2014年12月6日に開催された,棘皮動物研究集会に行ってまいりました.
今年の開催地は,東大の三崎臨海実験所.
非公式な集会ながら,今回は,
約70名もの参加者が集まったそうです.
口頭発表とポスター発表の合間に,実験所の施設見学がありました
こちらは,臨海実習を行っている,日本海洋生物学百周年記念館.
こちらが実習室.実は三崎を訪問するのはこれが7年ぶり2度目.
臨海実習に携わる身としては,ずいぶんと見方も変わるものですね.
机が円形に配置されているのは,陽の光を十分に取り込むためだそうです.
実習室の標本棚が,透明です
これは大変見やすい!とても参考になります.
危険生物の告知は瀬戸でも行っていますが,
そういえば水産有用種についてはあまり触れていません.
少なくともここに上がっている種のほとんどは瀬戸でも採集できるので,
何らかの告知をしてもよいかもしれませんね.
記念館からの眺め.窓外は油壷湾の入り口に臨み,
実験所の調査船「臨海丸」(奥の大きな船)が見えます.
なんと2000mのケーブルが巻かれているということで,
かなりの水深(浅くても700 mくらい?)まで調査が可能です.
屋上に上って,油壷湾を眺める棘皮動物研究者方.
毎年若手だけでなく,大御所も多数参加されており,
若手と先生方の交流が活発なのが本集会の特徴でもあります.
この場所には,通称「グリーンハウス」と呼ばれる木造の実験棟があったのですが,
東日本大震災の際に焼失してしまったそうです.
残念ですが,他に被害がなかったことは不幸中の幸いでしょうか.
記念棟と研究棟までは,景色のいい小道でつながれています.
集会当日は天気に恵まれ,とても美しい景色まで堪能できました