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四双島

四双島探検隊➄

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四双島調査も終わりです.



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それぞれの調査を終えた面々が船着場に集まってきました.
 

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調査にお付き合いいただいた船長の山本さん,ありがとうございました! 
 

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帰港途中の船内.

それぞれのサンプルや写真を愛でる人たち.
 

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飼育員のうっちーさんも完全装備でした.

良いお魚は獲れたのでしょうか.
 

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凌君もいい顔をしています

それぞれ実りのある四双島調査でした


四双島探検隊④

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柔らかそうなサンゴ.八放ではないとおもうのですが.
 

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ウミシダさん.比較的浅いタイドプールの岩陰より.
 

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こちらはニッポンウミシダ.島の外壁のオーバーハング部より.
 

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群体ボヤ.見る場所によっては顔にみえて可愛いですよね.
 

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まさかの伊勢海老に遭遇.

手を伸ばすと驚くほどの速さで逃げていきました.

ただでさえかっこいいのに,

防御力と敏捷性も兼ね備えていてずるいと思います.
 

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最後はクモヒっちゃんで〆.

クロクモヒトデだと思われます.

転石をひっくり返すと必死で逃げていきます.
 


四双島探検隊③

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まだまだ続く四双島生物シリーズ.

イボヤギです.
 

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色的に二型があるように見えます.

こっちは触手をのばして綺麗ですね.



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島の外壁に群生していました.

よほど条件が良いのでしょう.
 

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棒状のムチカラマツ.結構深いところにいるイメージなのですが,

タイドプールに生息していました.
 

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ハナヤサイサンゴ.このピンク色は何なのか.
 

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こちらは団扇状のいわゆるイソバナの類.

全て同じ方向を向いていました.水流と成長方向に因果があるのでしょうか.
 

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テツボラ.畠島では比較的珍しい種ですが,

ポツポツ点在していました.


四双島探検隊②

四双島で採れた生物写真をご紹介.
 

四双島

四双島(赤丸)は実験所(黄丸)の西方に浮かぶ島で,

外洋の影響を受けて,番所崎よりも南方性の生物相が観察できます.
 

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クサフグ.

かなりアップで撮らせてくれました.

青い目が素敵ですね. 
 

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ギンポ.

こちらも大分近くまで寄らせてくれました.
 

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カタベガイ.

四双島でなくてもみられる種ですが,

なんとなく撮ってしまいました.
 

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アミメ?ジュズベリヒトデ.

実験所周辺の潮間帯ではあまりみられません.
 

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そしてこれはトサカでしょうか? 
 

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近くによって撮影できなかったのですが,

写真を拡大してみると,触手っぽいものが見えました.

後で図鑑を調べてみたんですが,

キイロトゲトサカに近いような印象です.
 


四双島探検隊①

 

 

2015年8月3日に四双島調査を敢行しました.
 

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調査兵団のメインメンバーは実験所のPDと学生,飼育職員さんです. 
 

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既に畠島で調査を済ませたD1の凌君と,
 

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大和先生御一行を回収.

いざ,四双島
 

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果たしてどんな生き物が採れたのでしょうか.


2014年和歌山大学実習⑦

四双島でウミシダが採れたので!

ウミシダの標本作製についてお話しましょう!

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まず,クモヒトデと同様,まずは容器に入れて写真撮影です.

しかし,麻酔はご法度です.

実はウミシダでは塩化マグネシウム溶液による麻酔ができません.

無理に麻酔液に漬けると,苦しんで腕がバラバラになってしまいます.

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撮影が終わったら,クモヒトデの時と同じように,別の容器にエタノールを入れます.

写真の様子は灯油の配注ではありません.

一斗缶にエタノールが入っていて,灯油ポンプで取り出しているのです.

私の知る限り,大体の科学者が灯油ポンプでエタノールを扱っています.

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そしておもむろにウミシダを隣におきまして...

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えい.

とひっくり返してエタノールに漬けます.

この時,しばらく上から軽く抑えてやるのがポイントです.

腕が平面上に固定され,あとで観察のしやすい良い標本になります.

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そっ…と手をのけてやると

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ウミシダ標本の完成です!

あとはクモヒトデと同様,ビニールパックに入れるなりして研究室に持ち帰り,

瓶などに入れ替えます.

ちなみに,オレンジ色のモヤモヤはエタノールに体色の構成要素が溶け出したものです.

