ,
 

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先ほどのシートを接着
 

シートとガラスの間の洗剤を,ヘラで丁寧に押し出していきます.
 

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次に,ガラスに張り付かずに余った部分をカッターで丁寧に切り取ります.
 

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最後にガラスの上側15センチの部分を切り取って,
 

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完成!スモークガラスにするためのシートでした

上側は採光や空を見るためののぞき窓的な空間です.
 

今回網戸設置にあたってブラインドをなくしたので,

その代りの措置でした.
 

ということで,

畠島分室改善作戦完了
 

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棟梁として改善作戦を遂行された河村博士,

並びに技術職員の皆様,お疲れ様でした


畠島分室を改善せよ②

畠島分室改善大作戦の続きです.

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この木枠は果たして何に使うのか. 
 

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おお,どうやら窓枠にぴったりはまるようです.
 

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ネジ釘でガッチリ固定します.
 

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勘の鋭い方はもうお気づきですね.
 

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そう,網戸です
 

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隙間テープによって,防虫対策もばっちり

これまで網戸がなかったために,夏場も窓を閉めっぱなしだったのですが,

これで心置きなく窓を開け放つことができるという仕組みです
 

畠島分室の快適性が,また一つ上がりました


記事になりました

 

クラウドファンディングについての記事が出ました.

21日付の読売新聞の夕刊です.
 

クラウドファンディングの利点,効果,今後の課題などがとてもうまくまとめられています.

思えば去年は,クラウドファンディングによって研究を大いに進めさせてもらえました.

「支援者が納得できるように,資金を集めた人は,

情報公開などをしっかり進める必要がある」

との指摘もありますように,

現在,データを形にすべく頑張っております


畠島分室を改善せよ①

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とある日の白浜水族館の駐車場.

畠島の分室に向かうため,職員が集いました.
 

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前回の加藤さんに引き続き,

船長がいつもと違うシリーズ.

今回は技術職員の原田さんがゾエアを運転
 

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船に積まれた段ボールや赤色の物体. 
 

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そしてこの木枠.

果たして何に使うのか?
 

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まず段ボールに包まれていたものの答え.



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その正体は...



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発電機でした

畠島の分室に電灯がともります
 

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 明るいぞー!
 

これまでも発電機はあったのですが,始動手順が煩雑で,

作動音が尋常じゃなくやかましかったため,あまり使ってきませんでした.

今回持ってきた発電機はお手軽簡単に使えて静かなので,

これからは積極的に活用していきます
 

これで畠島分室が一つ快適になりました


畠島ウニ調査③

 ウニ調査も終わり,昼食を採って,

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「そろそろ始めますか...」
 

にわかに立ち上がり,
 

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磯観察始めました
 

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せっかく畠島に来たので,昼休みを利用して磯観察.

早速大きなオニイソメが見られました
 

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1 mはゆうにあろうかという巨体.頼もしいですねえ.

しかし大きいものは3 mを超えるらしいので,

まだまだ若造のようです.
 

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多毛類専門家の加藤さんによれば,

どうやら途中でいこのように色が変わっているのは,

一度ちぎれた部分が再生している証拠とのこと.

これだけ大きな体でも条件さえよければ再生できるのですね.
 

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水際に移動させて,ご尊顔をアップで.

このモンスター感,たまりません.
 

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思わぬ撮影会の機会となりました.

AKBよりもOIM!
 

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他にもこんな生物が.

この棘の短さ,何のウニかと思いきや.
 

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どうやらムラサキウニだったようです.

一度ほとんど棘が脱落してしまうようなピンチに見舞われながら,

こちらも再生に成功している模様.

生命の神秘に触れた畠島観察でした.


畠島ウニ調査②

ウニ調査の続きです.

コドラートの枠ができたら,後は枠内のウニを種類ごとに計数するのです
 

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...が.それなりの数のウニを,正確に測るのは至難の業.
 

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そこでこのチェーンの出番です.

これで,現在の自分の調査ラインを線引きをしながら計数できるというすぐれもの.
 

