沖縄調査のレポートを書きましょう
沿岸性の生物調査部隊は,潮間帯も攻めました
干潮時間は真っ暗けの午前12時.
しかしその方が面白生物との遭遇確率がアップしようというもの.
それぞれライトを手に,浅海の生き物にアタックです.
フィールドワーカーは,状況がつらいほど燃えるという側面を備えています.
こちらが調査用具.様々な生物を採集するための強力な武器たちです.
巻尺の一端を固定し...
もう一端を伸ばしてライン(今回は50 m)をつくり,
そのライン上の幅約1m間の生物を,定量的に調査します.
「ライン調査」と呼ばれる,非常にありふれた生態学的調査手法の一つです.
夜中に出現した生き物シリーズ.
砂に潜って隠れているハゼ.
威嚇のポーズをとるクマドリオウギガニ(多分).
他にもミナミコメツキガニなどのカニ類が多数見られました.
しっかり触手を広げたハナギンチャク類.
光を当てていると,少しずつ触手が縮んでいきました.
夜中ならではの光景です
なぜかマングローブの葉の裏に特異的についている巻貝類.
おそらくイロタマキビだとか.
いずれも沖縄では普通に見られる生物かもしれませんが,
普段本州で見ている生物相との違いに興奮しっぱなしの一夜でした
この後,採集した生物を仕分けして,翌日のダイビングに備えました