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2014年7月20日~23日European Echinoderm Conference 2014

イギリス旅行記オフショット集

移動日に少し時間があったので,
 

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研修も兼ねまして.
 

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ロンドンの自然史博物館に行ってまいりました。
 

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開館前から長蛇の列です。
 

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「扉をくぐると恐竜がお出迎え」
 

初めから派手な出迎えで,度胆をぬかれました.

館全体はレッド・グリーン・ブルー・オレンジの4つのゾーンに区切られており,

それぞれ違ったテーマの展示がなされています.
 

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こちらは入口すぐのブルーゾーン.

のっけから出し惜しみなく恐竜ですよ。
 

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これはトリケラトプスですね.恐竜ゾーンだけでも,

詳しく見れば1時間以上はかかるのではないでしょうか.
 

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そしてこちらは海産無脊椎動物コーナー。
 

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…と,思ったら展示準備中でした.
 

数時間後にオープンとのこと.

出発時間に間に合わないため,あえなく断念(;_;)

これはまたイギリスに来なくてはなりません。
 

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こちらはレッドゾーン(地学関係)の入り口.

一つ一つの展示に非常に手が込んでいます.
 

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熱水噴出孔に見られたハオリムシの展示.

なんとこれ,ぬいぐるみなのです。
 

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「神戸スーパーマーケット」の文字発見.

この中は地震体験施設になっていて,

阪神大震災の揺れが再現されていました.
 

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店内はなかなかの再現度.

揺れは若干抑え目でした

(本格的に再現したらアトラクションとして成り立たないでしょう)
 

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節足動物展示をフラッとのぞいてみました.

このような微小なミジンコから,
 

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  世界最大の節足動物のタカアシガニ(日本の固有種です)まで。
 

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思いがけず世界有数の博物館を見ることができました。
 

とはいえ,とても数時間の滞在時間では回りきれませんでした.
 

次はまた研究で訪れたいものですね。

 


イギリス旅行記⑧

みなさん
 

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これなんだかわかりますか?
 

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ホバークラフトの乗船券です 
 

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学会最終日の翌朝,再びホテルに集う棘皮研究者たち.

そう,今日はエクスカーションなのです

エクスカーションとは
 

訪れた場所で案内人の解説に耳を傾けながら参加者も意見を交わし、

地域の自然や歴史、文化など、さまざまな学術的内容で専門家の解説を聞くと共に、

参加者も現地での体験や議論を行い社会資本に対する理解を深めていく「体験型の見学会」です。

参照URL: http://www.cbr.mlit.go.jp/kikaku/excursion/01.htm
 
 

ということです
 

ほとんどの国際学会では,学会予定日のどこかでエクスカーションが挿まれます.
 

地域によってまちまちですが,これまでの参加経験でいえば,

オーストラリアでは「山頂からの自転車でのライディングツアー」

ドイツでは「ビール工場見学ツアー」
 

などです

中でもビール見学は最高でした.何より見学の最後のビール飲み放題g
 
 

そして今回のエクスカーションは
 

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藤田先生と石田先生のこの恰好を見てお分かりの通り
 

島での地質見学です
 

私はこの日に出国予定だったので正式に申し込んではいなかったのですが,

フライトまで時間があったので,フラッとみなさんについていくことにしました.
 

ちなみに,渡航するWight島は,ポーツマスからホバクラで約10分で行けちゃう小さな島で,

なんとリゾート地らしいのです

そりゃあいくっきゃないっしょ...
 

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ということで,ホテルから歩いて3分の港でホバクラ待ち.

Mikeさんもこの笑顔.

そしてついに
 

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ゴゴ・・・
 

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ゴゴゴ...
 

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ゴゴゴ...
 

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ズーン(上陸)
 

意外にスムーズにホバクラが上陸
 

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これがホバーの室内

半分くらいは棘皮研究者という,近年まれにみるであろう星密度です.
 

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ズズ...
 

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ズズズ...
 

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ザバーッ(着水)

車輪がないので,転回も着水もとてもスムーズ
 

ほんとに約10分でWight島に着いちゃいました
 

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正面からの雄姿をパシャリ.
 