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更に,ごくまれに出現する小さい個体(殻径1.5 cm未満)は,

この透明なプラスチック板のメジャーを使って特別に計数します.

先人たちの知恵が受け継がれています.
 

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潮もいい感じに引いています

今年はなかなか面白い調査結果になったそうです
 

続く.


畠島ウニ調査①

畠島で毎年行っているウニの生態調査をしてきました

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ゾエアを運転する加藤さん,
 

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および船員を務める山内さん.

お二人とも飼育担当ですが,船員も務められます
 

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いい感じで雲っており,調査日和です
 

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畠島の北西部の先っちょに来ました.

加藤さんが指さすところが調査地です
 

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まずメジャーで距離を測り,
 

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しかるべき岩に釘をうつ.

※調査後は回収します.
 

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この釘に赤い紐を引っかけて,
 

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巨大なコドラートを作ります

これで調査の枠が完成しました
 

後半に続く.


合同ゼミ

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先日,瀬戸臨海実験所と京大本校の沼田研との合同ゼミが行われました.

瀬戸を早朝に発ち,車を運転すること3時間半,京大に到着しました

瀬戸からはD1の中山君とM2の中町君が参戦

積極的に頑張っていて頼もしい限りです.
 

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なんとセミナー終了後は懇親会まで
 

いろんな方とお話させていただきましたが,

なんとクモヒトデの事をご存じの方もおられました.

宣伝効果でしょうか.ありがたい限りです.
 

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最後は宮崎先生のごあいさつで締め.
 

おつかれさまでした


クモヒトデ人形

 

 

藤田先生の部屋の入り口に,何やら見慣れぬ物体が.
 

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なんぞこれw

真ん中はセサミストリートのキャラクターでしょうか?
 

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もう一個体発見しました.

シンガポールの方が作ってくださったとのこと.

トゲクモヒトデ科とみました
 

それにしてもよくできたクモヒトデ人形です.

しかも簡単に作れそう...

増産したら白浜駅に飾ってもらえませんかね?


くじ引き de ランチ

科博の院生室での一幕.
 

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「今日の昼ご飯何しよっかなー.」

なかなか食べたい店が決まらない時,ありますよね. 
 

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 そんな時は,

このクール宅急便くじ引き箱に手を突っ込みます.
 

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でました

これで引き当てたお店に行くという仕組み
 

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中にはこんなにたくさんお店の名刺が.
 

一度行った店がおいしかったら名刺を持って帰ってくるシステムにしたら,

系統樹探索法の理論と同じになるのでは?

などとアカデミック?な話に無理やり近づけようとしていました.


CT画像からの立体構築①

 

Image Jを使ったCT画像の立体構築の方法について,

少し(ホントに初歩的ですが)出来るようになったので備忘録もかねて紹介します.

今回はFijiというImage Jの画像処理パッケージを使用します.
 

用意するものは以下の通り.
 

1.  連続切片画像データ(組織切片画像などは別途ズレを調整する必要あり)

2. Fijiソフトウェア

3. 立体構築にかける意気込み 
 

○準備

・連続画像データのファイル名は全て連続番号にしておく.

・立体構築を行うためのフォルダ(今回は「3D」とします)を作り,

その中を連続画像データだけにしておく.
 

CT1

「3D」フォルダ内がこんな感じになればOK. 
 

1.Fiji をDLする.

http://fiji.sc/Fijiのリンク先の”Downloads”から適切なver.をDLする.

・fiji.weim64.zipがDLされるので,解凍する.

・解凍先(デスクトップにしておくと便利)にFiji.appフォルダーができる.
 

2. Fijiで画像を読み込む

・Fiji.appフォルダ内のImageJ-win64.exeを立ち上げる.

CT2

・こんなのが立ち上がるので,「File> Import> Image Sequence」を選択し,

「3D」フォルダの中から最も番号の若い連続切片画像を選択する.
 

・連続切片画像が重ねられた「Stack」画像が表示される.
 

CT3

こんな感じ.下のスライドバーを動かせば,Stackされているか確認できる.
 

・Stack画面を選択した状態でShift+Cで「Brightness & Contrast」が調整できる.

