色々解剖してみようということで,棘皮動物の解剖のお手伝いをしました.
対象はウニとナマコ.まずはウニです.
ゴーグルをつけて散髪ならぬ散棘です.
お次はナマコ.ナマコの口はどっち?
こんな風に前端と後端をつまんでみればわかります.
ちなみにこのニセクロナマコはメンソールによって麻酔中です.だらーん.
麻酔中に一気に切開します.
内臓の配置を確認すると,
図説に載っているマナマコとはずいぶん配置や構造が異なります.
なぜ内臓の配置が違うのか?
口の位置は他の種でも簡単にわかる?
キュビエ管は他の種にもある?
実はある種の機能形態は,他の種(分類群)と比較することで,
得られる情報が格段に増えます.
このような比較形態学的な手法は,
地味ながら,生態や行動を考える上で非常に重要で,
かつとてもエキサイティングです.
白浜の多様な生き物を通じて,
少しでもその楽しさに触れてもらえたらうれしいですね.