固定後は色が変わってしまうので,その前に写真を撮っておく必要があります.

続く


2014年和歌山大学実習⑥

 四双島で見られた生物シリーズ。

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まずはこちらの岩の隙間をよーくご覧ください.

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岩の隙間にウメボシイソギンチャク Actinia equinaの集団です。

実験所周辺ではブロックなどの隙間の奥にしか分布していないため,

こんな風に簡単には観察できません.

しかし色といい形といい,梅干の名を関するにふさわしいですね.

ただ,種小名は「馬のたてがみの」とかいう意味のようです.

絶対梅干のほうがいいと思うなあ.

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四双島の醍醐味はタイドプールにありました.

何気ない態度プールのように見えますが...

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こんな風にイボヤギTubastraea coccineaやトゲトサカDendronephtyaがいたり.

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これもイボヤギでしょうか?

無藻性のサンゴと思いますが,なんだか緑色です.

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ハナヤサイサンゴ?がいたり。

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さらにはなんと,ムチヤギがいたり。

普通は波あたりが強い場所や日光が当たらない場所,

やや深い場所にいるはずの生き物がごろごろみられました.

熱い!

これはまた徒党を組んで調査に来なくてはなりません。

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こんな風に,クシクラゲもプカプカ浮いていました!

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そして島の外洋性を示すこちらのウニたち.

(ヒメ)クロナガウニEchinometra oblonga(左二個体)と,

ホンナガウニEchinometra mathaei(右一個体)です!

どちらかというと亜熱帯に生息しているウニで,

瀬戸臨海周辺でも見られるのですが,こんなに大きくありません.

黒潮が当たる温暖な四双島では十分に成長できるのかもしれません.

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ちなみに,岩の間のクロナガウニを採ってみると,こんなになっていました.

これは別に採集時のダメージでこうなったわけではありません.

おそらく岩に密着していたた部分の外殻が発達しなかったのだと思います.

体の内部の骨格が見えちゃってますが,いいんでしょうか...

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さらにコブヒトデまでいました。

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 この大きな管足!立派ですねー.

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そしてウミシダまでタイドプールに。 

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え!!ウツボまで!!?

・・・と思ったら,釣り人の釣果でした。

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軟体動物も多様でした.こちらはメクラガイDiloma suavis

海藻にたくさんが付いてました.

ずいぶん派手な色をしていて,岩陰などにはかくれないそうです

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THE アメフラシAplysia kurodai 

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クロシタナシウミウシDendrodoris arborescens

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コチラはメリベウミウシMelibe papillosaです.

この方の採餌法は変わっておりまして.

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体の前方(左側)の口をカッと広げて・・・

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ガバッと投網を投げるかの如く,目の前の海底を覆います。

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そしてゆっくりと口をすぼめて,小さな甲殻類などを食べちゃうそうです.

もしゃもしゃ.

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みんなでそんなメリベウミウシのお食事を観察.

大変有意義な四双島調査でした!

続く.


2014年和歌山大学実習⑤

 四双島に上陸しました。

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畠島のように視界を遮る山などの起伏はなく,

広めのタイドプールが点在しています.

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緑藻,褐藻,紅藻など,藻類が豊富です.

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場所によっては,このように一種類の海藻が優先していました.

これはフクロフノリです.

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決して気温は高くなかったのですが,水着になった猛者が。

何をしているのかと近づいてみると...?

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ぶくぶくぶく...

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「はい!とってきました!」

上の人に命令されていたようですね。

続く.


2014年和歌山大学実習④

和歌山大学実習レポートです。

この実習の特徴の一つは,「四双島」での磯観察です.

瀬戸臨海実験所の西方に位置するこの島は,

畠島とは違い,京大所有の島ではありませんが,

外海に面しているため,畠島や番所崎とはまた違った生物がみられます.

一年を通して,実習でこの島に渡るのは和大の実習だけなのです。

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いつもの寒さ浦の船着場でなく,

実験所の裏の北浜からの乗船.

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ワイルドに砂浜に着けた船に乗り込みます。

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出港は人力です。

技官の興田さんのパワーです。

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第一便(定員いっぱい)に乗り遅れた先生とポスドクたち.

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学生が集めたハコフグを眺めて待つとしますか...

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そうこうしているうちにすぐに船が帰ってきました。

孤島の釣り人を横目に出発。

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うっすらみえてきました。

灯台がある島が四双島です。

はたして何が待ち受けるのか?

続く.