・スライドバーで調整して,周りのゴミなどが写らないように調整する.

・この際,(Fiji Is Just) Image Jウィンドウの「Process> Sharpen」などで,

より精彩な画像にする事ができるようです.

※上の画像は調整済.
 

3. 立体構築

・(Fiji Is Just) Image Jウィンドウを選択し,

「Plugins> 3D Viewer」で3D画像が構築できる.

CT4

こんな感じ.後はマウスでぐりぐり動かして3D映像のエンジョイできます.
 

Virtual dissectingの方法などはまだ勉強中.


海洋てぬぐい

 出身研究室の院生室に遊びに行ったところ,
 

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このような手ぬぐい発見

後輩の泉君(鬼才)が西表島で手に入れたそうです.
 

実にマニアックなサンゴ手ぬぐい.

期間限定手ぬぐいで,あと2-3ヶ月でなくなってしまうのだとか.
 


X線撮影再び

以前串本で採れたこのモヅル
 

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その後解析を進めてみたところ,やはり面白い種である事がわかりつつあります.
 

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そこで科博に行ってCTスキャン映像を撮ってきました

この筒の中に入れる必要があるので,泣く泣く腕をカット.

科学に犠牲はつきものです.
 

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そしてスキャン

おお!いろいろ見えてるじゃありませんか!
 

最近,スキャンの使い方も色々とわかってきて,

軌道に乗り始めた感触です.ホクホクです.
 


白浜ドレッジ➄

先日のドレッジで採れた面白クモヒトデ続編.

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このような見事なウミトサカが採れたのですが...

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よく見るとクモヒトデだらけです

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トゲクモヒトデ科の一種かと思われます.
 

しかしうまいことトサカの間に潜り込んでいます. 

浅いところのトサカには全然絡んでいないのに,

なぜ深場でこんなにしっかりした共生関係(にみえる)が起きているのか.
 

うーむ調べなくては.

5月のドレッジでも採れますように


セミホウボウ

北浜を散歩していたら,波打ち際に鮮やかな青い物体が.

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最初は釣りに使う餌木かなと思っていたところ,

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動くんですよコレが.

ムービーも撮りました↓

後で河村博士に見せたら,セミホウボウだそう.

ホウボウって浅場にもいるのですね.
 

残念ながら捕まえることはできませんでしたが,

GW明けのうれしい出会いでした.


化石研究会で発表してきます

化石研究会の第33回 総会・学術大会で招待講演を行うことになりました.

詳細はこちら



ミニシンポジウム(一般公開)
テ ー マ:「深海環境と生物」



1 趣旨

駿河湾と言えば、海底谷の存在により湾の奧深くまで深海環境が存在しており、

そこには様々な深海生物が暮らしていて、最近ではたいへん話題となっています。

そこで今回は、駿河湾、そして深海生物やそれらの化石に関連した四題について、講演していただきます。



2 パネリスト・タイトル(仮題)

講 演: 講演1「駿河湾はどうやってできたか?」
講師 柴 正博(東海大学自然史博物館)



講演2「謎のサメ、メガマウスをさぐる」
講師 田中 彰(東海大学海洋学部)



講演3「師崎層群の硬骨魚類化石相-深海魚を中心に-」
講師 大江文雄(東海化石研究会)



講演4「分子系統で探るテヅルモヅル類の進化」
講師 岡西政典(京都大学瀬戸臨海実験所)



3 コーディネーター: 柴 正博 (東海大学自然史博物館)



4 主催: 化石研究会



5 日時: 2015年6月6日(土)・7日(日)



6 場所: 東海大学海洋科学博物館(静岡県静岡市清水区三保 2389)



7 対象: 一般



8 料金:化石研究会会員は無料
※ 非会員の方は博物館入館料が必要です(一般:1500 円、学生:750 円)



詳細はコチラ↓

http://www.geocities.jp/tepkun/

 
 

知り合いの化石研究者からお話を頂いたのですが,

他の講演者の方々は,いずれもえらい先生方です.

