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奈良女子大学実習⑤

奈良女子大学レポートシリーズ最終話です。
 

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本実習ではプランクトン観察も行います.
 

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 みなさん生物顕微鏡の使い方にもだいぶ慣れた様子.
 

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その間に,畠島で得られた珍しい生き物を撮影.

なんと,小さなウミシダが採れたのです.

専門家伺ってみたところ,成体ではなく何かの赤ちゃんとのことです.
 

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器の中で所在なさげにしていたので,

ウニの死に殻を入れてみたところ,必死に張り付いていました.

可愛いですね~.
 

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さてさて,そうこうしている間に次の課題が始まりました.

この実習では毎年,自由課題実習も行われています.
 

それぞれの班に分かれ,まずは課題を黒板に書きだします.

毎年,独創的な課題が出てくるのでとても楽しみです.
 

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私は棘皮班の付き添いに名乗りを上げ,

ニセクロナマコの採集のお手伝いをしました.
 

例によって激写する先生を激写.
 

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室内に生物を持ち帰って実験です。
 

この班は,イソクズガニが体の付着物の趣向性について調べるため,

捕まえてきたカニの付着物を歯ブラシで落としています.
 

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こちらの班は,ナマコがどれくらいのストレスを受ければ,

体内から忌避物質を出すのかを調べるため,

あらゆるストレス実験を行っています.
 

ナマコを解剖し,その体液で他のナマコに影響が出るかを調べています.

解剖されたナマコについては,しっかりと内臓の構造を解説いたしました.
 

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実験が終わったら,結果を取りまとめてまた発表です。

例によって,紙に手書きで資料をまとめます.
 

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そしていよいよ発表です。
 

短い時間で得た結果をもとに発表を行うのは,

実はとても難しいのですが,

みなさん,ここでもうまく結果をまとめられていました.
 

中には本当に科学的に新発見なのではないかという発表もあり,

個人的に非常に楽しませてもらいました.
 

ここで興味を持ったことを,そのまま卒研のテーマにして

瀬戸臨海で実験を続けてくれる学生もいます.
 

今年,ナマコに興味をもった学生が,棘皮の研究をしてくれないかなあと

期待してみるのでした.
 

実はナマコはまだ分類が進んでいないおすすめ研究対象なのです。

と,密かに宣伝をしておきます。
 

というわけで,奈良女子大学の実習レポート終了。