Skip to content

研究 - 6. page

東北調査⑥

いやあキングオブコントのバンビーノのネタは面白かったですね!

私はああいう設定のネタは大好きです.

http://getnews.jp/archives/668662

 

「バンビーノ ダンシングフィッソン」
 

などで検索すると,いろいろ動画が落ちていると思います.

興味のある方は一緒に
 

「ダンソン!フィーザキー!トゥーザフィーサーザ、コンサ!!」

しましょう!
 

ということで東北調査の続きです!
 

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

波が落ち着いてきたので,

センターから見えるひょうたん島で採集を行ってみる事にしましたよ!
 

 OLYMPUS DIGITAL CAMERA

遠目にはポストのような灯台も,近くで見るとなかなか巨大です.
 

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

ここでも凌君のカサガイがたくさん採れましたよ!

しかしクモヒトデは採れず!残念!
 

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

そして,一同はとある海岸に来てみました.
 

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

この転石帯に何があるかというと... 
 

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

じゃん!一見何の変哲もない岩ですが,

よく見てみると... 
 

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

石に埋もれて白い何かが見えます! 
 

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

 実はコレ,ウミユリの化石です!
 

 ウミユリは有茎類と呼ばれるように長い茎部を持ちますが,

この写真に見えているのは,その茎の断片です.
 

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

コチラは断片の断面ですね.

しっかり星形で,五放射であることが見て取れます.


 

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

サンゴの化石もありました!

ううむ,確かにこれはサンゴですね.

中生代の地層ということですが,実によく保存されています.
 

ということで,とてもためになる化石観察調査となりました!
 

続く.


東北調査⑤

  OLYMPUS DIGITAL CAMERA

お昼休みを利用して研究紹介を行いました!

自立型のスクリーンとプロジェクターです!
 

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

オサレにランチョン形式です.

美味しいお弁当がワンコイン価格!大槌はの食は最高ですよ!!
 

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

徳田さんの研究紹介.

古生物学的な手法を基礎にして,分子系統,飼育等を組み合わせて,

単体サンゴの底質環境への適応を調べた興味深いお話でした.

最近古生物の分野に触れるようになって思うのは,

古生物学と(現生の)分類学の境界が薄くなってきているということです.

今後もこの動向に注視する必要があるかもしれません.
 

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

山名さんのお話.

現在の博物館でのお仕事の紹介と,学位を取られたときの水産関係の研究紹介でした.

主にナマコの種苗などに関する話でしたが,

普段は聞けないような水産の裏話なども聞けて非常に新鮮でした!
 

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

現在琵琶湖博物館に籍を置いている太田さんは,

博物館のお仕事に興味を持たれたようです.

活発な議論が交わされるアカデミックなお昼でした.
 

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

食後は遠方にもうひとサンプリング!

こんな砂浜や...
 

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

防波堤跡地,
 

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

公園跡地の転石帯でサンプリングを行いました!
 

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

段々潮が高くなってきて,こんな場面も(笑)

油断すると長靴に水が入ってしまうのです.
 

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

しかしそこは頼りになる徳田さん!

胴長の威力は半端じゃありません.
 

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

カモシカ?の骨とマヒトデのツーショット(笑)

マヒトデは日本沿岸に最も普通に見られるヒトデの一種ですが,

白浜周辺では見られません.ちょっと気になったので撮影してみました.

※マヒトデはこの後,海に帰してあげました.
 

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

そして,この日の夕飯は広瀬先生も参戦!

マスターの愛の飯に挑戦です!
 

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

この日のメニューはこちら.
 

勿論この他にスープや餃子が付いてきます.

マスターの愛はこの日も健在でした.

 
 

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

食後は広瀬先生の研究紹介!

先生はコケムシの専門家で,最近ではその近傍のグループを含んで,

触手冠動物という大きなグループを研究対象とされています.
 

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

やはり同じような骨格を持つサンゴと共通する部分があるらしく,

徳田さんも興味津々でしたよ!
 

続く


東北調査④

東北調査開始二日目.
 

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

ご覧くださいこの台風一過の秋晴れ!
 

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

今日は磯採集です!
 

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

センター前のがれき場.

石の隙間に生息環境ができ,

他の場所に比べて生物が多くなっています.
 

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

それぞれが専門の生き物を追いかけます.

太田さんは等脚類探し.陸上のワラジムシなどを探しています.
 

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

山名さんはひたすらナマコ探し!

場所にもよりますが,転石の下などに隠れている種が多いため,

石をひっくり返したり,

砂を掘るとぽろっと出てきます.
 

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

千徳博士の単体サンゴや ...
 

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

私のクモヒトデは,なかなかこういう場所では採れません.

(一応探しましたが,いませんでした)
 

そこで...
 

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

同じくターゲット(単体サンゴ)がいない徳田さんを巻き込んで,

M2の凌君に頼まれたカサガイ探しを行いました!
 

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

台風のうねりが残るなか,胴長を装着した徳田さんは,

果敢に深場まで攻め入ってくれました!
 

おかげで,たくさんのカサガイ(コガモガイ)が採れました!

後日談ですが,なかなかいいものが採れたようですよ!
 

皆さんにもそれなりに成果があったようです!
 

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

今回の注目生物.なぜか,海岸に陸生のコウガイビルがいました.

うーむ,近くの森から迷い込んできたのか,不思議です.
 

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

「ついでにひょうたん島の方にも行っちゃおうぜ!!」
 

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

さすがにまだ波が高くてダメでした(笑) 
 

続く.


東北調査③

大槌調査二日目!

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

本調査の本拠地となる東京大学の大槌国際沿岸センターです.

震災からはや3年が経過しておりますが,実は未復旧な部分もあり,

現在は3階のみが使われています.

このあたりはまた別の機会にご紹介したいと思います.
 

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

ですが,現役の階はとっても綺麗です!

こちらは外来研究者の居室.

右奥にいらっしゃるのが,沿岸センターの広瀬先生です.

調査の受入先となってくださいました!
 

 OLYMPUS DIGITAL CAMERA

こちらはサンプル処理ができる実験室.
 

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

流しにずらっと並んだポリ瓶!

前日に,広瀬先生が片づけてくださったそうです.
 

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

事前送付した調査道具を広げて早速準備を進めますが...
 

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

台風の影響でこんな天気.

さすがに船は出せません.
 

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

ということでみんなでデスクワーク(笑)

なんとWiFi完備で,プリンターまで使えます!

大変快適でした!
 

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

嵐はさらに激しさを増します.

画像右上の島は,

なんとひょっこりひょうたん島のモデルなんですって!
 

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

デスクワークに疲れてきたころ,

広瀬先生が,底質のサンプルをお見せくださいました!

前回のドレッジ調査で得られた底砂だそう.
 

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

一気に目の色を変えてソーティング(生物の選り分け)を始める生物屋たち.

砂の中にも様々な生物が潜んでいるのです.
 

テヅルモヅルの骨片がたくさん得られましたよ!
 
 
 
 

ということで,調査への期待に胸を膨らませながら,一日目は終わりました.
 
 
 
 

そして,いよいよ夕方...
 
 
 
 

帰路に待ち受ける,宿泊先の「小川旅館」.
 
 
 
 

この旅館随一の特徴...それは...
 
 
 
 

IMG_3298

この豪華絢爛な食事です!

一品一品がメイン級のおかずが,
 

多い時には10皿近く食卓に並び,
 

ごはんはおひつッ(勿論おかわり自由)!
 

食事の途中で必ず餃子ッ(肉ではちきれんばかり)!

そして何より,すべてが超美味しい!!
 
 
 

これは...
 
 
 
 

そう,これはもはや食との戦い!

海だけでなく,食との戦いの一週間が幕を開けたのでした.

毎回が,満腹の限界への挑戦です!
 

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

完食後メンバーの様子.
 

小川旅館のマスター

(尊敬と敬愛を込めてこう呼ばせていただいていました)

の愛でお腹いっぱいになり,

しばらく動けませんでしたとさ 
 

続く.

 


東北調査②

東北調査のレポートです!
 

台風が迫る中,ある勢力が各地から東北に集結しました.
 

 IMG_3216

東京駅で白浜の勢力(岡西・千徳)と鳥取の勢力(徳田さん)が合流.

一路釜石へ!
 

IMG_3226

まずは新幹線で三時間.

腹が減っては戦はできぬ!

新幹線の出発時間まで時間がなかったので,

並び係,食事係などに分かれました.
 

食事係の徳田さんが調達してくださったタイ料理のおいしかったこと!

ありがとうございました!
 

IMG_3237

ちなみに,なんとこの日は徳田さんの誕生日!



IMG_3240

千徳博士の手作りプレゼントが手渡されます.



IMG_3247

おお,これはおむすび丸!

仙台で買っていたのはこのためだったのですね!



IMG_3263

そしてなんと手作りクッキー!

これはイチョウではありません.

徳田博士の研究対象のセンスガイ(単体サンゴ)です!

ちなみに,徳田さんは千徳博士の同じ研究室の先輩です.
 

好みを知り尽くしていますね!



IMG_3269

そして!
 
 
 

IMG_3271

新花巻に到着!
 
 
 
 

IMG_3279

ここから在来線に乗り換えです.

単線の線路...高知の高校生時代を思い出します.
 

そんなこんなで,さらに二時間電車に揺られ...
 

IMG_3291

無事に大槌の宿にたどり着きました!
 

岡西政典(京大瀬戸臨海:クモヒトデ)

千徳明日香(京大瀬戸臨海:サンゴ)

徳田悠希(鳥取県博:サンゴ)

山名裕介(和歌山県博:ナマコ)

太田悠造(琵琶湖博物館:ウミクワガタ)
 

大槌の海洋生物を調べつくさんとする,新進気鋭のメンバーです.
 