こんな現生屋の若手で務まるのか不安ですが,頑張ってきたいと思います.



それにしても...



「駿河湾」

「メガマウス」

「魚類化石」



いずれも深海生物好きにはたまらないキーワードばかり

一聴衆としても,楽しんできたいと思います


白浜ドレッジ④

先日のドレッジで変なクモヒトデが採れました.

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こいつです.

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残念ながら体は半分です.弱っているわけではなさそうなので,

分裂中かもしれません.

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変ポイント:体が皮で覆われている.

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更に変ポイント:腕の反口側で皮が内輪状になっている.

ふーむ,今同定を進めていて,こいつか?というところまでは行きついていますが...

ひょっとするととても面白いやつかもしれません.ホクホク.

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Ophiologimus hexactisも採れました.

すぐに盤が溶けてしまいます.今回も完全体の捕獲はならず.

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ちょっと大きめのスナクモヒトデ類.

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Ophiomusiumの類.この類は異様に体が硬いのですが,

一体普段どのように生活しているのでしょうか.

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トゲクモヒトデ類.深海に多い類です.

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 他にも,マツカサキンコと思われるものも.

棘皮とは思えませんねえ.


白浜ドレッジ③

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ドレッジでなかなか良さそうな基質が採れました.

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中に残った砂などを残さず回収!この中にお宝があります.

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海水でゆすぎながら,丁寧に基質の中を見ていくと...

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いろいろ採れました!この小さいのは全てサンゴ.

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抜けた歯のようですが,これも立派なサンゴ.

千徳博士ウハウハだそうです!

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そして...ん?
 

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おや?

(つд⊂)ゴシゴシゴシ
_, ._
(;゚ Д゚) …!?
 

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もづるです!
 

もづるが採れました!

白浜沖での調査を続けること2年あまり,やっともづるを手にすることができました!
 

いやーうれしい,ツノモヅルという種類ですよ.

飼育を試みて,生態や行動を明らかにしたいところ!

その他にも,たくさんいいくもひとでが採れました!
 

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ということで,大満足のドレッジでした!


白浜沖生物調査のお知らせ

京都大学瀬戸臨海実験所実験所では,
調査船「ヤンチナ」により,白浜沖の100-300 m海域において,
生物ドレッジによる採集と,プランクトン採集を行っています.
 
本年度は4-6月に集中的に行っており,5月は5/20-22, 5/27, 5/29の予定です.
 
これまでは,1mm以上の篩にかけたものをソーティングし,
ホルマリンまたはアルコールで固定しています.
 
必要とする生物は持ち帰り可能,
メイオベントスなどの特殊な採集にも対応,
採集地データも提供,
さらに当実験所での宿泊も可能です.
 
この調査に興味がおありの方は私までご一報を
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写真提供:河村博士
 
 
皆様の積極的なご利用をお待ちしております.

白浜ドレッジ②

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一回目のドレッジは砂砂でした.

砂の隙間に様々な生物が潜んでいるのです

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今日はいいぞー.水深を少し浅く,200mまで移動してもう一回

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ドレッジを待ってる間に,水面を漂っていた木片に付着していたミョウガガイをゲット

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フジツボ類の研究をしている新人の高橋さんの手に渡りました.

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新人といえばもう一人,三重大から来た吉川君(奥)もドレッジに参加してくれました

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そうこうしている間にドレッジが帰ってきました

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おお,貝の死に殻や石です

果たしてどんな生き物が潜んでいるのか
 

続く
 

※写真@河村博士


白浜ドレッジ

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先日,白浜ドレッジを行ってきました

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たまには酔ってない元気な姿をお見せしましょう.

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天気は最高!あっという間に水深300 mまで到着しました

ドレッジ投入

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今回は若手の技術職員さんも多く乗船しました.

技術の継承が行われています

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さあ何が上がってくるかな?

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ほんとに天気がよかったので,みんな元気

笑顔がこぼれます.

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さあドレッジが戻ってきました!中身はいかに?



※写真@河村博士


和歌山大学 臨海実習 ⑧

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風はやや強かったものの,磯採集日和でした

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潮も良く引いています

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吸い込まれるような青い空.

