年末の豊中高校の実習で講義を行いました
今回は,最終日の夜に瀬戸臨海のポスドク三人によるお話三連続でした.
千徳博士の講義「サンゴの生物学」
とてもきれいなサンゴの写真を巧みに活用したスライドで,
高校生達をサンゴワールドに引き込んでおりました.
最近のダイビング熱でサンゴと他の生物の織りなす共生関係に心惹かれ気味な私も,興味津々で聞き入りました.
私の講義「深海生物テヅルモヅルの進化を探る」
深海ってどんなところ?
てづるもづるとは?
分類学って?
私も負けじと高校生を深海生物ワールドへ引きずり込もうと試みました(笑)
果たしてみなさんがどのような感想を持ってくださったのかはおいておいて,
講義の準備をするたびに毎回自らの無知を認識します.
今回も改めて深海について勉強するいい機会となりました.
まだまだ精進ですね.
最後は河村さんの講義「クラゲの生活史」
それにしても,刺胞動物の研究者は,みな写真を撮るのが上手な気がします.
やはり研究対象への愛ですね.クラゲへの愛が伝わってくる講義でした.
河村さんのお話にもありましたが,
研究中は知的に興奮する瞬間に度々遭遇するのですが,
中でも「思いもよらなかった結果」に出会えた瞬間は格別です.
自分でも予期しなかった結果に出会うために,
我々は研究を続けているのかもしれません.
などということを,駆け出しの研究者三人が熱く語る夜となりました.