 
 

...これは,一週間弱に渡る,

人類と台風,海,そして食との戦いの物語である.
 

続く.


東北調査

岩手県は大槌にある東京大学の国際沿岸センターに,

採集調査に来ています.
 

到着後3日は台風の影響で目的のドレッジができませんでしたが

明日はついに海況も落ち着いて,調査開始ということになりました!
 

どんな東北の深海生物が採れるのか楽しみです!
 

調査の様子は今後アップしてきますよ!


京都大学臨海実習第二部+公開臨海実習⑤~アーウィンループ作成!~

京大実習レポート第五弾!
 

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

毎度おなじみメイオベントス実習ですが,

今回は一味違いましたよ!
 

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

その秘密はこれ!アーウィンループの作成を行いました!
 

メイオベントスは非常に小さいため,普通のピンセットでつかむのが困難なばかりでなく,

掴んだとしてもプチッと潰してしまう場合があります.
 

そこで,このような金属製の小さな輪っかを作り,

その径中に表面張力でメイオベントスをトラップして無傷でスライドグラスに載せて観察します.
 

これを「アーウィンループ」と呼びます.
 

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

コチラは作成風景.非常に繊細な作業です.
 

材料は以下の通り.
 

・タングステン線(0.2 mm径,0.4 mm径),

・0.1 mm径ニッケル線

・割り箸一本

・アロンアルファ
 

です.それでは作り方説明!
 

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

まず適当な長さ(20cmもあれば十分)のニッケル線を,

両端がほどけないように捩じって,輪っかを作ります.
 

1の部分に捩じり用タングステン線(0.4 mm径)を,

2の部分にループ作成用タングステン線(0.2 mm径)をひっかけ,
 

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

片一方を固定して,捩じります!
 

もうこれ以上捻じれない!というところまで行けば,

ループ用タングステン線と同じ径の輪っかを持つアーウィンループができるわけです.
 

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

コチラが捩じりに捩じったループの部分.

お次はこのループの先をピンセットの手でつかむ部分に挟み...
 

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

えい!

とおもむろにペンチでプレスします.
 

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

そうしてできたのがコチラ!
 

アーウィンループのループ部分が,いい感じでひしゃげてさらに径が狭まりました!

そしてお次は,
 

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

このような柄付き針を用意し,割り箸の先端に刺して,穴を開けます.
 

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

その穴に接着剤をたらーり.
 

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

そして乾かないうちにループの反対側をくっつければ...
 

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

完成です!
 

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

残り少ない(大学生にとっては)夏休みですが,

貴方もこのアーウィンループでメイオベントス観察を楽しんでみては?
 

続く.

 


日本動物学会@仙台⑥

 すっかり秋ですね.
 

本日大阪大学の留学生の実習が終わりました.

学会直後だったのでなかなかハードかと思ったのですが,

大変真面目な学生さんばかりで,

疲れも忘れて一緒に海生生物の観察を楽しんでしまいました!
 

実習レポートも山積みなのですが...
 

まずは動物学会の参加レポートです!

動物学ひろばの準備後,動物学会二日目の夜といえば...
 

IMG_2758

 
 

IMG_2756

!!
 
 
 

そう!
 
 
 
 

懇親会ですよ!

ということで,懇親会の様子をお伝えいたします.
 

IMG_2769

元指導教官の宮崎先生と旧交を温める瀬戸臨海OBのふじもん(真ん中)と,

滋賀県立博物館の太田博士(左).
 

太田博士はUMISAWA2にも参加されていたウミクワガタの専門家です.
 

IMG_2773

こちらは,師匠の藤田先生(右)と,瀬戸臨海のOBの深見先生(左).
 

サンゴの系統分類をご専門にされています.

サンゴの分類学的研究の難しさを教えていただきました.
 

IMG_2765

個人的に感心したのがこの器.グラスホルダーと一体化しており,

片手にすべての食事を制御することができるのです!
 

幹事の方の並々ならぬ意気込みを感じました.
 

IMG_2755

なんと,総会のビンゴ大会で,増田さんがカシパンの文鎮を当てました!
 

なんという棘皮力!

彼女の棘皮への熱意が伝わった結果に間違いありません.

おめでとう!
 

肛門の位置まで精巧に再現された逸品でした.
 

IMG_2774

懇親会終了後,飲み足りない藤田先生と共に,

二次会の場所を求めて仙台の街を彷徨い歩きました.
 

IMG_2777

そしてたどり着いたお店で,こんなものを頂きました.
 

タコの卵だそうです!

これがまあ絶妙な塩加減で美味しかった!
 

牛タンだけでない,これが仙台の実力ですよ!
 

IMG_2784

そして〆のラーメン.
 

フラッと立ち寄った店でしたが,アサリの出汁がこれでもかというくらい効いていました.

これも今までに食べたことがない味で,とてもおいしかったです.

残念ながら(?),ウミグモは見つかりませんでしたが(笑).
 

ということで,すっかり仙台の味覚を楽しみつくしてしまったのでした.
 

続く.


テヅルモヅルとは⑥

クモヒトデがツルクモヒトデ目とクモヒトデ目に分けられるということですが,

ではこの二目は何が違うのか.
 

以前は腕の腕骨と呼ばれる骨の形で分けられていましたが,

研究が進むにつれ,両目で共通の形の腕骨がみられることが明らかになり,

現在では腕骨による分類はできません.
 

私が研究を進めていたところ,

どうやら二目は腕の別の骨片によって分けられることがわかってきました.
 

クモヒトデ類は腕の周りに腕針と呼ばれる針状の硬い器官を備えています. 
 

実はツルクモヒトデ目とクモヒトデ目は,

この腕針の配置が決定的に異なるのです.
 

クモヒトデ目では,この腕針が須らく腕の側面についています.例外はありません.

これに対しツルクモヒトデ目では腕針がすべて口側についてます.

クモヒトデを反口側から見てみると一目瞭然で,

クモヒトデ目の腕はなんだかフサフサしているのに対して,

ツルクモヒトデ目はつるっとしています.
 

Eu-Oph

(左)ツルクモヒトデ目のキヌガサモヅル(Asteronyx loveni)と

(右)クモヒトデ目のスナクモヒトデ科の1種の反口側(背側).



キヌガサモヅルは腕がツルっとしてますが,

スナクモヒトデ科の一種は腕がフサフサしているのがお分かりいただけますでしょうか?


ただし,この腕針が退化的で非常に小さくなっている種もいますので,

確実に見分けるためには顕微鏡が必要です.



 
腕針の配置なんて簡単に変わりそうなものですが,この違いはかなり顕著ですので,

何か重要な機能的な理由があるのではと考えられます.



 

ツルクモヒトデ目の多くの種は,

現生の種をみる限り,ヤギなどのサンゴに絡んでいます.

一方クモヒトデ目は(例外はありますが),ヤギに絡むことはほとんどありません.

口側の腕針は,ひょっとするとヤギに絡むために発達した器官なのかもしれません.



 

この腕針の機能の探究も,てづるもづる研究の一つの興味深いテーマかもしれませんね.


テヅルモヅルとは⑤

最近友人から,
 

「このHPを見てもてづるもづるについて何もわからないじゃないか!」
 

というご指摘を頂きました.
 

全くその通りかと思います.
 

ということで,もう少し真面目にテヅルモヅルについてお話をします.
 

これまでにヒトデ綱とクモヒトデ綱の違いをお話ししました.

次はいよいよクモヒトデ綱の中の分類についてお話いたしましょう.

クモヒトデ綱は現在約2070種が知られており,

おそらく棘皮動物門の5つの綱中では最多種数です.
 

その最たる理由は,おそらく柔軟な腕にありましょう.

この腕を器用に動かすことで,体を小さく折りたたみ,

岩の隙間,砂の中,サンゴなどの他の動物の上など,

他の棘皮動物には到達しえない様々な環境に生息可能となった結果,

多様性を獲得できたと考えられています.
 

しかし悲しきかな.
 

これらは基本的には隠蔽的,すなわち人目に付かない環境ばかりです.

従って,彼らは莫大な種多様性を獲得しながらも,

知名度ではウニ,ナマコ,ヒトデには遠く及びません.

Yahoo Newsにのりました!
 

少し話が脱線しました.話を分類に戻しましょう.

クモヒトデは種数が多いため分類群が多く,

科の数は20を超えていています.

しかしながら,目の数はたった二つ,
 

クモヒトデ目ツルクモヒトデ目です.
 

しかしこの分類には大きな偏りがあり,クモヒトデ目が約1900種なのに対し,

ツルクモヒトデ目は180種ほどです.
 

実はテヅルモヅル類が属しているのはこのツルクモヒトデ目です!
 

すなわち,テヅルモヅルは,
 

マイナーなクモヒトデ綱の中でもさらにマイナーなグループなのです.
 

続く.


ヒザラガイの歯舌

突然ですが
 
 

軟体動物の一部のグループは
 
 

歯舌という,読んで字の通り,人間でいうところの歯と舌の機能が合わさったような組織を持ちます.
 
 

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

例えばカサガイを茹でると,軟体部だけがコロッととれます.

コチラは背中側です.
 

紐のように見えるのは,消化管でしょうか.

あンた,背中が煤けてるぜ.
 

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

コチラは口側.
 

左上の頭部を切開すると線状のものが見えてきます.

これがカサガイの歯舌です.
 

同様に,ヒザラガイの仲間も,同じような線状の歯舌を持っています.
 

種によって違いますが,歯舌の表面はヤスリのようにザラザラしており,

これで岩などの表面を舐めるようにして,藻類などを食べているそうです.
 