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青い空と白い雲.

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海岸と空.

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海と学生の笑顔.

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砂浜と・・・?

海岸の漂着物でアートが始まりました.

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「よそ者は出ていけ!」領地を守るために必死な様子.

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完成したようです.

何気に快適空間だったようです.

※この後,アートは元に戻しました.

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さあ,帰りますよ!とても楽しい畠島でした.

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いよいよ実習も最後です.ラストナイトは打ち上げです

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師弟の仲も深まりました.お疲れ様でした

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最終日はお掃除の後...

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恒例のウミウシフィギュア提供!毎回喜んでもらえます.鉄板ですね

お疲れさまでした


和歌山大学 臨海実習 ⑦

 

 

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予定にはなかったのですが,急遽ウニの放精放卵にもチャレンジしてみることにしました.
 

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アセチルコリンを打ってしばし待つ.
 

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この時期はなかなかベストな生殖時期を持つウニが少ないのですが,

ムラサキウニの卵を観察できました

墨汁の中では,ゼリー層が観察できます.
 

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そしてまたすぐさまフィールドです.
 

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皆さんカッパで完全装備.なぜかというと...
 

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この日は風が強かった

波がザバザバかかってくるため,みな身をかがめてじっと耐えています.
 

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何とか上陸



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黒板を見ながら畠島の説明をした後...



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まずはお弁当で腹ごしらえ



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そして磯観察へ.果たして何が採れるのか?


動物命名規約の輪読会が開催されます

毎年恒例の,動物命名規約の勉強会が開催されます

今年も日本動物分類学会大会@広島大学の後,

以下の要領で開催されます.詳細は以下の通りです.
 

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第6回『若手分類学者の集い』のご案内
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<開催趣旨>

 これまで6回にわたり日本動物分類学会大会にあわせて開催された勉強会『若手分類学者の集い』では、全国の若手分類学者が集まって国際動物命名規約の学習を行いました。さまざまな分野の研究者による自由闊達な議論によって規約への理解を深めることができたと感じています。

 今年も日本動物分類学会大会の日程に合わせて勉強会の開催を企画しましたので参加者を募集いたします。勉強会の内容はこれまでと同様、『国際動物命名規約第4版』を輪読形式で読み進め、疑問がある場合にはそのつど全員で徹底的に議論を行い、解決する、というものです。また、勉強会は、予算的な負担が最小限で済むように日本動物分類学会の終了後に会場である広島大学の近くで行います。もちろん、日本動物分類学会大会に出られない方の参加も大歓迎いたします。

 なお、「若手分類学者の集い」という名前ではありますが、これは特に若手の参加が重要だと考えているからで、若手しか参加できないという意味ではありません。また、専攻が分類学でなくてもまったく問題ありません。気持ちが若手 !で、分類学に興味をお持ちの全ての方の参加を歓迎いたします。 
 

<内容>

国際動物命名規約の勉強会

※基本的に輪読形式です。『国際動物命名規約第4版日本語版』をお持ちください。

 第5回より2巡目の輪読を開始しています。第6回までに条23.12(26ページ)までの学習が済みました。第7回はこの続きの条24から輪読を行いたいと考えています。なお、勉強会の最後に次回の開催や内容について話し合う予定です。

※『国際動物命名規約 第4版日本語版』をお持ちでない方は日本分類学会連合のウェブサイト(下記)をご参照ください。PDF版のダウンロードができます(無料)。2,800円(送料込み)で印刷体の購入もできます。一般の書店では取り扱われていません。

http://www.ujssb.org/iczn/index.html

※2012年9月4日に国際動物命名規約が改正され,同日に発効しました。こちらも適宜参照します。改正文の和訳を含む解説記事が「タクサ」第34号に掲載されています。PDFが日本動物分類学会のウェブサイト(下記)からダウンロードできます。

http://jssz.sakura.ne.jp/ 
 

<勉強会会場および宿泊先>

広島大学 学士会館

http://www.hiroshima-u.ac.jp/top/kenkyusyo/syukuhaku/p_471489.html

広島大学東広島キャンパス内。大会会場の教育学部から徒歩2分程度。

学士会館までのアクセスは以下のリンクをご参照下さい。

http://www.hiroshima-u.ac.jp/gecbo/p_3e2399.html
 
 