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島でAndy博士がお出迎え& ご説明.

博士はなんとWight島にご在住とのこと.

リゾート地からの通勤とかうらやましい限りです
 

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そして,彼らはバンと車に分乗して,エクスカーションにでかけました.

この後,wight島を巡って地質調査(化石堀り)を行うそうです.
 

帰りに合わせると飛行機に乗れなくなるので,私はここでお別れしました.
 

また逢う日まで
 
 
 
 
 
 
 
 

まあ...
 
 
 
 
 
 
 
 

「え,マサは昼までやることがないのかい?」
 
 
 
 
 

「OK!じゃあそれまで一緒に行動しよう!さあ!バンに乗れよ!」




っていうのを...
 
 
 
 

期待してなかったといえば嘘になりますが...
 
 
 
 

結果的に...
 
 
 

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見知らぬリゾート地にぼっち 
 

続く


イギリス旅行記⑦

さてさてそろそろ佳境に入ってきたイギリス放浪記も,

気付けばもう第七弾です
 

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二日目はもう最終日です.

ポスターを肴に,皆ここぞとばかりに棘皮話に花を咲かせます.
 

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一つ,面白いポスター発表がありました.
 

Lea Numberger-Thuy & Ben Thuy

“Spiny celebs: echinoderms named after echinodermologists”
 

タイトルの和約は,「トゲトゲのセレブ達:棘皮動物研究者の名を関した棘皮動物」

といったところでしょうか.
 

これまでに棘皮動物学者に献名された棘皮動物をまとめたリストです.
 

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今大会に参加されていた入村精一(Seichi Irimura)先生や,

石田吉明(Yoshiaki Ishida)先生の名前がありました
 

献名は,多くの場合は尊敬の念を込めて行われます.

生物の学名に自分の名前が含まれる事は,基本的には名誉なことだと考えてよいでしょう.
 

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今年私がSabineさんに献名したAsterostegus sabineaeも掲載されていました.

私もいつかは献名されるよう精進せねば!
 

ちなみに,このポスターの作成者は(本人不在でしたが),

ドイツのクモヒトデ貴公子Ben君の奥さんです.
 

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気付けばついに学会もクロージングのお時間です.

最後に,学生発表賞が発表されました
 

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今回は口頭から二人,ポスターから二人の計四人が選ばれました.おめでとうございます
 

授与者はロンドン自然史博物館のA. B. Smith博士です.

専門はウニの系統進化ですが,棘皮動物全般を扱われており,

もう20年も昔ですが,クモヒトデ全体の系統に関する論文も出版されています.
 

Natureなどに論文をバンバン出版されている,憧れの人です.

今回,私の発表に質問してくださったことは,何気に自慢です 
 
 

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後ろ髪をひかれながら会場を後にする棘皮動物学者たち.

次は来年の棘皮動物国際会議@メキシコでしょうか.
 

その時まで,さらば 
 
 
 
 
 
 
 

と思いきや...
 
 
 
 
 

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宿泊所前ににわかに集合し始める棘皮動物学者たち...
 
 
 
 

そして...
 
 
 
 

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ラストパ―ティー開催です 
 

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どうせ明日は移動日かエクスカーションを残すのみ

大いに飲んでやりましょう
 

「なぜ,棘皮動物研究を始めたのか」
 

「各国の研究者の就職状況は」
 

「『棘皮動物』って言っても,だれもわかってくれないんだよねwww」
 

「Brittle star (クモヒトデの英名)って言っても,だれもわかってくれない...

みんな『Star fish (ヒトデ)の仲間ですか?』っていうんだwww」
 

「わかる」



などなど,棘皮動物+研究の話に大いに花が咲きました

どの国でも同じような悩みがあるのですね
 

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Ben君は,ドイツ人チームと飲んでいます.
 

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夜も更け,そろそろ帰るものもちらほら.

左の男性は,ロシアの学生のAlexander君です.

数少ないクモヒトデの古生物屋さんです.
 

一方,手前の大柄な男性はドイツのMikeさん.

