本日,京都大学の実習が終わりました.
台風の影響で一時は開催も危ぶまれましたが,
後半は天気も回復し,無事に終えることができました.
学生たちの居なくなった実習室は少し寂しくもありますが,
また8/22から始まる関西学院大学の実習に向けて英気を蓄えます。
ということで,まずは日本海サンプリングの報告の続きです。
今回は日本海で採れた生物を紹介しますよ。
※サンプル撮影用のいいカメラを忘れてしまったので,フィールド用のカメラで少し画質がアレかもしれません.
ホヤの一種.いかにもホヤな形をしていますが,なんでしょうこれは.
鮮やかなオレンジです.
そしてこちらは群体ボヤのイタボヤ.
クモヒトデもいました。
これはアミメクモヒトデ科の一種かと思います.
これはスナクモヒトデ科.
おそらくスナクモヒトデAmphipholis kochiiかと思われますが,顕微鏡で見ないと同定はできません.
そして日本海の棘皮動物の代表格,イトマキヒトデPatiria pectinifera.
というかどこにでもいるヒトデなのですが,なぜか白浜周辺にはイトマキヒトデがおらず,
トゲイトマキヒトデAquilonastra coronataなどが多く生息しています.
海蝕洞には行けませんでしたが,いろいろな生き物が採れてご満悦です。