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

そしてこのように,歯舌を二つ並べてみました.
 

実はヒザラガイの歯舌には鉄分が多く含まれており,

磁石に反応するというので,その検証実験をしてみます!
 

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

磁石をそっと近づけると...
 
 

OLYMPUS DIGITAL CAMERA


 
 

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

!!!
 
 
 

くっつきましたね!!
 

カサガイ(マツバガイ)の歯舌には全く反応しなかったため,

少なくともマツバガイのものよりは鉄分を多く含んでいるようです.
 

という,簡単な実験のお話でした.
 

ちゃんちゃん.


日本動物学会@仙台⑤

 

動物学会二日目は,分類学会のシンポジウムからはじまりました.
 

「数ミリ以下の動物学」
 

その名のとおり,成熟しても体長数ミリにしかならない動物の研究を集めた集会です.

今年で第三回目を迎えており,毎回新進気鋭の研究者が非常に興味深いお話を聞かせてくれます.
 

IMG_2704

先日打ち合わせを生で聞いていたオーガナイザーお二人により,

シンポジウムは幕を開けました.
 

IMG_2707

UMISAWA2にも参加していただいた角井さんによる発表.
 

タナイスという甲殻類の生物学についてお話いただきました.

最近,とにかく面白い研究を目指さねば,と自分改革を目指している私にとって

参考になる発表でした.かくありたい.
 

IMG_2714

昼休み,宮崎先生,千徳博士,そして藤田研での後輩で,

現在は水産無脊椎動物研究所に勤めている増田さんと一緒に,東北大の食堂でお食事.
 

ご覧下さいこのヘルシーなラインナップ!
 

IMG_2715

こちらはレシート.
 

赤,緑,黄,で栄養価を点数かするシステムを見ると,学部時代を思い出しますね.

(院時代は正確には大学所属ではありませんでした)
 

IMG_2716

他にもこんなのや...
 

IMG_2717

こんなのや...
 

IMG_2718

こんなレシートが!
 

一番最初のが私ですが,他のは誰のでしょうか?

正解は,忘れました!
 

IMG_2721

さて,午後には翌日の動物学ひろばの準備が待っていましたよ!
 

IMG_2723

教室にいくつものパネルが立てられ,スペースが確保されていました.
 

IMG_2725

我々のスペースはこちら!
 

IMG_2731

せっせせっせと準備を進めまして...
 

IMG_2738

できました!ポスターデザインは千徳博士です.
 

うーむ相変わらず見やすいポスターですね.

これで完璧!かと思いきや...
 

IMG_2742

あ!一箇所だけ脱字が見つかりました!

急いでマジックで修正を試みましたが...間違いに気づきますか?
 

IMG_2747

動物学ひろばでは,去年に引き続き標本当てクイズを開催しました.
 

参加者に提供される豪華景品の中には,実習でみなさんに配っているウミウシフィギュアもありますよ!

たくさんお客さんが来てくれるといいですねえ.
 

続く.

 

 

 


日本動物学会@仙台④

 

日本動物学会レポートまだまだ続きます.
 

写真 2

勿論私も発表いたしました.
 

岡西政典・藤田敏彦

「日本産キヌガサモヅル(クモヒトデ綱,ツルクモヒトデ目)の分子系統解析」
 

まだまだ予察的な内容だったので上手く話せるかわからなかったのですが,

とりあえずは発表は終えられたというところでしょうか.
 

しかし最近になって,自分の研究の面白さを人に伝えることの難しさを考えさせられています.
 

それはすなわち,テヅルモヅルの理解の深さ,

自分らしさの表現,に言い換えられると思います.
 

これらは結局,自分で手を動かしてデータをとっていかなくてはなし得ません.

みなさんのおかげで資金は得られておりますので,

これから本格的に取り組んで行きたいところです.
 

IMG_2681 (コピー)

一日目は,分類学会のシンポジウムもありました.

博物館のこれからを考えていくシンポジウムです.
 

IMG_2685 (コピー)

オーガナイザーの一人,北大名誉教授の馬渡先生のスピーチです.

その手前におられるのは,国立科学博物館に努めておられた松浦先生です.
 

たくさんの先生方が,日本に国立の自然史博物館を作ろうと,

いろいろと手を動かしてくれています.
 

我々若手もそれに応えるべく,そろそろ分類学を楽しむだけでなく,

一般に還元していくことを考えていかなくてはなりません.
 

IMG_2690 (コピー)

シンポジウムの打ち上げの様子.
 

かなりの人数です!途中から人が少しずつ増え,

最後は入りきらなくなるのではと心配になるほどでした(笑)
 

お食事はどれも絶品でしたが,なかでもホヤは見方を代えさせてくれるほどの逸品でした.

東北のグルメに舌鼓を打ちました.
 

IMG_2695 (コピー)

勢いそのままに二次会に突入.
 

まだまだたくさんの方々が残っています.

しかし後から聞いたのですが,この他にも各地で二次会が開かれていたそうです.
 

IMG_2697 (コピー)

 手前のチェックの方が琵琶湖博物館の太田さんで,UMISAWA2にも来ていただいていました.

その奥が北大の柁原先生です.
 

おふたりは翌日の朝からのシンポジウムのオーガナイザーで,

綿密な打ち合わせをなされていました.
 

そんなこんなで,動物学会の一日目は過ぎて行きましたよ.

続く


日本動物学会@仙台③

日本動物学会レポート!
 

IMG_2665 (コピー)

知り合いのセッションは一日目に集中していました.
 

分類・系統や生態・行動のセッションでは,

伝統的な系統順,つまり体の作りが単純(と考えられている)な動物の発表から

日程が組まれていました.
 

一日目に知り合いが多いのは,つまりそういうことです.
 

IMG_2668 (コピー)

ということでSMBLのOBの藤本くんの発表も一日目でした.
 

藤本心太・山崎博史・宮崎勝己

「日本産ハマクマムシ(フシクマムシ目ハマクマムシ科)の分類学的研究」
 

無敵のイメージが強いクマムシですが,実はそれは少数派で,

特に海産種はほとんど有敵で,

レンジでチンすると死んでしまうのですが,

形が非常に多様です.
 

今回はそのような魅惑的な形を持った海のクマムシの紹介でした.
 

IMG_2670 (コピー)

宮崎先生の発表
 

宮崎 勝己,冨山 毅,山田 勝雅,玉置 雅紀

「二枚貝寄生性種カイヤドリウミグモの分類学的位置について」
 

最近突然に東京湾で発生したというアサリ寄生性のカイヤドリウミグモの系統的な位置の,

分子系統学的な手法による確認です.
 

内容もさる事ながら,巧みな発表技術によって,

会場を笑いの渦に巻き込んでおられました.

うーむ,私もかくありたいものです.

努力せねばなりません.
 

IMG_2679 (コピー)

この日,仙台は土砂降りに見舞われました.
 

これは決して準噴水型のモニュメントではありません.

多雨によって階段に多量の水が浸水しているところです.
 

大変なことになってきましたよ! 
 

 続く.


日本動物学会@仙台②

2011年9月11日~13日に開催された,

日本動物学会の仙台大会に参加してきました!
 

 IMG_2646 (コピー)

仙台は遠いので前乗りです.
 

9/10,実習が終わったその足で仙台へと飛びました.
 

久々にLCCのピーチに乗りましたよ!待合室から飛行機まで徒歩で移動.

東南アジアでの乗換を思い出します.
 

最近就航したとあって,機内は非常に綺麗でしたよ!

(実習疲れでほとんど寝ていましたがw)
 

IMG_2649 (コピー)

仙台に着くと,前のりしていたUMISAWAな連中から早速お声がかかったので,

夜の街に繰り出しました.
 

IMG_2650 (コピー)

こ,これは(笑)

ものは試しと入店してみると...
 

IMG_2653 (コピー)

牛タンです!
 

IMG_2657 (コピー)

地酒飲み比べです!

「大して美味しいものがない」なんて,とんでもないです!

一日目から仙台の美味しいものに出迎えられて大変満足しました!
 

IMG_2654 (コピー)

店内の様子.例によって,若干写真がぶれているくらいが飲み会の盛り上がりが伝わって良い,

というのが私の(自己防衛のための)持論です.
 

写真を撮り忘れていましたが,北大時代の同期にも会えて旧交を深めることができました.

みんなぞれぞれに地で,それぞれに,努力しているのですね.
 

こうして仙台一日目の夜は更けていきました.
 
 
 
 

そして!
 
 
 
 
 
 
 

IMG_2661 (コピー)

始まる!




続く.

 


招待されました

なんと招待講演の依頼をいただきました!
 

詳細はコチラ↓
 

平成26年度鳥取県立博物館企画展「胸キュン☆サンゴ展」関連イベント

特別シンポジウム「あなたの知らないステキなサンゴ~サンゴ研究の最前線~」 
 

1 趣旨

サンゴは、約5億年前に出現し、現在も浅海のサンゴ礁だけでなく、

深海や南極などあらゆる海洋環境に生息している。

また、サンゴ礁に代表される浅海の生物礁も、

太古の昔から現在まで、礁の枠組みを構成する生物が入れ替わりながら、

熱帯や亜熱帯の海に存在し続けている。

しかし、このような深海サンゴや太古の生物礁については、

日本では一般にほとんど知られていない。
 

このシンポジウムでは、日本を代表する深海サンゴや太古の生物礁の研究者を招き、

深海サンゴや化石サンゴの新種発見、

深海サンゴの骨格形態に秘められた進化の謎、

新たに明らかとなった深海のクモヒトデ類とサンゴとの共生関係等について話して貰うことにより、

最新の知見や、日本の深海サンゴ・生物礁研究が

世界的に貢献していることを広く知っていただく機会とする。



2 パネリスト(予定)

野中正法氏(沖縄美ら海水族館)
高岡博子氏(沖縄美ら海水族館)
江崎洋一氏(大阪市立大学)
岡西政典氏(京都大学)
千徳明日香氏(京都大学)
 

3 コーディネーター: 徳田悠希(鳥取県立博物館)
 

4 主催: 鳥取県立博物館
 

5 日時: 平成26年8月31日(日)13:00~17:00
 

6 場所: 県立博物館 2階講堂
 

7 対象: 小学生~一般
 

8 定員: 250名(申込不要,先着順)
 

9 料金: 無料



私はもちろんクモヒトデとサンゴの関係についてお話してきます.

