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棘皮動物 - 2. page

砂の中

暑さも和らいだある夏の日.
 

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白浜水族館では無脊椎動物たちが

いつもとかわらず水槽をにぎやかしています.
 

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死サンゴの骨格の前で腕を振るうウミシダ.
 

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おや,その傍らの砂底に...
 

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なんでしょうこれは?
 

砂の隙間から何か毛みたいなものが何本も伸びています.
 

この正体が知りたい方は!

明後日の鳥取県立博物館のシンポジウムに足を運んでくださいね!
 
 
 

鳥取県立博物館特別展示

「胸キュン☆サンゴ展~わたしを深海(うみ)につれてって~」
 

   《特別シンポジウム》
あなたの知らないステキなサンゴ~サンゴ研究の最前線~
 

■日時  平成26年8月31日(日)13時00分から17時00分まで

■場所  鳥取県立博物館講堂

■定員  250名

   ■申込不要、参加無料
 

http://site5.tori-info.co.jp/p/museum/exhibition/planning/29/
 

鳥取でお待ちしてますよ!

 


京大実習(一部,四部)+公開臨海実習④

京大実習レポートももう第四弾です.

付着生物実習の次は,発生学実習です!
 

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講師は毎度おなじみ,宮崎先生です.

詳しい事前解説の様子は,これまでの実習の様子をご覧下さい.

今回は実践の様子をかいつまんでレポートいたします.
 

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ウニを散髪(棘)中.棘が飛んで目に入らないよう,ゴーグルで完全防備!
 

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配偶子誘発物質(塩化アセチルコリン)を注射したウニを観察中.

雌であれば,生殖孔(反口側にある)が水につくようにして,卵が容器の底にたまるのを待ちます.
 

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採卵を観察中.なぜこのように,卵同士がくっつかずに,

一様の間隔で配置されるのか?気になったあなたは公開臨海実習に参加しましょう!

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お次はナマコの発生実習です.

ナマコは,ウニのような薬品による放精抱卵の誘発が困難です.

そこで,このようにある方法でナマコの生殖腺を吐き出させます.
 

解剖によって精巣・卵巣を取り出すこともできますが,

とある方法で無傷(?)で吐き出させることができます.

気になったあなたは公開臨海実習に参加しましょう!
 

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赤いソーメンみたいのが取り出されました.

これは色からして卵巣ですね.このように,ピンセットでしごいてやると...
 

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赤い小さな粒粒をとりだすことができます.

これが卵です!
 

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そしてこちらはクリーム色をした精巣です.

これもハサミ等でチョキチョキ切ってやると,精子を取り出すことができます.
 

では,あとはウニのようにこれらを混ぜ合わせておしまい!かというと,

実はそう単純なものではありません.
 

ナマコの卵は,成体内では卵形成が減数分裂の第一分裂前期でブロックされています.

この状態では受精能力がなく,いくら精子の懸濁液と混ぜ合わせても受精は起こりません.
 

自然状況下では,温度変化などの環境変化を感じ取ったナマコが

体内で卵成熟を進め,放卵を行うのですが,

実験室での誘導はなかなか大変で,確実とは言えません.
 

そこで,本実習では「ある方法」によって,ナマコの卵を実験的に成熟させます.
 

その方法とはなんなのか!?
 

ふふふ,気になってきたでしょう.
 

続きはまた明日!
 
 
 
 

...余談ですが,ウニの卵はこのような方法を用いずとも,

放精,抱卵させた配偶子を混ぜ合わせることで簡単に受精させることができます.

このように,生殖期に配偶子が成熟状態で体内で待機している動物は実は少数派です.

ウニが古くから発生実験に使われてきた所以と言えるでしょう.
 

他にも,
 

・採集が容易

・放精・抱卵を簡単に誘発できる

・卵が大きく観察しやすい

・一年中,生殖期の種採集できる(場所によりますが).
 

などなど,実はウニは発生実験において,

唯一無二と言えるほどの優れた実験材料なのです.
 

と,何気なく棘皮動物アピールをしておきますw


夏真っ盛り

お盆ですね.
 

HPを開設して1年が過ぎました.
 

