なまこの骨片の観察方法について
解説致しましょう
材料:
なまこ
ハサミ
スライドグラス
カバーグラス
キッチンハイター
顕微鏡
以上
まずはなまこの体表の皮を
このように切り取り
スライドグラスとカバーグラスでサンドイッチ
(この時,指の腹などで軽く押してやるとなおgood)
生物顕微鏡で観察
わかりにくいですね
5倍希釈のハイターに少し漬けてやり,皮膚を溶かします
(スライドグラスとカバーグラスの隙間に注入してもOK)
皮膚が溶けて,炭酸カルシウムの骨片が見えました
非常に小さいのですが,かなりはっきりと形が決まっています.
なまこでは,この骨片の形を見て分類を行っています.
お次はウニの解剖
ナガウニを求める長蛇の列.
皆真剣に取り組んでいます.
まずはハサミで棘を短く刈りましょう.
そしてピンセットで刺を抜き...
歯ブラシで表皮を削り取ります.
ヤスリで赤道面上の殻を削る
すると...
パカ
っと割れて,中の様子が観察できます.
上手くわると,消化管などが繋がった様子が観察できます.
ちなみに,右側のクリーム色の部分が生殖巣(精巣かな)で,
右側の真ん中の白い丸い物体が,アリストテレスのランタンとも言われるウニの口器です.
そのランタンから伸びている黒い筋状のものが,消化管ですね.
顕微鏡で観察すれば,このランタンの周りの水管系の配置などが詳しく観察できます.
おや,突如実習室に見慣れた顔が...
モッチーです!なんともっちーが連休を利用して瀬戸臨海に遊びに来ていました
既に元師匠の宮崎先生と一杯飲んできた模様.
カメラを向けるとポージングするところは相変わらずでした
福岡で元気に仕事に取り組んでいるそうです
そんなこんなで,実習の前半は無事終了しました.
後半開始した学生たちに挨拶する古谷先生.
TAの奥田さん,鈴木さんとともに帰阪されました.
おつかれさまでした!
続く.