サンゴ研究者に囲まれて,アイデンティティを保てるかがポイントです.

講演後はうっかりサンゴ研究者になっているかもしれません!(笑)



鳥取県博のウェブサイトを覗いてみると,

すでに宣伝が用意されていました!

http://site5.tori-info.co.jp/p/museum/exhibition/planning/29/



実はお知り合いがたくさんなので楽しみです!
 

それにしても...
 
 
 
 
 

 
 

8 定員: 250名
 
 
 
 
 

が,頑張ります(((( ;゚д゚)))


日本海でサンプリング!⑤

日本海サンプリングオフショット集!(`・ω・´)
 

IMG_1967

調査の合間に行ったタイ風ごはん屋さん.
 

IMG_1968

トムヤンクン冷麺をいただきました!

酸味と甘みの絶妙なコンビネーションを堪能しました!
 

IMG_1985

こちらはお世話になった山陰海岸学習の裏側.

ベンチで千徳博士が涼んでいます.

夕方になると本当に気持ち良い気候でした.
 

IMG_1986

兵どもが夢の跡.

広い干場とシャワーが完備されていて,

サンプリング後の後片付けも楽ちんでした♪
 

IMG_1965

とある漁港でコガモガイを確認してきた凌君.

世紀末覇者の雰囲気を感じます.
 

IMG_1995

サンプリング後は夜の街へ繰り出しました.

こちらは,億単位のお金をかけて建築された駅前のアーケードだそうです!

このアーケードの名前を付けた新種を記載したら,雇ってもらえませんかね?
 

IMG_1996

そして,鳥取のいい感じのお店に連れてきてもらいました.

なんと予約済み!
 

IMG_1999

な!岩ガキです!デカい!

夏場が旬だそうです!

冬に暖房ガンガンの部屋で食べるアイスクリームなんてどころじゃない美味しさでした!
 

IMG_1998

こんな素敵なお店に連れてきてくださった徳田さんに感謝です!

しかも,この後なんと5人分をおごってくださいました!
 

ええーーー!!
 

どういうことでしょうか.市大の江崎研究室メンバーのジェントルメンレベルの高さにただただ驚くばかりでした.

ありがとうございましたっ!!!
 

 IMG_2007

さらにこの後,スイーツの素敵なカフェバーに連れていってもらいました!

初めて訪れた鳥取は気候もいいし,食べ物も美味だし,いい人ばかりだしで,

私の中の都道府県ランキングトップに躍り出ました.
 

また来たいです!
 

    P7280017

調査メンバーでパシャリ.
 

徳田さん,白浜に来られた際には歓待いたします!

ということで,大変有意義な日本海サンプリングとなりました.
 
 

お世話になった鳥取県博の徳田さんをはじめとするスタッフの皆さん,

山陰海岸学習館の皆さん,

学習館に足を運んでいただいたダイビングショップの皆さん,
 

本当にありがとうございました!


日本海でサンプリング!④

 

サンプリングの合間に,鳥取県立博物館の特別展を見に行ってまいりました!

その名も・・・
 

IMG_1915

「胸キュン★サンゴ展~わたしを深海(うみ)につれてって~」

なんという乙女チックなネーミング!

胸キュンです!
 

IMG_1919

まずはサンゴの種類から説明です.

各説明パネルの前に,個性的なサンゴたちのぬいぐるみが並んでいます!
 

IMG_1924

中でも気に入ったのがこちら.
 

髑髏で表されたヒドロサンゴさん(笑)

ヒドロ虫には毒の強いものが多いので納得のデザインです!
 

ちなみにこれらは全て県博の職員の方が作られたそうですよ!
 

IMG_1926

生体も展示されていました!

サンゴの蛍光がよくわかるとても綺麗な展示になっていて,

思わずしばらく見惚れてしまいました.
 

IMG_1933

概観の一角がこちら.

i phoneのパノラマ機能を使った一枚
 

IMG_1937

こちらは,サンゴを観察してみようのコーナーです.
 

小さな実態顕微鏡とサンゴの破片が用意されており,

サンゴの骨格が詳しく観察できます.
 

こんな事されたら思わず観察しちゃうじゃないですか!

※じっくり観察しながら.
 

IMG_1948

深海サンゴのコーナーもありましたが...

ついつい立派なタカアシガニに目が行ってしまいました.
 

さすが世界最大のカニですね.

白浜水族館の飼育個体がまだまだミニサイズということがわかりました.
 

サンゴ展は今月末まで開催されています.

この夏,避暑も兼ねて訪れてみてはいかがでしょうか?

鳥取は爽やかで非常に過ごしやすかったですよ!
 

そしてサンゴ展閲覧の後に,学芸員の徳田さんのデスクに案内されて...
 

IMG_1959

なんとモヅポロをお持ちでした!
 

私のacademistのプロジェクトにご支援いただいたそうです!

ありがとうございます!
 

こうして支援者の方に直接お会いできると,

研究を頑張ろうという気持ちがふつふつと湧いてきますね.
 

うおー頑張ります!

 


日本海でサンプリング!③

本日,京都大学の実習が終わりました.

台風の影響で一時は開催も危ぶまれましたが,

後半は天気も回復し,無事に終えることができました.
 

学生たちの居なくなった実習室は少し寂しくもありますが,

また8/22から始まる関西学院大学の実習に向けて英気を蓄えます!
 

ということで,まずは日本海サンプリングの報告の続きです!

今回は日本海で採れた生物を紹介しますよ!

※サンプル撮影用のいいカメラを忘れてしまったので,フィールド用のカメラで少し画質がアレかもしれません.
 
 

IMG_0197

ホヤの一種.いかにもホヤな形をしていますが,なんでしょうこれは.

鮮やかなオレンジです.
 

IMG_0198

そしてこちらは群体ボヤのイタボヤ.
 

IMG_0105

クモヒトデもいました!

これはアミメクモヒトデ科の一種かと思います.
 

IMG_0096

これはスナクモヒトデ科.

おそらくスナクモヒトデAmphipholis kochiiかと思われますが,顕微鏡で見ないと同定はできません.
 

IMG_0074

そして日本海の棘皮動物の代表格,イトマキヒトデPatiria pectinifera
 

というかどこにでもいるヒトデなのですが,なぜか白浜周辺にはイトマキヒトデがおらず,

トゲイトマキヒトデAquilonastra coronataなどが多く生息しています.
 

海蝕洞には行けませんでしたが,いろいろな生き物が採れてご満悦です(笑)


日本海でサンプリング!②

日本海サンプリング二日目!

ですが,残念ながらこの日も出港不可!
 

ということでこの日もシュノーケリング!
 

IMG_0125

鳥取県立博物館分館「山陰海岸学習館」近くの川からエントリー.
 

IMG_0142

こんな感じの半海蝕洞みたいなところに案内してもらいました!
 

まだ日が差し込む段階で陸になっていたのですが,

やや珍奇な雰囲気を醸し出す生き物ポツポツ見られました.

これはまた暗黒部を待つ更なる海蝕洞を再訪しなくてはなりません!
 

IMG_0150

やや波が高い中,りょうくんは頑張ってコガモガイをサンプリング中!
 

IMG_0042

海中を漂う赤い魚の群れ.
 

IMG_0143

ふじもんが,海藻にたくさんついていたアオウミウシを見せてくれました.
 

うーん,いたるところに分布しているのですね...
 

IMG_0169

日本海で一番度胆を抜かれたのはコチラ!

これはなんでしょう!
 

IMG_0178

でかいでしょう!
 

おまけにぬめぬめしています.

そしてさらに,柑橘系の匂いが漂います!
 

IMG_0162

じゃーん!ヤマトメリベというウミウシでした!
 

体長30 cmはゆうに超えます.
 

メリベウミウシは時々瀬戸臨海周辺でも見られますが,

こんなに大きくなるとは知りませんでした.
 

左側のびろーんがどうやら口で,ここをガバッと広げて海底をさらい,

微小な甲殻類などを食べるそうです.
 

発見時にはすでに死んでいたようで海綿を漂っていたところを

ネットに押し込んだのですが,その際に体についていた突起がバラバラになってしまいました...
 

できれば体全体を持って帰りたかったんですが,さすがにそれは断念して,

突起をひとつ持って帰りました.
 

続く.


日本海でサンプリング!

 

 

先日,鳥取に日本海の生物の採集調査に行ってまいりました!

目的は,実習での比較観察用の生物の採集と,

海蝕洞で深海生物が採れないかと期待していってまいりました.
 

調査一日目!
 

IMG_0003

高波のため,残念ながら海蝕洞へいくための船が出られないということで,

近くの浜でシュノーケリングということになりました!
 

IMG_0001

凌君も去年卸したばかりのウェットスーツに身を包みます!
 

IMG_0010

いざ着水!正直陸にいるときは暑くてたまりませんでしたが,

潜ってみるとなかなか快適でした.