開設当初の目的は,「もっと世間にもづるを知ってもらいたい!」ということと,
 

「古今東西のモヅル情報の集積拠点になれば」
 

ということでした.
 

その甲斐あり,今年の二月に素晴らしいモヅル情報をいただきました.
 

滅多にないことですが,このように珍しいモヅル情報をいただける事や,

モヅルを通じてだれかと知り合いになれることは本当に素晴らしいことです.
 

そして今日!
 

なんと二回目のモヅル情報が送られて来ました!
 

情報提供者は,なんとacademist経営者の柴藤 亮介氏です!
 

驚くなかれ,なんと今回は陸からモヅルが採れたというのです!
 

馬鹿な!
 
 

いいですか,モヅルを含む棘皮動物はほとんどが海産種です.

淡水の種は一匹たりとも知られていません!
 

それが今回,なんと深海種が多いモヅルの中から陸産種が見つかったというのです!
 

これは事件ですよおおお! 

 

もう多くは語りますまい.ご覧ください!これが陸のもづるです!!!
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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お盆...ですね.


日本海でサンプリング!

 

 

先日,鳥取に日本海の生物の採集調査に行ってまいりました!

目的は,実習での比較観察用の生物の採集と,

海蝕洞で深海生物が採れないかと期待していってまいりました.
 

調査一日目!
 

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高波のため,残念ながら海蝕洞へいくための船が出られないということで,

近くの浜でシュノーケリングということになりました!
 

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凌君も去年卸したばかりのウェットスーツに身を包みます!
 

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いざ着水!正直陸にいるときは暑くてたまりませんでしたが,

潜ってみるとなかなか快適でした.

ラッシュガード組は寒そうでしたので,引き分けでしょう! 
 

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日本海の生物その①!
 

ムラサキカイメン?太平洋と同種でしょうか.
 

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ホンダワラの仲間.イギリスでも見ましたが,

本当にどこにでも分布しているんですね.
 

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M2凌君のコガモガイも見つかりました!
 

分子系統地理学的な研究を行う上では,

なるべく多くの地点からのサンプリングが欠かせません.
 

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岩の隙間にウミシダも発見!色彩からニッポンウミシダかと思われます.
 

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「無人島に漂着した人」を実演中.
 

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「ここは...どこなんだ...」
 

始める前は緊張と不安に押しつぶされそうだったのですが,

演技が始まると,自分でも驚くほどスムーズに役に入れて...

今は「漂着した人」を演じきることができて,とてもよかったと思っています.
 

続く


イギリス旅行記⑧

みなさん
 

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これなんだかわかりますか?
 

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ホバークラフトの乗船券です!
 

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学会最終日の翌朝,再びホテルに集う棘皮研究者たち.

そう,今日はエクスカーションなのです!

エクスカーションとは!
 

訪れた場所で案内人の解説に耳を傾けながら参加者も意見を交わし、

地域の自然や歴史、文化など、さまざまな学術的内容で専門家の解説を聞くと共に、

参加者も現地での体験や議論を行い社会資本に対する理解を深めていく「体験型の見学会」です。

参照URL: http://www.cbr.mlit.go.jp/kikaku/excursion/01.htm
 
 

ということです!
 

ほとんどの国際学会では,学会予定日のどこかでエクスカーションが挿まれます.
 

地域によってまちまちですが,これまでの参加経験でいえば,

オーストラリアでは「山頂からの自転車でのライディングツアー」

ドイツでは「ビール工場見学ツアー」
 

などです!

中でもビール見学は最高でした.何より見学の最後のビール飲み放題g
 
 

そして今回のエクスカーションは!
 

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藤田先生と石田先生のこの恰好を見てお分かりの通り!
 

島での地質見学ですよ!
 

私はこの日に出国予定だったので正式に申し込んではいなかったのですが,

フライトまで時間があったので,フラッとみなさんについていくことにしました.
 

ちなみに,渡航するWight島は,ポーツマスからホバクラで約10分で行けちゃう小さな島で,

なんとリゾート地らしいのです!

そりゃあいくっきゃないっしょ...
 

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ということで,ホテルから歩いて3分の港でホバクラ待ち.

Mikeさんもこの笑顔.

そしてついに!
 

