UMISAWA会が終わるのを待っていたかのように、
白浜は雨です。
この雨が止むころにはムシムシの季節がやってくるのでしょうねえ。
ベトナムの海洋研究所ツアーレポ第二弾です。
前回は巨大な脊椎動物を紹介しましたが、お次は巨大な無脊椎シリーズ。
まずはソフトコーラルです。でっかい。
おそらく宝石サンゴかと思いますが、これはいったいいくらくらいの値がつくのでしょうか…。
などという思いが頭をかすめましたが、実際にはサンゴに絡んだクモヒトデがいないか、つぶさにチェックしてしまいました。
巨大なシャコガイ。
水中で挟まれたら絶対に離してくれないでしょうねえ…。
と、思っていたらクモヒトデの展示もありました!
どれどれ…ん?
うお!なんだこいつ!!
一見、私の研究しているツルクモヒトデ目かと思いましたが、
腕に生えている腕針と呼ばれる骨片の配置が異なります。
うーーーーむ、普通のクモヒトデとの中間的なやつなのかな…?
口側を観察しないとわかりません。
世界にはまだまだ未知のクモヒトデがたくさんいるのですね。
いつか必ず手に入れたい逸品ですね。
と思ったら今度はまごうことなきツルクモヒトデ目です。
ツルタコクモヒトデ Trichaster palmiferusですね。
腕の先だけが分岐するタイプのやつです。
私の知る限りこういうのは世界でも4属くらいしか知られていないので、非常に珍しいです。
ということで、思いがけずたくさんの珍奇なる生物たちにめぐりあえて、
なかなかホクホクな研究所見学でした。