ナマコの古生物屋さんです.
 

こんな風にして,各国入り乱れてワイワイやりながら,

ポーツマスの夜は過ぎていきましたとさ.
 

棘皮動物屋さんはいい人ばかりです.

続く

 

 


イギリス旅行記⑥

イギリスから帰ってだいぶ経ちますが,まだまだ旅行記は続きます

さてさて,お昼休みの時間はポスター発表も兼ねています
 

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藤田先生は,相模湾産の海シダ類の発表をされていました.

お話されているのは,ブルネイのDavid Lane博士です.
 

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石田先生も,日本産のクモヒトデ化石の発表をされておりました.
 

スペインのGallemiさんとお話中です.
 
 

さて,ランチについての事前説明がまったくなかったので,

外食を検討いたところ...
 

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なんとケータリングでランチのサービスが

待てば海路の日和ありです
 

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サンドイッチと中華とタイ料理のミックスです

このタイミングで食べる中華の美味しかったこと...
 

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神奈川大学の斎藤君も,同じ日に発表でした.
 

ブンブクが,天敵の巨大巻貝「トウカムリ」からどのように逃避行動を進化させてきたのかを,

化石記録と飼育実験から検証した大変興味深い研究発表でした
 

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一日目の帰り際,会場の外でパシャリ.

これからバンケットです
 

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地図を頼りに歩くこと20分...
 

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つきました!この半分植物に覆われている建物が,

バンケット会場の”Kitsch’n d’or”です.

実はこれは全て蒲萄ということでした

さすが欧州だぜ...
 

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バンケットが始まるまで,外でしばらく舌を湿らせました.
 

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お食事がはじまりました!なかなか濃ゆいテーブルにつきました.
 

一番左(ちょっと切れてますが)は,オーストリア博物館のAndreas Kroh博士で,

化石,現生のウニを扱って,スケールの大きい進化学的研究をされています.
 

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イギリスのお食事

ムール貝
 

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その二ステーキ

こんな分厚いステーキ食べたことがありません

たっぷり堪能しました
 

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ということで,この日も楽しい食事とお酒に囲まれて過ぎて行きました.

気候も良く,この頃にはすっかりイギリスが好きになってしまいました
 

続く


イギリス旅行記⑤

 ウェルカムパーティから一夜明け,

いよいよ2014EECが始まります
 

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学会場のポーツマス大学 Richmond Building.

色あい鮮やかなオシャレビルディングです.
 

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学会ポスターには,ウミシダの粋な写真が使われています
 

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こちらがレストフロア兼ポスター会場.

今回はいつもに比べて人数少なめなので,この1フロアにすべてが収まりました.
 

外観もさることながら,とてもカラフルな建物が多い大学でした.
 

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藤田先生(右)と,クモヒトデ化石研究者の石田先生(左)も,

せっせとポスターを貼っています
 

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こちらは口頭発表会場.
 

どの場所からでも見やすいコンパクトな会場です

入口(右奥)から席に着くためには,演者の目の前を通らなくてはならないため,

途中での入場が非常に困難な作りになっています.

おそらく講義を抜けにくくする(あるいは途中参加する)ための策略ではないかという結論に落ち着きました.
 

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いよいよ学会が始まります

各国の研究者たちが着席
 

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Ben Thuy君から口頭発表が始まりました.

最新の形態と古生物学的視点からクモヒトデ系統を探った興味深いお話でした.
 

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この日が私の発表でした.
 

「キヌガサモヅル(Asteronyx loveni)の生物地理学的な研究」です.

世界中に分布しているといわれている本種ですが,

実は日本産の個体だけでもいくつかの種がいそうということがわかっています
 

専門の分類の話でないのでちょっと緊張しましたが,

無事に終えることができました.
 

いくつかうまく答えられなかった質問があったのですが,

後から考えると当然のごとく予想できた質問で,悔しい思いしました.
 

質問想定の重要性を改めて自覚しました.
 

次は頑張ります

続く.
 


イギリス旅行記③

イギリス旅行記第三弾
 

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イギリスでの宿泊先は,主催のポーツマス大学の附属施設でした.