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ゴゴ・・・
 

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ゴゴゴ...
 

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ゴゴゴ...
 

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ズーン!(上陸!)
 

意外にスムーズにホバクラが上陸ッ!
 

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これがッ!ホバーのッ!室内ッ!

半分くらいは棘皮研究者という,近年まれにみるであろう星密度です.
 

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ズズ...
 

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ズズズ...
 

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ザバーッ!(着水)

車輪がないので,転回も着水もとてもスムーズ!
 

ほんとに約10分でWight島に着いちゃいました!
 

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正面からの雄姿をパシャリ.
 

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島でAndy博士がお出迎え& ご説明.

博士はなんとWight島にご在住とのこと.

リゾート地からの通勤とかうらやましい限りです!
 

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そして,彼らはバンと車に分乗して,エクスカーションにでかけました.

この後,wight島を巡って地質調査(化石堀り)を行うそうです.
 

帰りに合わせると飛行機に乗れなくなるので,私はここでお別れしました.
 

また逢う日まで!
 
 
 
 
 
 
 
 

まあ...
 
 
 
 
 
 
 
 

「え,マサは昼までやることがないのかい?」
 
 
 
 
 

「OK!じゃあそれまで一緒に行動しよう!さあ!バンに乗れよ!」




っていうのを...
 
 
 
 

期待してなかったといえば嘘になりますが...
 
 
 
 

結果的に...
 
 
 

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見知らぬリゾート地にぼっち...?
 

続く


イギリス旅行記⑦

さてさてそろそろ佳境に入ってきたイギリス放浪記も,

気付けばもう第七弾です!
 

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二日目はもう最終日です.

ポスターを肴に,皆ここぞとばかりに棘皮話に花を咲かせます.
 

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一つ,面白いポスター発表がありました.
 

Lea Numberger-Thuy & Ben Thuy

“Spiny celebs: echinoderms named after echinodermologists”
 

タイトルの和約は,「トゲトゲのセレブ達:棘皮動物研究者の名を関した棘皮動物」

といったところでしょうか.
 

これまでに棘皮動物学者に献名された棘皮動物をまとめたリストです.
 

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今大会に参加されていた入村精一(Seichi Irimura)先生や,

石田吉明(Yoshiaki Ishida)先生の名前がありました!
 

献名は,多くの場合は尊敬の念を込めて行われます.

生物の学名に自分の名前が含まれる事は,基本的には名誉なことだと考えてよいでしょう.
 

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今年私がSabineさんに献名したAsterostegus sabineaeも掲載されていました.

私もいつかは献名されるよう精進せねば!
 

ちなみに,このポスターの作成者は(本人不在でしたが),

ドイツのクモヒトデ貴公子Ben君の奥さんです.
 

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気付けばついに学会もクロージングのお時間です.

最後に,学生発表賞が発表されました!
 

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今回は口頭から二人,ポスターから二人の計四人が選ばれました.おめでとうございます!
 

授与者はロンドン自然史博物館のA. B. Smith博士です.

専門はウニの系統進化ですが,棘皮動物全般を扱われており,

もう20年も昔ですが,クモヒトデ全体の系統に関する論文も出版されています.
 

Natureなどに論文をバンバン出版されている,憧れの人です.

今回,私の発表に質問してくださったことは,何気に自慢です(`・ω・´)
 
 

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後ろ髪をひかれながら会場を後にする棘皮動物学者たち.

次は来年の棘皮動物国際会議@メキシコでしょうか.
 

その時まで,さらば!!
 
 
 
 
 
 
 

と思いきや...
 
 
 
 
 

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宿泊所前ににわかに集合し始める棘皮動物学者たち...
 
 
 
 

そして...
 
 
 
 

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ラストパ―ティー開催です!
 

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どうせ明日は移動日かエクスカーションを残すのみ!

大いに飲んでやりましょう!
 

「なぜ,棘皮動物研究を始めたのか?」
 

「各国の研究者の就職状況は?」
 

「『棘皮動物』って言っても,だれもわかってくれないんだよねwww」
 

「Brittle star (クモヒトデの英名)って言っても,だれもわかってくれない...

