ウニの次は前口動物に視点をうつして,ゴカイです
左の丸形カップの中に入っているのがカンザシゴカイです.
カンザシゴカイは石灰質の棲管(巣)を作るため,
先の細いニッパーで丁寧に棲管を壊し,中身を取り出す必要があります.
棲管の中に入ったカンザシゴカイ.
石の塊にしか見えません.
ニッパーでプチプチ巣を破壊.
なかなか神経を使う作業です.
場合によっては顕微鏡下でも作業します.
取り出したカンザシゴカイの生殖巣部分を切開して配偶子を取り出し,
人工授精を行うのですが,残念ながら今回は発達の良いものが得られず,
成功とはなりませんでした.残念