とても快適な部屋でしたよ
 

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印象深かったのがこのバスマット
 

おそらく吸水・放水性に優れたマットなのでしょうが,見た目は完全にペラペラの紙で,

最初風呂上がりにこのマットに乗るのは抵抗がありました.
 

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部屋の窓から,アイスブレイカーの準備の様子が見られたのですが,私は見てしまったのです.

思いっきりお肉を床にこぼしてしまったのを...
 

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アイスブレイカーまで時間があったので,近くを散歩.

歩いて三分のところに港があり,Wight島という離島に渡れるのですが,

渡航手段がなんとホバークラフト
 

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すさまじい音を立てながら着水し...
 

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そのまま島にわたっていきました.

初めて見ましたが,意外にスムーズに着水するものなのですね.
 

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BBQがはじまりました

宿泊施設の中庭を利用しています.
 

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豪華な食事に,あれ,飲み物はミネラルウォーターと,オレンジジュースのみ...?

まさかのノンアルコールパーティーでしょうか...

ちなみに,髭を蓄えた紳士は今大会のオーガナイザーのAndy Gale博士です.
 

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欧米といえばお肉

ここでもしっかりと栄養補給を行いました
 
 

続く.

 


イギリス旅行記②

 

イギリス旅行記第二弾

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South Kensington Parkで遭遇した動物その一
 

リス
 

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そのニ 水際にいた鳥さん
 

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少なくとも二種類くらいの鳥はんが,

公園の湖を支配していました.
 

前を歩いていた人も思わず激写.
 

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散歩後の朝食

ベイクドビーンズ,ベーコン,ウインナー,フレンチトースト,クロワッサンなどなど...

メニューが豊富で,とても美味しかったです
 

しっかり栄養補給して,学会会場のポーツマスへ向かいました
 

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イギリスの各地へのハブとなっているLondon Victoria駅.

かなり混み合っていて,余裕を持っていったつもりでしたが,

気づけば時間ギリギリでした.
 

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なんと電車の中で,神奈川大学の金澤先生と,

お弟子さんの斎藤博士に遭遇
 

お二人は不正形ウニと呼ばれる,

五放射相称でないウニの古生物学研究の専門家です.

各地から続々と棘皮動物研究者が集まっています
 

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のどかな風景.電車移動の醍醐味ですね.
 

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ポーツマス駅につきました

  ロンドンから特急で約二時間の港町です.
 

気候は暑すぎず寒すぎず,

湿度もなくカラっとしていて非常に爽やかでした.
 

さあ,いよいよ三年に一度の棘皮動物の祭典が始まりますよ


イギリス旅行紀①

改めまして,7/19-23にかけて,

イギリスはポーツマスに国際学会に出席してきたのでそのレポートをば
 

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ロンドンの税関にて.

なぞの青ジャージ多国籍軍団に囲まれて入国致しました.
 

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便の関係でロンドンに一泊.

こちらはSouth Kensington駅前.

実にオサレな広場で行き場に困りました.
 

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ホテルへの道中.

何気なく撮った歴史ある建物でしたが,なんとこれがかの有名な

“Natural History Museum”「自然史博物館」でした。
 

後に自らの不準備さを恥じたのでした.
 

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こちらは一泊したロンドンの宿泊施設.

Imperial Collegeという名前からするに伝統のありそうな大学の備え付けの宿泊施設でした.

真夏で冷房はなかったのですが,カラっとしているので扇風機で充分快適に過ごせました.

体感不快指数に最も影響を及ぼすのは湿度なのかもしれません.
 

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宿泊施設の中庭.
 

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お隣の円形施設.

霧の都とは思えぬ快晴に恵まれました.
 

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通りの向かいの建物.

どこからどう撮っても絵になります。
 

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電車の出発時刻まで時間があったので,

公園を散歩してみました.

South Kensington Parkです.
 

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やたら広い公園で,遠くに見える塔型の建物まで敷地内でした.
 

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公園内の川の水面.

時差ボケが吹き飛んでしまうくらい綺麗な風景ばかりでした.
 

続く.