みんな『Star fish (ヒトデ)の仲間ですか?』っていうんだwww」
 

「わかるwwww」



などなど,棘皮動物+研究の話に大いに花が咲きました!

どの国でも同じような悩みがあるのですね(笑)
 

Hey you!! 

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食ってやる!!
 

 

こんな大きなハンバーガーが売られていました.

中はポークのカツでしたが,これがとても美味しかった!

結構値段は張りましたが...

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Ben君は,ドイツ人チームと飲んでいます.
 

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夜も更け,そろそろ帰るものもちらほら.

左の男性は,ロシアの学生のAlexander君です.

数少ないクモヒトデの古生物屋さんです.
 

一方,手前の大柄な男性はドイツのMikeさん.

ナマコの古生物屋さんです.
 

こんな風にして,各国入り乱れてワイワイやりながら,

ポーツマスの夜は過ぎていきましたとさ.
 

棘皮動物屋さんはいい人ばかりです.

棘皮動物が研究したくなったそこのあなた!
 

われわれはいつでも腕を広げて待ち構えていますよ!
 

キャッチッ!(棘皮的合言葉)
 

続く

 

 


イギリス旅行記⑥

イギリスから帰ってだいぶ経ちますが,まだまだ旅行記は続きますよ!

さてさて,お昼休みの時間はポスター発表も兼ねています!
 

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藤田先生は,相模湾産の海シダ類の発表をされていました.

お話されているのは,ブルネイのDavid Lane博士です.
 

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石田先生も,日本産のクモヒトデ化石の発表をされておりました.
 

スペインのGallemiさんとお話中です.
 
 

さて,ランチについての事前説明がまったくなかったので,

外食を検討いたところ...
 

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なんとケータリングでランチのサービスが!

待てば海路の日和ありです!
 

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サンドイッチと中華とタイ料理のミックスです!

このタイミングで食べる中華の美味しかったこと...!
 

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神奈川大学の斎藤君も,同じ日に発表でした.
 

ブンブクが,天敵の巨大巻貝「トウカムリ」からどのように逃避行動を進化させてきたのかを,

化石記録と飼育実験から検証した大変興味深い研究発表でした!
 

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一日目の帰り際,会場の外でパシャリ.

これからバンケットです!
 

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地図を頼りに歩くこと20分...
 

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つきました!この半分植物に覆われている建物が,

バンケット会場の”Kitsch’n d’or”です.

実はこれは全て蒲萄ということでした!

さすが欧州だぜ...
 

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バンケットが始まるまで,外でしばらく舌を湿らせました.

く...オサレだぜ...
 

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お食事がはじまりました!なかなか濃ゆいテーブルにつきました.
 

一番左(ちょっと切れてますが)は,オーストリア博物館のAndreas Kroh博士で,

化石,現生のウニを扱って,スケールの大きい進化学的研究をされています.
 

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イギリスのお食事ッ!!

ムール貝ッ!!
 

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その二!ステーキ!

こんな分厚いステーキ食べたことがありません!!

たっぷり堪能しました!
 

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ということで,この日も楽しい食事とお酒に囲まれて過ぎて行きました.

気候も良く,この頃にはすっかりイギリスが好きになってしまいましたよ!
 

続く


イギリス旅行記⑤

 ウェルカムパーティから一夜明け,

いよいよ2014EECが始まります!
 

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学会場のポーツマス大学 Richmond Building.

色あい鮮やかなオシャレビルディングです.
 

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学会ポスターには,ウミシダの粋な写真が使われています!
 

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こちらがレストフロア兼ポスター会場.

今回はいつもに比べて人数少なめなので,この1フロアにすべてが収まりました.
 

外観もさることながら,とてもカラフルな建物が多い大学でした.
 

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藤田先生(右)と,クモヒトデ化石研究者の石田先生(左)も,

せっせとポスターを貼っています!
 

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こちらは口頭発表会場.
 

どの場所からでも見やすいコンパクトな会場です!

入口(右奥)から席に着くためには,演者の目の前を通らなくてはならないため,

途中での入場が非常に困難な作りになっています.

おそらく講義を抜けにくくする(あるいは途中参加する)ための策略ではないかという結論に落ち着きました.
 

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いよいよ学会が始まります!

各国の研究者たちが着席!
 