ラッシュガード組は寒そうでしたので,引き分けでしょう! 
 

IMG_0029

日本海の生物その①!
 

ムラサキカイメン?太平洋と同種でしょうか.
 

IMG_0033

ホンダワラの仲間.イギリスでも見ましたが,

本当にどこにでも分布しているんですね.
 

IMG_0015

M2凌君のコガモガイも見つかりました!
 

分子系統地理学的な研究を行う上では,

なるべく多くの地点からのサンプリングが欠かせません.
 

IMG_0007

岩の隙間にウミシダも発見!色彩からニッポンウミシダかと思われます.
 

 IMG_0052

「無人島に漂着した人」を実演中.
 

IMG_0059

「ここは...どこなんだ...」
 

始める前は緊張と不安に押しつぶされそうだったのですが,

演技が始まると,自分でも驚くほどスムーズに役に入れて...

今は「漂着した人」を演じきることができて,とてもよかったと思っています.
 

続く


応援メッセージ

先日,チャレンジ期間を終え,無事にサクセスしたacademistですが,

実はみなさんにたくさんの応援メッセージをいただいておりました.
 

↓画像をクリックすると以下のページに飛びます.矢印のタブから応援メッセージがみられます!
 

okanishi

それがどれもとてもうれしいものばかりで...

以下に,いくつか紹介したいと思います.
 

ouen2

例えばこのメッセージ
 

「テヅルモヅルは昔から好きでした.このような研究に貢献できることを光栄に思います.」
 
 

ありがとうございます(´;ω;`)
 
 

感涙ものです.このようなメッセ―ジを頂けて,こちらここそ光栄です.
 

そしてこんなものも
 

ouen1

「初めまして、もづると申します。友達のてづると二人で、てづるもづるという漫才コンビをやっています。(趣味の漫才コンビです)ヤフーニュースで、アカデミアのことを知って、標本が欲しくて駆け込みましたが、間に合わず。。もづるTシャツが欲しくて一口乗らせて頂きました。分類は気長にコツコツなので大変ですよね。私も昔、菌類の同定をやっていたのです。不真面目だったので今は研究とかやってないですけれども。とても綺麗でこんがらがっているてづるもづるの不思議な謎を是非、解き進めて下さい。頑張って下さい、楽しみにしてます。てづる。」
 
 
 
 

「初めまして、もづると申します。友達のてづると二人で、てづるもづるという漫才コンビをやっています。」
 
 
 
 

「てづるもづるという漫才コンビをやっています。」
 
 
 
 

マジですか!?
 
 
 
 

そんなコンビがあったら,こちらこそ漫才を拝見したいものですが...

少なくとも検索には引っかかりませんでした. 
 

いつか漫才を見せていただきたいものです.
 

少し前にもブログで述べましたが,マイナーな研究に従事するものにとって,

このような応援メッセージは何よりの励みになります.
 

ただいま,メッセージに少しずつ返信中です!
 

そして現在,同僚の千徳博士が,academistにチャレンジ中です!
 

sentoku

研究テーマ「光が不要なサンゴの古生物学的研究」です!
 

リターンもTシャツや標本だけでなく,サンゴストラップやサンゴマウスパッド,サンゴフォトフレームなどなど...
 

私の時よりもオシャレで豪華なものばかりですね(゚Д゚;)
 

千徳博士は優秀な古生物学研究者です!
 

研究内容は保証いたしますよ!
 

研究業績はコチラ
 

応援しております.成功するとよいですね!


若手分類学者の集い②

命名規約の輪読会は,主にこちらの部屋で行われていました.

IMG_0418 (コピー)

北は北海道,南は白浜(私ですね)から集った輪読戦士達です.

研究対象も,海産無脊椎動物から陸産の昆虫,アンモナイトと,現生化石問わず多様でした.

また,なんとこの間入学したばかりの学部の一年生も勉強に来ていました.

IMG_0446 (コピー)

そんな中で,異彩を放つ学生が一人.

広島大学が生んだ奇才,自見直人くんです.

ご覧ください,“No polychaeta No life”Tシャツです(笑)

「多毛類なくして人生なし!」

※多毛類…ゴカイなどを含む環形動物の仲間.体の各体節に剛毛をもつ.

この覚悟は見習わなくてはいけません!

ちなみに彼は,今月末瀬戸に来所の予定です.

IMG_0477 (コピー)

そんなこんなで内容の濃い二日間が終わりました.

終わったあとはみんなで打ち上げ!

命名規約の話や,各人の研究の話で盛り上がって,みんな仲良くなっていきます.

このあと,それぞれの場所へ帰って行きました.

さらに科博で調査予定だった私は,そのまま筑波に残りましたとさ.


若手分類学者の集い

動物分類学会が終わった直後,

若手分類学者の集い主催の,

動物命名規約の輪読会に参加してきましたよ!

IMG_0404 (コピー)

科博からほど近い,筑波研修センターにて行われました!

実は毎年,輪読会の開催場所探しには苦労するのですが,

さすが科学の街つくばですね.研究場所には事欠かないようです.

こんな風に団体名が表記されると,なかなか風格が出てくる気がしますね(笑)

IMG_0395 (コピー)

分類学会からそのまま参加するもの,

この勉強会のために集まったもの,

学生から研究員までさまざまな(気持ちが)若手14名が集いました!

こちらはサンプルのやりとり中.

分類学者が集うと必ずこういうことが起こります.

IMG_0398 (コピー)

JAMSTECの伊勢戸さん,東大の瀬尾さん,早稲田大の生野さん.

ここには写っておりませんが,科博の神保さんが今回の世話人を引き受けてくださいました.

感謝です!

IMG_0414 (コピー)

輪読を行うにはまず体力から!

ということで,挨拶もそこそにお食事タイムです.

研修センターは三食付きです.

安心して勉強に励めます!

IMG_0420 (コピー)

こちらが輪読会のスケジュール.

ご覧のとおり,なかなかのハードスケジュールです.

本輪読会では,全員が完全に規約が納得できるまで,

時間を忘れてあーだこーだと議論を続けるのです.

IMG_0440 (コピー)

各規約の担当者が作ったレジュメ.

それぞれが規約と格闘した汗と涙の結晶です.

これが手に入るだけでも集った価値があるというものです.

IMG_0434 (コピー)

食事と入浴後も輪読は続きます.

時には議論が白熱することもあり,

非常にアカデミックな雰囲気です.

IMG_0432 (コピー)

みんなで和気あいあいと語り合いながら,

輪読の夜は更けていきましたとさ.

続く.


八放サンゴのセミナーが開かれました!

和歌山大学の畠島実習に同行されていた並河先生と今原先生ですが,

実は「相模湾産八放サンゴ類」の発刊のお祝いにいらっしゃっていたのでした!

本書は,相模湾で約60年にわたってヒドロ虫類を採集された昭和天皇陛下が

集められた標本と,新規に採集した標本や,欧米博物館に保管されていた相模湾産の標本に基づき,

今原先生と並河先生,そして黒潮生物研究所の岩瀬先生によって執筆されました.

単なる分類学の専門書ではなく,研究方法,必要文献などの情報も網羅されており,

また図鑑としての体裁も整った優れた一冊です.

八放サンゴ類は鮮やかな色彩の種が多く,

随所にふんだんなカラー写真として紹介されています.

税込4,860円ですので,みなさん是非とも購入されるとよいですよ!

(としつこく宣伝してみますw)

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

さて,せっかく刺胞動物の専門家にお越しいただいたということで,

瀬戸の海洋生物学セミナーでお話していただきました.

まずは並河先生の

「ヒドロ虫類における生殖体制の多様化」

ヒドロ虫類は刺胞動物の中でも派生的なグループと考えられているのですが,

特筆すべき特徴はその生殖様式です.

他の刺胞動物では多くが生殖細胞が内胚葉由来なのに対し,

ヒドロ中の生殖細胞は外肺葉由来で,

体の外側に生殖体を出芽させます!

この生殖体の位置は,群体や単体など,

ヒドロ虫によて異なるのだとか.

うーむ勉強になりました.

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

今原先生の

「相模湾産八放サンゴ類に分類」

相模湾における八放サンゴの分類学的研究の歴史を

お話いただきました.

意外と日本人研究者が少なかったことに驚きました.

また,これまでに記載されている日本の八放サンゴ類の

1/3は相模湾から記載されているんですって!

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

発表後,瀬戸の先生方からも質問が止みませんでした.

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

大変興味深いお話を,ありがとうございました!

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

さて,セミナーの後はいよいよお祝い会です!

このために先生方は集ったのです!

瀬戸の刺胞研究者の千徳博士や久保田先生,河村博士(写真がありません...)

も一緒に参加しました!

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

私は棘皮研究者ですが,古巣の博物館の並河先生(私の向い)と久しぶりにお話できる機会と思い,

参加させいていただきました!

私の隣が,本の著者の,黒詩生物研究所の岩瀬文人先生です!

出版にまつわる苦労話や笑い話に花が咲きます!

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

おや,久保田先生が寝てしまいました.

お酒が入ると眠くなってしまうそうです.

久保田先生,セミナーのオーガナイズ,お疲れ様でした.

そして,この度の書籍の発刊,おめでとうございます!


出張

所用で大阪市立大学に来ています.

IMG_9891 (コピー)

ここは千徳博士が学位を取得した出身校です.

元指導教官の江崎先生とのディスカッション中.

IMG_9895 (コピー)

そして,後輩に写真の撮り方を指導中.

こうして知の継承が行われているわけですね.

IMG_9881 (コピー)

そして大阪といえば食ですね!

学食でこんなお洒落なカレーにありつけました!

