日本海サンプリング二日目。
ですが,残念ながらこの日も出港不可。
ということでこの日もシュノーケリング。
鳥取県立博物館分館「山陰海岸学習館」近くの川からエントリー.
こんな感じの半海蝕洞みたいなところに案内してもらいました。
まだ日が差し込む段階で陸になっていたのですが,
やや珍奇な雰囲気を醸し出す生き物ポツポツ見られました.
これはまた暗黒部を待つ更なる海蝕洞を再訪しなくてはなりません。
やや波が高い中,りょうくんは頑張ってコガモガイをサンプリング中。
海中を漂う赤い魚の群れ.
ふじもんが,海藻にたくさんついていたアオウミウシを見せてくれました.
うーん,いたるところに分布しているのですね...
日本海で一番度胆を抜かれたのはコチラ。
これはなんでしょう。
でかいでしょう。
おまけにぬめぬめしています.
そしてさらに,柑橘系の匂いが漂います。
ヤマトメリベというウミウシでした。
体長30 cmはゆうに超えます.
メリベウミウシは時々瀬戸臨海周辺でも見られますが,
こんなに大きくなるとは知りませんでした.
左側のびろーんがどうやら口で,ここをガバッと広げて海底をさらい,
微小な甲殻類などを食べるそうです.
発見時にはすでに死んでいたようで海綿を漂っていたところを
ネットに押し込んだのですが,その際に体についていた突起がバラバラになってしまいました...
できれば体全体を持って帰りたかったんですが,さすがにそれは断念して,
突起をひとつ持って帰りました.
続く.