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Ben Thuy君から口頭発表が始まりました.

最新の形態と古生物学的視点からクモヒトデ系統を探った興味深いお話でした.
 

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この日が私の発表でした.
 

「キヌガサモヅル(Asteronyx loveni)の生物地理学的な研究」です.

世界中に分布しているといわれている本種ですが,

実は日本産の個体だけでもいくつかの種がいそうということがわかっています!
 

専門の分類の話でないのでちょっと緊張しましたが,

無事に終えることができました.
 

いくつかうまく答えられなかった質問があったのですが,

後から考えると当然のごとく予想できた質問で,悔しい思いしました.
 

質問想定の重要性を改めて自覚しました.
 

次は頑張ります!

続く.
 


イギリス旅行記④

イギリス旅行記第4弾!
 

あらすじ

まさかのノンアルコールで始まった2014 European Echinoderm colloquium!

はたしてパーティは盛り上がるのか!?
 
 

ノンアルコール状態が一時間ほど過ぎ,お腹がほぼミートで満たされた頃,

オーガナイザーのAndy博士から驚くべき報告が.
 

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Andy「BARがオープンしました(飲み放題です)!」
 
 
 
 
 
 
 

最初から言ってくれよ!
 
 
 
 
 
 

こっちはもうお肉でお腹いっぱいだよ!
 
 
 
 
 
 

絶対飲ませないための策略だと思います.
 
 
 
 

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ということで,お酒も入り,各国ごとにまとまっていた状態から,

いい感じにインターナショナルになってきました.
 

茶色いTシャツの恰幅のよい男性は,

スペインバルセロナの地学博物館のGallemiさん.

白亜紀あたりの棘皮動物化石のプロフェッショナルです.
 

「次(3年後)の会議は,健康上の理由できっと出席できないよ」

と言っていたのが冗談に聞こえなかったのが印象的でした.
 

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ピンクの服を着ている女性が,スウェーデン自然史博物館のSabine博士.
 

世界でも数少ないクモヒトデの専門家です.
 

私が最近発表した新種Asterostegus sabineaeは,実は彼女に献名しています.

非常に優秀な分類学者で,様々なタクソンを発表されています.

 
 

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日も落ちて盛り上がってまいりました!
 

一番手前のポニーテールの男性は,ルクセンブルグ博物館のクモヒトデ化石屋のBen Thuy君です.
 

彼も非常に優秀で,飛び級で博士をとるわ,200頁以上の論文は書くわ,4カ国語以上しゃべれるわ,既に就職してるわ,1児の父でおまけにイケメンという,非の打ちどころの無いジェントルメンです.悔しいのでここでは顔写真は見せません!(笑)
 

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元指導教官の藤田先生が寝てしまいました!
 

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と思ったらすぐに復活されました!

飲み会は一度寝てからが本番というのが藤田研流です!
 

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その後,室内に移動して続き.
 

実は金沢先生と藤田先生は同期で,学会の際にはいつも仲良くされています.

私も戦友たちといつまでも楽しく飲りあいたいものです.
 

例のごとく,みなさん夜更けまで旧交を深め合いましたとさ.

明日からはいよいよ学会本番です!
 

続く.


イギリス旅行記③

イギリス旅行記第三弾
 

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イギリスでの宿泊先は,主催のポーツマス大学の附属施設でした.

とても快適な部屋でしたよ!
 

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印象深かったのがこのバスマットッ!
 

おそらく吸水・放水性に優れたマットなのでしょうが,見た目は完全にペラペラの紙で,

最初風呂上がりにこのマットに乗るのは抵抗がありました.
 

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部屋の窓から,アイスブレイカーの準備の様子が見られたのですが,私は見てしまったのです.

思いっきりお肉を床にこぼしてしまったのを...
 

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アイスブレイカーまで時間があったので,近くを散歩.

歩いて三分のところに港があり,Wight島という離島に渡れるのですが,

渡航手段がなんとホバークラフトッ!
 

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すさまじい音を立てながら着水し...
 

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そのまま島にわたっていきました.

初めて見ましたが,意外にスムーズに着水するものなのですね.
 

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BBQがはじまりました!

宿泊施設の中庭を利用しています.
 