江崎先生にご馳走になってしましました.

ありがとうございました!

IMG_9921 (コピー)

遊びに来たわけではありません.

今回はこの顕微鏡を使って,クモヒトデの小さな骨片を撮影しに来たのです.

この写真データは,来月の日本古生物学会で発表する予定です.

とても貴重な骨片なのですよ.

ふふふ,気になった方は古生物学会(福岡)に話を聞きにきてくださいね!


相模湾産八放サンゴ類

 

突然ですが宣伝です!

IMG_8506 (コピー)

「相模湾産八放サンゴ類」が発刊されました!

この相模湾産シリーズは,

海産無脊椎動物を研究された昭和天皇の研究成果を各動物ごとにまとめたもので,

現在でも継続して発刊されています.

この度,八放サンゴ(硬い骨格をもたないサンゴ,ソフトコーラルとも呼ばれます)

についての成果がまとめられたそうです!

実はテヅルモヅルは八放サンゴに絡んでいることが多いため,

同定に役立てられます!

IMG_8507 (コピー)

主著者の今原先生です.

価格は4860円(税込)です.


この一冊を逃す手はないですよ!


UMISAWA2その⑨

うみさわ会番外編

~魅惑のオフショット集~

うみさわの神髄は採集だけでなく,

日常の風景の中にあります.

誰が最も「さわやか」なのか?

この永遠のテーマへの挑戦も,

実はうみさわの裏の趣旨でもあるのです.



IMG_3751

夕暮れの千畳敷にて,地学出身の田中博士や,千徳博士による地層の解説中.

 IMG_3773

断崖の向こう側の三人衆.

「Check it out!!」

IMG_6842

最近公園化した番所山の展望広場にて.

これはかなりうみさわ指数が高い写真です!

IMG_6747

メイオベントスを見つめる人たち.

IMG_6753

非常に男前に撮れてます!

うみさわですね.

IMG_6803

最後に記念撮影.

まだまだ面白写真はたくさんあるのですが,

今回はこれくらいにしておきます.

みなさん本当にうみさわでした.

今回の参加メンバーは以下の通りです.

広瀬雅人 東京大学大気海洋研究所 特任助教(コケムシ類)
田中隼人 広島大学生物圏科学研究科 学振PD(貝形虫類)
太田悠造 滋賀県立琵琶湖博物館 特別研究員(ウミクワガタ類)
角井敬知 北海道大学理学研究院 研究員(タナイス類)
山崎博史 琉球大学理学部 ポスドク研究員(トゲカワムシ類)
吉田隆太 琉球大学理工学研究科 博士研究員(フクロムシ類)
藤本心太 京都大学理学研究科 D2(クマムシ類・コウラムシ類)
安岡法子 奈良女子大学人間文化研究科 M2(カキ類・カクレガニ類)
泉貴人 東京大学理学系研究科 M1(イソギンチャク類)
杉本雄祐 大阪市立大学理学部 B4(サンゴ類)
竹本亨世 大阪市立大学理学部 B4(サンゴ類)
久一沙彩 大阪市立大学理学部 B4(サンゴ類)
千徳明日香 瀬戸臨海実験所 学振PD(サンゴ類)
岡西政典 瀬戸臨海実験所研究員(クモヒトデ類)
中山凌 瀬戸臨海実験所 M2(カサガイ類)
中町健 瀬戸臨海実験所 M1(コツブムシ類)
+受け入れ教員を中野先生(カサガイ類)と宮崎勝巳(ウミグモ類)

 

ご覧のとおり,多岐にわたる動物群を専門とする猛者たちが全国から集まってくれました.

少なくとも海産無脊椎動物の分類コミュニティにおいては,

一昔前までは,採集といえば研究室単位で行われることが多く,

他の機関や研究室研究者同士での合同の機会は少なかったように思います.

ですが,実は他の動物研究者との交流や,野外での知見の交換などが,

自らの対象生物の研究にとって有益であることも少なくありません.

また,同じ場所で採集を行っても,

それぞれの研究者の目線でみれば違う生き物が採れています.

すなわち,合同採集は,採集成果的にも,学術的にも有益な,優れた方法と言えるでしょう.

今回の,そしてこれからのうみさわ会でも,

このような生産性の高い採集が行われることを願っております.

そして願わくば,それらに果てしない「笑い」があらんことを...

最後になりましたが,今回のうみさわ参加メンバー,

調査船を出してくださった実験所の技術職員の皆さん,

そして研究代表者となってくださり,

サポートを行ってくださった実験所の教員の皆様に心よりお礼を申し上げます.

ありがとうございました!


UMISAWA2その⑧

さあさあ,そろそろうみさわ日記も終盤です!

深海を攻めた後は浅海を攻めるしかないでしょう!

ということで,干潟に来ました!

OLYMPUS DIGITAL CAMERA 

ここでは泉君が,イソギンチャクを狙いました.

何のイソギンチャクかは後のお楽しみ!

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

こういう干潟のドロドロの中に埋もれて暮らしているイソギンチャクだそうです.

まずは泥をとり,網でふるえば採れることがあるそうです.

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

おや!採れましたか!?

・・・残念,ホヤだったようです.

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

同行していた千徳博士が,カニに手袋を挟まれていましたw

この後,泉君は二時間ほど作業を続けましたが,残念ながら獲物は現れなかったそうです.

しかしそれだけに,採集できた時の喜びがひとしおになるのでしょう.

戦い続けたソルジャーにだけ,うみさわの女神は微笑むのです.



そして,好例の発表会もいよいよ最後です!

毎晩ほぼ夜12時オーバーというスケジュールでしたが,

みなさん大変面白い発表ばかりだったので楽しい時間を過ごすことができましたよ!

中でも最終日は一味違っていました.

東大が生んだ鬼才,泉氏の落語からはじまったのです. 

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

「うみさわっす!」の軽快な一言からスタートです.

前口上中に,観客が食べていたそばを見て,とっさに思いついた題目は,

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

「時そば」です!

以下,Wikipediaより転載

—————-

そばの勘定を巡るごまかしを目撃した男が、それにえらく感心して、

自分も真似して同じことをしようというスリリングかつ滑稽な話である。

本編に入る前の枕の部分で、江戸時代のそばについてあらかじめ解説しておく場合が多い。
そばを食べる場面において麺を勢い良くすする音を

実際と同じように表現することが本作の醍醐味であり、

一番の見せ場であるとよく言われる。

—————-


数ある古典落語の中でもポピュラーな題目らしく,

「そばを食べる音」の再現が注目らしいのですが,

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

超リアルでした.

いや本当に.

話のテンポ,声の張りなど,どこをとっても,

大変素晴らしい出来の落語でした.

ありがとうございました!

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

そして興奮冷めやらぬまま研究発表へ.

これが彼の研究対象の

「ムシモドキギンチャク」だそうです.

残念ながら今回は見つけられませんでしたが,

既に卒業絵研究での成果を,論文にできつつあるそうです.

素晴らしいですね.身が引き締まる思いです!

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

私も続いて発表しました.

この間少しだけ世間を騒がせた,「クラウドファンディング」 に関する発表でした.

うみさわメンバーも何人か興味をもったようでした.

もうみんなやっちゃいましょう!

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

その後も,琵琶湖博物館の太田さんによる

ウミクワガタ(昆虫ではありません.れっきとした「甲殻類」です!)

の採集に関する発表や,

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

東京大学海洋研究所の広瀬さんの

コケムシ(コケではありません,コケムシ動物門という,れっきとした動物です!)

に関する系統分類や発生,生態に関する発表がありました.

いずれの研究も,研究対象に対する「愛」がひしひしと伝わってくる内容で,

「金」の話をしたわが身を少し恥じました(笑)

やっぱり,研究に必要なものは,「愛」ですね(うみさわっす!)(便利な言葉)

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

さて,この日はなんと参加者の一人,

大阪市立大学の竹本さんの誕生日でした!

憧れの千徳博士にプレゼントをもらい,

満面の笑みを浮かべています!

うみさわですね!

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

さて最終盤,

売り子と化した凌君もところせましと食堂を駆け回ります!

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

大トリは,琉球大学の吉田さん.

フクロムシという,一風変わった動物の発表をしてくださいました.

カニなどの腹に寄生する動物で,見た目はその名の通り,「フクロ」にしかみえないのですが,

実は体制が退化したフジツボなどの「節足動物」の仲間だそうです.

この不思議な生物の系統分類学的な研究について,

うみさわのトリを飾るにふさわしい,

美彩なスライドで発表してくださいました.

天晴!

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

ということで!!





うみさわおひらき!!!!!





OLYMPUS DIGITAL CAMERA

ありがとうございました!!!!!

続く?


UMISAWA2その⑦

ドレッジ二日目!

天気があまりよろしくないということで,田辺湾内(波が穏やか)でドレッジを行いました.

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

波がないので余裕です!

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

先日は細かい作業ができなくてカメラ係だったので,

今日は最前線で働きましたよ!

(ドレッジをつまんでいるだけに見えていますが,ちゃんと仕事しています!)

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

湾内の底質は大体ドロドロです.

この中には,いったいどんな貴重生物が!

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

さて,陸に帰ってからが本番です!

まずは細かいものを見る班が,泥と水を混ぜて撹拌し,

うちのメイオベントス実習でも行う方法などで生き物を回収です!

この手法で,ほとんど目に見えない,体調1/10 mmよりもさらに小さい生き物

(クマムシや動吻動物,微小甲殻類など)が採集できます!



 OLYMPUS DIGITAL CAMERA

そして,残った基質を再び水で撹拌し,

上澄みを目の細かい網(数十マイクロ)でこします!

