気付けばこのレポートも第8弾になりました.
ドレッジで採れたサンプルを,各自でさばきます
篩などを使って,泥などの底質を取り除きました
とはいってもこの状態.この中からそれぞれの方法で研究対象を探し出します.
千徳・徳田ペアは微小なサンゴを取り出すため,
白いバットに少しずつとり,肉眼で注意深く探し出します.
太田さんはさらに小さなウミクワガタを採集するため,
顕微鏡下での作業になります.
彼は砂だけでなく,メイオベントス採集で行われる,
洗い出しのサンプルもみなくてはならないので,
かなりの作業量になります.
コチラは山名さんのナマコの作業.
タッパーの中の麻酔液にしばらくナマコを浸します.
基本肉眼で見えるため,細かい作業は必要ありませんが,
研究に耐える標本にするためには注意深い麻酔が必要不可欠で,
こちらもかなりの集中力を要します.
ちなみに,この麻酔液は山名さんが考案されたらしく,
メントールとエタノールがいい感じに配合された水溶液です.
人呼んで「Yamana Solution」
廣瀬先生も作業中.
大槌湾のガイドブックづくりのための生物の写真を集めておられるそう.
勿論,ご専門のコケムシもたくさん採れていました
一見いなさそうに見えても,時間が経つと生きているものが何らかの動きをおこして
自ら這い出てくる場合があります.
徳田博士,千徳博士の対象でも生きているものが見つかったのでしょうか?
そうこうしているうちに,全日程の調査を終えました
が,皆さんが持ち込んだ調査用の荷物が重く,
一回まで運ぶのは至難の業...
そこで,広瀬さんがクレーンを駆使して荷物を降ろしてくださいました
おおー!大きな籠に入った荷物が,ゆっくりとつりさげられます
下から激写!とっても楽におろすことができました
クレーンを操作してくださった廣瀬先生,ありがとうございました
廣瀬先生のお車を借りて,ヤマトに荷物を運ぶことができました
何から何まで本当に感謝です
こうして,一週間にわたる東北調査は終わりを告げました.
そして残るは...
続く