蒼鷹丸調査日記,お次の武器はドレッジです.
ベントスネットよりも一回り小さい(それでも瀬戸臨海のものより大きい)のですが,網目が細かく,
より小さな生物まで余すところなく採集する事ができます.
投入前に,船員さんが一言
「これ,穴空いてない?」
言われて見てみると,確かにその通り.
しかしさすがは百戦錬磨の船員さん.
あっという間に網を補修してしまいました.
さていよいよ投入です.
クレーンとワイヤーを使って,慎重に海中へ投入します.
私はなぜこんな高みの見物視点かというと...
野帳に採集地点データを記録しておりました.
さぼっているわけではありません.これも立派なお仕事なのです.
海中から帰ってきたドレッジ.
果たして何が入っているのか.
採れた獲物は,また後日ご紹介いたしましょう.
サンプルは,なるべく船上で細かいレベルまでソーティングしてしまいます.
こちらは同乗した科博の小川君(左:ナマコ専門)と斎藤先生(右:ヒザラガイ,無板類専門)です.
こんな感じで蒼鷹丸の調査は進んでいきました.