奈良女子大学実習レポートです。
タイドプール相の比較調査の結果を,班ごとに発表していきます.
画用紙に手書きのタイドプールのスケッチを描き,
それを元に説明してきます.
生物のスケッチの意義について,よく
「スケッチするために観察するのでなく,観察するためにスケッチする」
と説かれます.タイドプールでも同じことが言えるのかもしれません.
みなさん,大変よく説明できており,
質問も活発に投げかけられ,大変アカデミックな雰囲気でした。
さて,お次は畠島でのマクロベントス観察です.
遊佐先生の合図でGO。
みんなでお弁当を持ち込んで乗船.
渡し橋から落ちないようにね!
出港してすぐ,水クラゲの大群が出迎えてくれました.
この時期はクラゲ相の変化によって,季節の移り変わりが感じられます.
畠島には様々な底質環境がみられます.
岩礁でのZonationの説明や,生物の乾燥耐性についてのお話.
アマモ場の重要性と,そこに生息する生物群の解説,
砂場をよーーーく見ると,タツナミガイDolabella auriculariaが。
見事にゴカイの巣穴に擬態しているように見えます.
うわー!だれか間違えてタツナミガイをふんじゃったようです.
紫色の汁を出してしまい,スプラッタ状態に。
※タツナミガイはこれくらいでは死にません.
「みんなまってー!!」
畠島はそこらのアドベンチャー施設には負けないくらい広く,
細かく見ようと思ったら一日では回り切れません。
引率の先生,お疲れ様でした.
続く.