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2014年6月27日~29日 日本古生物学会2014年年会・総会

日本古生物学会⑦

古生物学会から帰ってきて早々,

実習が始まっています。

これから実習シーズンです。

ということで,学会レポート最終話です。
 

学会もいよいよ終わり,

各地から集った古生物学者たちは,

それぞれの場所に帰っていきます.
 

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帰りの電車まで時間があったので,

千徳博士とお師匠の江崎先生とお食事に.
 

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なんと有名な水炊きのお店に連れて行ってもらいました。

前菜からとても美味しくてびっくりしました.
 

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水炊きを囲みながら論文についての議論を交わす師弟の図.

美味しい水炊きと熱いディスカッションのコラボレーションで,

こちらの研究へのモチベーションも上がりました。

江崎先生,本当にごちそうさまでした。
 

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その後,なんと帰りの新幹線の座席が近くに。

師弟の旧交を温めるの図.
 

私も近くに座っていましたが,

2時間半,本当に楽しそうにおしゃべりをされていました.
 

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そして,先生はずいぶんとたくさんの荷物をお持ちだなーと思っていたら,

なんと我々へのお土産だったのです。
 

いやはや至れり尽くせりで,なんとお礼を申し上げてよいのやら...

江崎先生の研究室では,何度か研究機器を使わせてもらっているので,

その成果の公表が何よりの恩返しかと思います.
 

頑張ります。
 

今回の古生物学会では,本当にたくさんの方にお世話になりました.
 

発表でアドバイスをくださった方,

懇親会でお話してくださった方,

連日ご馳走してくださった学会長の大路先生,

そして何より,三日間の学会運営をしてくださったスタッフの皆様,
 

本当にありがとうございました。

 


日本古生物学会⑥

ちゃんと私も発表してきました。
 

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岡西政典・千徳明日香・三井翔太・石田吉明・藤田敏彦

「日本国内より初めて産出したツルクモヒトデ目(クモヒトデ綱)の骨片化石」
 

これまで発表した中で,最大人数の共著者かもしれません.
 

今回は,古生物出身の方々が採集・観察してくださった化石骨片が,

どうやら私の研究対象(ツルクモヒトデ目)だということが判明しました.
 

ツルクモヒトデ目は,あらゆる研究が進んでいない生き物ですが,

化石の研究は壊滅的に進んでいません.
 

ところが,今回の研究の結果,

どうやらこれまで見落とされていた小さな骨片には

実はそれなりの数の本目の骨片が含まれていることが示唆されました.
 

今後は,自らハンマーを振って化石探索を行う必要がありそうです。
 

ちなみに,発表本番ではピンマイクを口に近づけすぎたせいで,

大分音量が上がってしまい,かなりうるさかったようです...
 

私は私で,吐息が混声するのを防ぐために,

なるべく息を吐かないように喋っていたところ,

酸欠になりかけました(笑)
 

何年学会発表してるんだか,という話ですね.

まだまだ修行が足りません.
 

内容自体は,幾人かの方々に興味を持っていただきました.

発表前は結構ナーバスになっていたので,ほっとしました.
 

ありがとうございました。


日本古生物学会⑤

今さらですが,古生物学会が開かれた会場はここです.
 

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九州大学総合研究博物館です。
 

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立派な看板ですね~.

伝統ある博物館の前で,よく映えています。
 

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古生物学会では,お知り合いの先生も発表されていました.

千徳博士のお師匠の,江崎先生の発表. 
 

江﨑洋一・足立奈津子・刘建波

「北中国山東省の張夏層(カンブリア系第三統)から産する“サンゴ類”の特異な産状と生活様式」
 

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古生物学会の現会長の大路先生の発表.
 

大路樹生・Stephen Dornbos・長谷川精・Sersmaa Gonchigdorj・望月貴史

「モンゴル西部の後期エディアカラ系から垂直方向の潜入痕を持つ生痕化石の発見」
 

いずれも,モンゴルや中国を調査地としたスケールの大きい発表でした.
 

普段,海を調査地としていると,あまり内陸での調査と言ってもピンとこないのですが,

このように実際の作業の様子などを聞いていると,

まさに化石を扱う古生物学のイメージにぴったりです.
 

これからは化石も扱っていきたいと考えているので,

とても興味深く聞くことができました。
 

続く.


日本古生物学会④

 古生物学会が終わりました。

お世話になったみなさん,本当にありがとうございました.

今後,少しづつ様子をアップデートして行きたいと思います。
 

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古生物学会は,同僚の千徳博士のホームです.
 

そんな千徳博士の口頭発表です!
 

千徳明日香・徳田悠希・江崎洋一

「非造礁性群体六射サンゴDendrophyllia cribrosaでの大型群体の形成」
 

マイクロX線を用いた,サンゴの群体形成過程を解析したお話で,

何人かの先生が興味をもって質問をされていました.
 

動物の中では原始的と考えられている刺胞動物ですが,

そうとは思えないほど多様かつ緻密な生き残り戦略を展開しているようです.


 

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さて,発表が終わったら打ち上げです。

京大の脊椎動物チームと,学会長の連合チームにお邪魔しました。
 

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博多に来れば,もつ鍋と...
 

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ラーメンは欠かせないでしょう。
 

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すっかりごちそうになってしまいました。

ありがとうございました。
 

自分の様子についてはまた今度。

 


日本古生物学会③

古生物学会に来ています。

今日はポスター発表がありました。
 

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九州大学博物館の一室に,27題のポスターが張り出されています。
 

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命名規約を一緒に輪読した早稲田大学の生野さんの発表もありました.

「白亜紀アンモナイトPolyptychoceras12種名の適格性のと原記載」

研究が進んでいない分類学では,命名行為自体に問題がある場合も多く見られます.
 

その場合は,百年以上前の文献や標本にあたって調査をする必要があります.

今回の発表では,そのあたりのデリケートな問題について,

実に緻密な検証がなされていました。
 

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瀬戸臨海のメンバーの中野さんも発表されていました.

東大の佐々木先生もこられています.
 

佐々木先生は去年も瀬戸臨海に来られています.
 

知り合いがたくさんいて,

とても楽しい学会です。


日本古生物学会

今日から福岡で古生物学会です。

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これから六時間かけて移動です。

前回始めて参加して、ポスター発表を行いましたが、

今回は口頭発表を行います。

しかも初めての化石の発表です。

「日本国内から初めて産出したツルクモヒトデ目の骨片化石」

というタイトルです。