<日時>

2015年6月14日(日)18:00 ~ 15日(月)18:00

・集合場所は2箇所を予定しております。17時15分に分類学会の大会会場の出入り口付近、または17時30分に勉強会会場の学士会館に直接お越しください。詳しい日程は、後日、参加者にお知らせします。

※1日目の開始時刻は日本動物分類学会大会のプログラムに合わせて調整する可能性があります。

※2日目の17時以降に、希望者で打ち上げを行う予定です。 
 

<費用>

・宿泊費:1人当たり3,800円の予定です。

・食事は、学士会館付近のコンビニや学食を利用する予定です。

・一日目の夕食は勉強会会場にチェックイン後、近くのコンビニに購入に行く予定です。各自で弁当等を持参されても構いません。
 

<参加申し込み方法>

 参加ご希望の方は、5月18日(月)までに小林元樹(mail: genki_k(a) nenv.k.u-tokyo.ac.jp) まで下記の点をご連絡ください。

 なお、会場の収容人数の問題があるため、先着順で定員に達した場合には、募集を締め切らせていただきます。あしからずご了承ください。
 

1.氏名・フリガナ

2.性別

3.所属(学生の方は学年もお知らせください)

4.E-mailアドレス

5.研究対象(例:日本産カサガイ類の系統と分類)

6.動物分類学会大会への参加の有無

7.部分参加や会場に宿泊されない方はその旨をお書きください(勉強会は合宿形式で夜遅くまで続きますので、できる限り会場にご宿泊されることをお勧めします)。

 ご不明な点がありましたら下記の5名の世話人のうち、誰にでもどうぞお気軽にお問い合わせください。
 

<世話人>(五十音順)

小林元樹(東京大学大学院 新領域創成科学研究科 修士課程2年)

E-mail:genki_k(a) nenv.k.u-tokyo.ac.jp

自見直人(広島大学大学院 生物圏科学研究科 博士前期課程2年)

E-mail:jimin(a) jamstec.go.jp

田中颯(東京海洋大学 海洋環境学科 学部4年)

E-mail:tanattyokana(a) gmail.com

田中隼人(広島大学大学院 生物圏科学研究科竹原ステーション 学振PD)

E-mail:Cladocopina(a) gmail.com

照屋清之介(東京大学大学院 理学系研究科 博士課程2年)

E-mail:teruya(a) um.u-tokyo.ac.jp

※(a)は@に置き換えてください。

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以上です.今年もワイワイ,楽しく命名規約を勉強しましょう


和歌山大学 臨海実習 ⑥

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フィールドだけではありません.水族館の解説も行いました.

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白浜水族館の目玉といえばこれ

ずらり並んだ無脊椎動物の展示です.

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ホシムシ,ヒモムシ,ヒメイカなど,普段はなかなか見られない生き物を,

なるべく細部まで観察できるよう工夫が施されています.

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バックヤードの説明も行いました.

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水族館の心臓部である循環系の説明のあと...

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なんと飼育員さんの計らいで,えさやりをさせてもらえることになりました

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大水槽に,いっせーので餌を投げ入れます

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おーー,ロウニンアジなど大型魚類が餌を奪い合う様は圧巻です

とても良い体験になったようですよ


和歌山大学 臨海実習 ⑤

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盛りだくさんの和歌山大学臨海実習.

お次は陸上植物の根に共生するシアノバクテリアの観察です.
 

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観察するのはこのソテツ.
 

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根っこを手で掘り返してやると...
 

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でました!サンゴ根と呼ばれているそうです.

枝ぶりといい,色合いといい,確かにサンゴに似ています.
 

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このサンゴ根の断面が緑色になっているのがお判りでしょうか?

この部分にシアノバクテリアがびっしり共生しているということです.
 

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サンゴ根とともにパシャリ.