上記の手法よりも少し大きな

(と言っても体長はµm~mm単位)微小甲殻類などを採ります1

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

 そして,網に残った基質を,

 OLYMPUS DIGITAL CAMERA

今度はもっと目の粗い網(1 mm程度)で越すのです!

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

そうして,体長1 mm以下の小さな生き物がこされ,

それよりも大きな生き物や砂がこのように残ります.

今度は,この砂の中から生き物をピックアップです.

白浜沖の生き物を,余すところなく採集です!

つづく


UMISAWA2その⑥

 UMISAWA2中盤編,

いよいよドレッジ投入です!

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

手で保持しつつ投入.

最後に信用できるのは人の手です.

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

さあいってこい!!

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

今回もロープ操作は技官の興田さんです.

船長の山本さんとともに,今回の乗船調査を引き受けてくださいました.

感謝です!

 OLYMPUS DIGITAL CAMERA

ドレッジの待ち時間,船の横でプランクトンネットを曳く者あり!!

東大M1の泉君です.彼は「東のクラゲさん」の異名を持つ刺胞動物野郎で,

今回は白浜のクラゲやイソギンチャクを思う存分採集していってくれました.

所属的には私の後輩にあたります(国立科学博物館,藤田研究室).

ちなみに,西のクラゲちゃんは定期的に瀬戸臨海実験所に来ています.

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

このあたりから段々と船酔いによる脱落者が.

船上では,

「笑いがなくなる=酔っている」

という公式が成り立ちます.

私がどうだったかは,表情からお察しください.

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

さてドレッジがかえってきました!

中身はいかに!?

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

あら,ほとんど採れませんでした....

網をひっくり返しても何もなし!

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

ということで,気を取り直してもう一発!






40分後





OLYMPUS DIGITAL CAMERA

深海200 mより返ってまいりました!

はたして中身は!?

 OLYMPUS DIGITAL CAMERA

採れました!!

貝殻や砂が入っています!成功です!

目に見える大きな生き物はあまりいませんが,

この泥や砂の中に,小さな貴重な生物たちが埋もれています!

陸に戻るまで大事に保管です!

そしてこの後,予定では2回とのことでしたが,技官さんの計らいにより,

浅い場所(20 m)でもう一回やらせてもらいました!

はたしてどんなものが採れるのか!

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

パンッパンです!

砂と侮るなかれ,がっしり網に噛んでしまって,

全然網から取り出せません!

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

ということで,ギチギチの砂を取り出すべく,

みんなであーだこーだと苦戦中.

元気そうな千徳博士の表情.

現役船ソルジャーとの差を思い知りました.

なんとか砂をオレンジの箱のなかに取り出した...と思ったら, 
 


なんとドレッジのむこうで不動のエースふじもんが沈黙!! 

OLYMPUS DIGITAL CAMERA



と思ったら自分も沈黙!! 

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

さらにその後ろで後輩の泉君も完全に沈黙!!

壮絶な戦いでした....

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

作業終了!

苦労して持ち帰ったサンプルを,

今度は陸上でさばきます!

俺たちのUMISAWA QUESTはまだまだ始まったばかりだ!

つづく


UMISAWA2その⑤

 今回のUMISAWA2の主な目的は,ドレッジ採集でした.

幸いなことに天候にも恵まれ,目的の海域で調査することができました.



しかし...



先に言っておきましょう.



酔いました!



その戦いの記録をご覧ください.

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

船に乗り込むUMISAWA戦士たち.

ドレッジにしては人数が多めです.

ヤンチナの人気がうかがえます.

が,作業中は危険なので,見学者は遠巻きに見てもらいました.

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

出港!

隣の船舶に接近しないよう,手で押すのがヤンチナ流.

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

出港後すぐの様子.

「UMISAWA–!!!」

「アハハ」

この時まではよかったのです.

この時までは....

 OLYMPUS DIGITAL CAMERA

沖にでると波がでてきました!!

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

甲板に波が寄せます!

はたしてドレッジは無事にできるのか!!??

つづく


UMISAWA2その④

うみさわレポート再開!m(゚Д゚)m

今回のウミサワでは,毎夜,若手研究者による発表会が行われました!

質問あり,やじりあり,笑いあり,涙あり...悲喜こもごもの人間模様がスライドの上で展開されていきました.

 OLYMPUS DIGITAL CAMERA

プロジェクターの準備中.この時点で早くも笑いが生まれています.

今回のうみさわの個人的な裏テーマは「笑い」でしたが,幸いにもメンバーに恵まれ,腹筋の休まる暇がありませんでした!

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

今回のオーガナイザーの藤本会長の趣旨説明.

彼なしでは今回の調査は実現しませんでした.本当にありがとう!

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

琉球大学の山崎博士の発表.

彼はスライドに映っている動吻動物門(Kinorhyncha)の系統分類学的研究を行っています.

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

そして今回は,動吻動物門が含まれる,有棘動物の最近の系統分類の動向を語ってくれました.

実にマニアック!実にUMISAWA!!

この動物群は,他に胴甲動物(Loricifera),鰓曳動物(Priapulida)を含み,

頭に出し入れ可能な棘の束を持ちます.

例外を除きほとんど小型で,これまであまり研究が進んでいなかったグループです.

現在活発にこのグループの研究が行われているのは,コペンハーゲンと日本くらいでしょう.

 OLYMPUS DIGITAL CAMERA

そして二番手は北大の角井博士.

彼はタナイスという甲殻類を研究しています.

カニやエビを含む,いわゆる十脚類とは違い,

フクロエビ上目という,ダイオウグソクムシなどが属するグループの甲殻類です.

微小な種(普通mm単位)が多いのですが,明瞭な鋏脚をもつことが特徴です.

彼は,この小さなタナイスの生殖行動を追い,

自家受精を行うことを最近突き止められた,大変優秀な研究者です!

ウェブサイトはコチラ

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

そして藤本会長の発表でこの日はラスト!

UMISAWA QUEST!!!???

なんというクオリティ...彼はこのロゴの制作に命を燃やしたそうです.

今後のUMISAWAの方向性が確実なものとなりました.

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

そして〆のスライド.

そう,我々は海でさわやかに採集し続けるのです.

心に海の生物への探求心(QUEST)を持つ限り何度でも!

続く.

 

 

 


深海生物「テヅルモヅル」──“役に立たない”研究でもクラウドファンディングで応援 新しい研究費獲得の形

先日,目標金額を達成したacademist(リンクはこちら)ですが,

この取り組みがまたネットニュースで紹介されました!

haru_movie

リンクはこちらです.

今回は企画者の柴藤社長(株式会社エデュケーショナル・デザイン)のインタビュー記事となっており,

クラウドファンディングの開始にあたっての裏話などが語られています.

動画の編集やリターンの選定にあたり,いろいろと考えていただいたのですね.

感謝です!

この記事のタイトルは,

深海生物「テヅルモヅル」──“役に立たない”研究でもクラウドファンディングで応援 新しい研究費獲得の形「academist」

となっています.

別に卑下するわけでなく,”役に立たない”と紹介していただいたことがとても嬉しく思いました.

なぜなら,これは,一見”役に立たない”ような研究が,人の”役に立った”ということを示していると思うからです.

私の専門の系統分類学では,あまり人に知られていないような生き物を扱う事が多いです.

なぜならそのような生き物は注目されないがゆえに分類などの基礎的なこともわかっておらず,

「やることがたくさんある」からです.

しかしながら,しばしば「その研究がなにか人の役にたつの?」と言われることがあります.

ごもっともです.だって,人に注目されないものを研究しても,人の目にはほとんど届かないから.

正直に言うと,私がテヅルモヅルを研究するモチベーションの大半は

「このカッコイイ生き物が好きだから」です.

しかしそれではこの質問の応えにならないので,

いろいろと生物学的な特性を考慮した研究も行っているわけです(もちろん,その研究も楽しいのですが).

ところが,今回academistに寄せられた応援メッセージ(リンクはこちら)に綴られた支援の理由の多くは,

「テヅルモヅルが好きだから」というものでした.

本当に嬉しいメッセージでした.

この世にはこんなにもたくさんのテヅルモヅル好きがいるのです.

そして,私が,皆様の支援によって,一見”役に立たない”テヅルモヅルの研究を進めることで,

皆様の”役にたつ”ことができるのですから.

これまで,自分の研究の価値を考えて悩んだ時期もありました.

しかし今回の件で自分の研究にまた一つ自信を持つことができました.

academistに挑戦して,研究費を獲得したということ以上に,

皆様にこのようなメッセージがいただけたことが,

非常に大きな成果だったと私は感じております.

なんだか話が脱線してしまいましたが,

要するに私と同じテヅルモヅル好きや,

インパクト勝負な研究に支援してくださる方がたくさんいるということが分かって,

とても嬉しいということです!

みなさん,本当にありがとうございました!

必ず研究を完遂致します!


UMISAWA2その③

外調査の合間,

研究室を覗いてみると...?

東大海洋研の広瀬先生が,

なにやら写真をとっています

IMG_9297 (コピー)

60年以上前に採集され,報告されたコケムシの標本が見たかったのだとか.

この標本は,写真と同定結果が不明瞭であったため,

再観察の必要があったそうです.

そして,やっぱり再観察によって,新知見があったそうですよ!

野外採集だけではありません,

その研究機関を利用したありとあらゆる自然史的研究が,

UMISAWAなのです!

続く.


UMISAWA2その②

ついにUMISAWA2がはじまりましたよ!

調査初日は天候に恵まれ,無事にドレッジに成功しました!

※若干の酔いはありましたが...

