大阪市立大学実習最終レポートです。
最終日は,夜中まで研究発表会でした。
スベスベマンジュウガニに関するお話.
一部の足を切り外し,機能形態学的な話をしてもらいました.
学生,教員関係ありません.
全員が,各々興味を持った生物についての発表を行いました.
橘先生の,ヒメヒラアワビなどの軟体部が露出する貝類の刺激反応に対するお話.
こちらは後藤先生による,巻貝類の歯舌のお話.
カサガイの齒舌が本当に体長の何倍も長いのか?
そしてヒザラガイの齒舌は本当に磁性があるのか?
というお話を,見事に完結に短時間でまとめてくださいました。
川村博士の,シマレイシガイダマシの同定と生態学に関するお話.
ご自身のこれませのシマレイシガイダマシの他種との分類の問題点と,
食性などの生態について,見事にまとめてくださいました.
私も発表を行いました.
番所崎に生息する星虫類の分類学的研究です.
白浜周辺の礫石間を探るとたくさんの星口動物が採集できるのですが,
実は実はそれらをよく観察すると,少なくとも三種がいることがわかりました.
そのうちの一種が,現在の図鑑的な文献では同定できないことがわかりました.
タテホシムシ科だと思うのですが,吻部の鉤列が50以上あるので種が同定できませんでした.
ご意見を伺ええる方は是非ともご一報を。
こんな感じで深夜まで研究発表が行われました.
最終的に私自身は大変楽しめ,またみなさんとてもいい笑顔で実習を終えられましたが,
それがランナーズハイ的な笑顔でないことをを祈るばかりです(笑)
最終日は,みなさんの清掃により,
大変気持ちよく実習を終えることができました.
みなさんお疲れ様でした。