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豪華な食事に,あれ,飲み物はミネラルウォーターと,オレンジジュースのみ...?

まさかのノンアルコールパーティーでしょうか...

ちなみに,髭を蓄えた紳士は今大会のオーガナイザーのAndy Gale博士です.
 

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欧米といえばお肉!

ここでもしっかりと栄養補給を行いました!!
 
 

続く.

 


イギリス旅行記②

 

イギリス旅行記第二弾ッ!

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South Kensington Parkで遭遇した動物その一
 

リス
 

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そのニ 水際にいた鳥さん
 

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少なくとも二種類くらいの鳥はんが,

公園の湖を支配していました.
 

前を歩いていた人も思わず激写.
 

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散歩後の朝食

ベイクドビーンズ,ベーコン,ウインナー,フレンチトースト,クロワッサンなどなど...

メニューが豊富で,とても美味しかったです!
 

しっかり栄養補給して,学会会場のポーツマスへ向かいました!
 

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イギリスの各地へのハブとなっているLondon Victoria駅.

かなり混み合っていて,余裕を持っていったつもりでしたが,

気づけば時間ギリギリでした.
 

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なんと電車の中で,神奈川大学の金澤先生と,

お弟子さんの斎藤博士に遭遇!
 

お二人は不正形ウニと呼ばれる,

五放射相称でないウニの古生物学研究の専門家です.

各地から続々と棘皮動物研究者が集まっています!
 

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のどかな風景.電車移動の醍醐味ですね.
 

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ポーツマス駅につきました!

  ロンドンから特急で約二時間の港町です.
 

気候は暑すぎず寒すぎず,

湿度もなくカラっとしていて非常に爽やかでした.
 

さあ,いよいよ三年に一度の棘皮動物の祭典が始まりますよ!


イギリス旅行紀①

改めまして,7/19-23にかけて,

イギリスはポーツマスに国際学会に出席してきたのでそのレポートをば
 

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ロンドンの税関にて.

なぞの青ジャージ多国籍軍団に囲まれて入国致しました.
 

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便の関係でロンドンに一泊.

こちらはSouth Kensington駅前.

実にオサレな広場で行き場に困りました.
 

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ホテルへの道中.

何気なく撮った歴史ある建物でしたが,なんとこれがかの有名な

“Natural History Museum”「自然史博物館」でした!
 

後に自らの不準備さを恥じたのでした.
 

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こちらは一泊したロンドンの宿泊施設.

Imperial Collegeという名前からするに伝統のありそうな大学の備え付けの宿泊施設でした.

真夏で冷房はなかったのですが,カラっとしているので扇風機で充分快適に過ごせました.

体感不快指数に最も影響を及ぼすのは湿度なのかもしれません.
 

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宿泊施設の中庭.
 

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お隣の円形施設.

霧の都とは思えぬ快晴に恵まれました.
 

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通りの向かいの建物.

どこからどう撮っても絵になります!
 

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電車の出発時刻まで時間があったので,

公園を散歩してみました.

South Kensington Parkです.
 

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やたら広い公園で,遠くに見える塔型の建物まで敷地内でした.
 

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公園内の川の水面.

時差ボケが吹き飛んでしまうくらい綺麗な風景ばかりでした.
 

続く.


アマゾネス?

水族館で変なヒトデが採れました!!

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ヒトデガイドブックに載っている「アマゾネスホウキボシ」に似ているという話でしたが、

なんだか色や形が違う気がします。



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腕の側面にこのようなイボイボが並んでいます。



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口側はこんな感じ。



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よくよく見ると、腕に並ぶ管足が生えている溝(歩帯溝)の横にブツブツが見えます。



科博のヒトデを研究している大学院生にコンタクトしてみたところ、



これはアマゾネスホウキボシ Ophidiaster graniferではなく、

同じ属のミツトゲホウキボシ O. multispinusに近いとのことでした。



腕の側面のイボイボの特徴からそう判断されるそうです。

ただし、アマゾネスホウキボシでもそうなる場合があるそうなので、

詳しい同定のためには更に体の細かい特徴を検討する必要があるのだとか。



頻繁に見かけるヒトデも、実は分類するのが難しかったりします。