龍谷大学実習レポ,ついにラストです!
畠島で採集した生物を,黒板にリストアップしていきます.
はるか昔から行われている,
教育効果の高い優れた手法です.
リストアップした生物の中で,
自分が気になった生物を説明してもらいました.
生物の形と,採集された場所とを関連付けてもらい,
なぜそのような環境に生息するに至ったかについて考察してもらいました.
生物と環境を考える上では,その生物の形や生態に注目する必要があります.
今後,彼らがどのような分野に進むかはわかりませんが,
多角的な視点を育むことは,環境学を修めていく上で決して無駄にはならないでしょう.
聞く方も真剣勝負!
先生方や研究員からも質問が飛びました.
そして,無事に発表終了!
明日もまだありますが,とりあえず主な実習項目は終了です.
千徳博士から〆の挨拶.
三日という短い時間でしたが,
教える側と教わる側とで刺激しあうことのできたよい実習でした.
一夜明けて最終日.
この日は朝から最後の講義です.
千徳博士の「サンゴの生物学」
単なる学問的な話だけでなく,
博士課程での実情などを交えた,とても楽しい発表でした.
多くの学部生にとっては,普段はあまり聞かない話に触れられる,
よい機会だったのではないでしょうか.
河村博士の「クラゲの多様な生活史」
クラゲの研究を行う上では,どのポリプがどのクラゲになるのか?
また逆にどのクラゲがどのポリプになるのか?
という生活史の解明が必要なため.飼育が必須です.
そのようなクラゲの多様な生活史について,
非常に美麗なクラゲ写真が満載のスライドで発表してくださいました.
クラゲへの愛がうかがえます.
私もお話をさせてもらいました.
学会での雰囲気を味わってもらうため,ポスター発表風にしてみました.
先日の古生物学会で発表したポスターが活用されましたw
ちなみに,この日はアウターを「テヅルモヅルパーカー」でキメてみました.
このウェブサイトでも注文できますよ!
講義のあとは,野外授業!
浜辺でのビーチコーミング(漂着物観察)です!
白浜は黒潮の影響を受けて,南洋性の様々なものが流れ着きます.
珍しいものも時々混じっているんですよ!
そして,最後にみんなで写真をパシャリ.
あっという間の四日間でしたが,教える側としても得られるものの多い実習でした.
個人的には,自分に足りないものの一つ(熊のプ○さんの物真似の精度)
がはっきりとわかった貴重な実習でした.
来年までに腕を磨いておきます!
ちなみに,私は本日(5/27)をもちまして,31歳となりました.
時が経つのは早いものです.
高校生ぐらいの時に想像していた31歳とは全然違うのですが,
今はクモヒトデの研究がつづけられてとても幸せです.
今後も教育に,研究に邁進していきます!