いよいよ実習も後半に突入です


和歌山大学 臨海実習 ④

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さてさて,和歌山大学臨海実習も折り返し地点です.

ウツボやハゼなど,魚類中心に行われた心電図測定ですが...
 

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むむ,電極に何やらフックのようなものを通しています.
 

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なんとケブカガニに針を通し,心電図を測定しようという試みです

はじめは表面にテープで電極をくっつけようとしたらしいのですが,

なかなかうまくいかなかったため,針に切り替えたそうです.

何事も工夫が必要ということですね.

※ちなみに,これくらいではカニは死にません.
 
 

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生物ごとに違った波形が見られます.

魚類はしっかりした拍動の様子が観察できましたが,

無脊椎動物はノイズが多く,なかなかしっかりした結果は出なかったようです.

なぜ,同じく心臓を持つのに脊椎とは違った結果になってしまうのか.

興味深い課題ですね.
 

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心電図の次はプランクトン

集魚灯によって来たプランクトンを網で集めて...
 

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顕微鏡で観察
 

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カイアシ,渦鞭毛藻,ゾエア幼生...

プランクトンの形はバライエティに富んでおり,

いつも我々の目を楽しませてくれますね.


目録が出版されました

沖縄の棘皮動物の目録が出版されました
 

藤田喜久,入村精一,木暮陽一,岡西政典,François Michonneau, 成瀬貫.(2015)

琉球大学資料館(風樹館)棘皮動物標本目録.

琉球大学資料館(風樹館)収蔵資料目録 第10号.pp. 106.
 

私はツルクモヒトデ目とクモヒトデの一部の同定・写真撮影・および序文の執筆をお手伝いしております.

PDFへのリンクはこちら↓(画像をクリック!)
 

 琉球大学資料館 棘皮動物標本目録

ページ下部のリンクからDL出来ます(35.9MB)
 

225種の写真288枚が掲載されておりますが,他の著者の皆様の写真はいずれも非常に美しく,

私が撮影した写真のクオリティの低さをただただ恥じるばかりです.
 

タイトルページの各綱の写真は特に美しく.

私もこのように対象分類群に「愛」を持たねばとハッとさせられました.
 

沖縄には多数の棘皮動物が生息しているにも関わらず,

包括的な報告はありませんでした.

本書が今後の沖縄の棘皮動物研究の進展に役立ちますよう 
 


和歌山大学 臨海実習 ③

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採集した藻類の切片観察です.
 

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切片観察に欠かせないのがこの「ピス」.

切れ目を入れて藻類はをはさみ,

ピスごと薄く切る事で切片にします.
 

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勿論,藻類の押し葉標本も作ります.
 

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潮がいい時間になってきたので,フィールドです.

和歌山大学はとにかくフィールドに出る
 

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江津良の海岸で磯観察.大変良く潮が引いています.
 

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普段はなかなか見られない生物の姿シリーズ.

干出してだらーんとしてしまったケヤリムシ.
 

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浅場のタコノマラ.
 

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シロガヤが生殖体を付けていました
 

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これはサンゴイソギンチャクでしょうか?

随分立派なイソギンチャクでした.
 

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オオヘビガイが粘液の糸を出してお食事をしています.
 

普段と違う場所での大潮での採集だったので,

あまりに面白く,我を忘れてしまいました.
 

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持ち帰った藻類や動物の仕分け中.

さあ,同定しまくるんだ


和歌山大学 臨海実習②

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これなんだかわかりますか?
 

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実はこれ,心電図です.
 

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動物の心臓付近に電極を差し込み,

脈動の際の心臓内の電気の流れを検出します.
 

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よく医療ドラマなどで,集中治療室の片隅でピコピコ音を発しているアレですね.

光点の上下の振れで,電気の流れが示されます.
 

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デモンストレーション中.

ヒトの心臓の動きをみんなで学びました
 

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早速学生もチャレンジ

魚の場合はフェノキシエタノールで麻酔し,

心臓付近に電極を通します.
 

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お見事

果たしてどんな結果が得られたのでしょうか?