IMG_9215

ドレッジ採集での様子は後日まとめて記事にするとして,

サンプル処理の様子です.

底引き網採集では生物といろんな基質が混獲されます.

その中から生物を選り分ける方法が,対象生物のサイズごとに異なるのです.

今回は各専門家たちが様々な方法でサンプルのより分けを行いました!

IMG_9220

おもしろ生物その一.

ケヤリムシ.

ソーティング中にふと気づいたら頭を出してました.

エキセントリックな配色に思わずパシャリ.

IMG_9208

クモヒトデも採れました!

こちらはチビクモヒトデ科の仲間で,

このように岩やカイメンなどの隙間に潜り込む生物です.

IMG_9213

外人の真似をしながらサンプル処理するの図.

常に国際的な感覚を忘れないUMISAWA会.

まだまだ続きます!


UMISAWA2

みなさん!

UMISAWA2がはじまりましたよ!

 

UMISAWAとは,

「海で爽やかに採集する会」

の略ですよ!

来る5/6,全国各地から海産無脊椎動物分類の猛者が集結しました!

IMG_9149 (コピー)

続々と戦士たちが集ってきます.

調査地のスーパーの精査にまで余年がありません.

IMG_9162 (コピー)

瀬戸臨海実験所にInvertebrateソルジャーが次々に集まってきます!

IMG_9173 (コピー)

中にはプランクトンネットを持参したものも!

プランクトンからベントスまで,あらゆる骨のない輩の名前を

決めまくってやります!


科研費の審査結果が開示されました

同僚の千徳博士も書かれているようなので、

私も科研の結果について書いてみます。

私も、彼女と同じ分野で申請して、

結果は惜しくも不採択でした…。

不採択の中での順位はA

結果

このカテゴリーには三人くらいしか居ないはずなので、

日本の若手の層位・古生物に申請した惜しかった三人のうち、

なんと二人が瀬戸臨海にいるということになります(笑)

詳しくは千徳博士の記事にも書かれていますが、

①研究課題の学術的重要性・妥当性
②研究計画・方法の妥当性
③研究課題の独創性及び革新性
④研究課題の波及効果及び普遍性
⑤研究遂行能力及び研究環境の適切性

のうち、平均点を上回った項目は2つでしたが、

評価が低めの項目もあったので、一長一短がはっきりしていました。

不十分と判断された項目は

・学術的に見て、推進すべき重要な研究課題であるか
・当該研究分野もしくは関連研究分野の進展に対する大きな貢献、新しい学問分野の開拓等、学術的な波及効果が期待できるか

の二点。つまり、私の方は

「もっと研究の面白さと波及効果をアピールしなさい!」

と言われたようなものでしょうか。

反面、研究の遂行能力などはかなり高く評価されたようです。

ということで、悔しい結果となってしまいましたが、

これで改善点が浮き彫りになりました。

ちなみに、私は「生物多様性・分類」という分野で去年も申請しましたが、

今回「層位・古生物」での方が高評価がいただけて

(ちょっと複雑な気持ちでもありますが…。)

とても嬉しくもありました。

今後も新たな分野の知見も取り入れつつ、研究を発展させていきます!

来年こそ頑張るぞ!


命名規約輪読会が開催されます!

動物の名前の付け方で迷っている…。


ひょっとしてこれってシノニム(同種異名)?でも確証がない…。


そんなあなたに朗報です!!


動物命名規約の勉強会が開催されます!


20senpfx_resizeのコピー

※前回の輪読会の様子(撮影:伊勢戸徹[JAMSTEC]

この会は、「若手分類学者の集い」が主催している会です。

「若手分類学者の会」は、分類学に関係する論文を記述する(または理解する)上で欠かせない

「命名規約」の解釈や、その具体的応用(または適 用)

についての勉強会を続けている研究会です。

毎年、日本動物分類学会の後に開催されており、今年はつくばで六月に開催されます。

いくつかのMLで回っているかもしれませんが、

詳細は以下の通りです。

———————————————————–
第6回『若手分類学者の集い』のご案内
———————————————————–


ウェブサイトはこちら
http://wakate-taxonomists.jimdo.com/

<開催趣旨> 

これまで5回にわたり日本動物分類学会大会にあわせて開催された勉強会『若手分類学者の集い』では、

全国の若手分類学者が集まって国際動物命名規約の学習を行いました。

さまざまな分野の研究者による自由闊達な議論によって

規約への理解を深めることができたと感じています。

今年も日本動物分類学会大会の日程に合わせて勉強会の開催を企画しましたので参加者を募集いたします。 

勉強会の内容はこれまでと同様、『国際動物命名規約第4版』を輪読形式で読み進め、

疑問がある場合にはそのつど全員で徹底的に議論を行い、解決する、というものです。 

また、勉強会は、予算的な負担が最小限で済むように

日本動物分類学会の終了後に会場である国立科学博物館筑波研究施設の近くで行います。

もちろん、日本動物分類学会大会に出られない方の参加も大歓迎いたします。 

なお、「若手分類学者の集い」という名前ではありますが、

これは特に若手の参加が重要だと考えているからで、

若手しか参加できないという意味ではありません。

また、専攻が分類学でなくてもまったく問題ありません。

気持ちが若手!で、分類学に興味をお持ちの全ての方の参加を歓迎いたします。

<内容>

国際動物命名規約の勉強会
※基本的に輪読形式です。『国際動物命名規約第4版日本語版』をお持ちください。

第5回より2巡目の輪読を開始しています。

第5回までに条11.10(14ページ)までの学習が済みました。

第6回はこの続きの条12から輪読を行いたいと考えています。

なお、勉強会の最後に次回の開催や内容について話し合う予定です。

『国際動物命名規約 第4版日本語版』をお持ちでない方は

日本分類学会連合のウェブサイト(下記)をご参照ください。

PDF版のダウンロードができます(無料)。

2,800円(送料込み)で印刷体の購入もできます。

一般の書店では取り扱われていません。
http://www.ujssb.org/iczn/index.html
※2012年9月4日に国際物命名規約が改正され,同日に発効しました。こちらも適宜参照します。

改正文の和訳を含む解説記事が「タクサ」第34号に掲載されています。

PDFが日本動物分類学会のウェブサイト(下記)からダウンロードできます。
http://jssz.sakura.ne.jp/

<勉強会会場および宿泊先>

筑波研修センター
http://www.meikei.or.jp/~center/

国立科学博物館筑波分館からは徒歩約15分
つくば駅からは、バスセンター6番乗り場より「筑波大学循環」(右回り・左回りどちらでも)

「筑波大学中央」行きで「筑波メディカルセンター前」下車、

徒歩約10分(休日は本数は少ないので注意してください)、またはタクシーで約5分

<日時>

2014年6月15日(日)18:00 ~ 16日(月)17:00
※1日目の開始時刻は日本動物分類学会大会のプログラムに合わせて調整する可能性があります。
※2日目の17時以降に、希望者で打ち上げを行う予定です。

<費用>

・会場使用料:23,300円を、参加人数で割ります
・宿泊費:1人当たり3,700円~4,000円の予定です
・食費:1人当たり2,100円(1日目の夕食・2日目の朝食・昼食の合計)の予定です。

※研修センター内の食堂を利用します。

<参加申し込み方法>

参加ご希望の方は、5月19日(月)までに瀬尾絵理子(mail: seoe@aori.u-tokyo.ac.jp)

まで下記の点をご連絡ください。
なお、会場の収容人数の問題があるため、先着順で定員に達した場合には、

募集を締め切らせていただきます。あしからずご了承ください。

1.氏名・フリガナ
2.性別
3.所属(学生の方は学年もお知らせください)
4.E-mailアドレス
5.研究対象(例:河川性アマオブネ科腹足類の系統と分類)
6.動物分類学会大会への参加の有無
7.部分参加や会場に宿泊されない方はその旨をお書きください

(勉強会は合宿形式で夜遅くまで続きますので、できる限り会場にご宿泊されることをお勧めします)。
8.食べ物等のアレルギーがある方は、その旨をお書き下さい

ご不明な点がありましたら下記の4名の世話人のうち、誰にでもどうぞお気軽にお問い合わせください。

<世話人>(五十音順)
生野 賢司(早稲田大学大学院 創造理工学研究科 修士2年)
E-mail:id-kenji-ikuno@asagi.waseda.jp
伊勢戸 徹(海洋研究開発機構 地球情報基盤センター)
E-mail:iseto@jamstec.go.jp
神保 宇嗣(国立科学博物館 動物研究部)
E-mail:ujinbo@kahaku.go.jp
瀬尾 絵理子(東京大学 大気海洋研究所 新領域創成科学研究科 自然環境学専攻 博士後期課程)
E-mail:seoe@aori.u-tokyo.ac.jp
——————————————————————–


以上です。命名でお悩みの方、是非ともご参加ください!

ちなみに、少しでも命名規約を読み進めてみた方はお分かりかと思いますが、

命名規約は法律文であるため、

解釈の方法が一通りでない場合もあり、

一人で読むのはとても困難です。

これまでの輪読会に参加した経験から、

命名規約を複数人で読み進めるのは、

時間はかかりますが非常に効率的であると私は考えています。

おそらく、命名規約の存在は知っていたけど、

読む機会がなかった、という方もおられるでしょう。

この機会に触れてみてはいかがでしょうか?

みんなであーでもない、こーでもないと

知恵を寄せ合う作業はなかなか楽しいものですよ!


宣伝(クラウドファンディング始めました)

クラウドファンディングをご存じでしょうか?

研究費を得たいけど、申請先がない!

そんな人が、ネット上で多数の人に金銭的に援助してもらい、

その代わりに自分で用意したリターンを支援者に提供するというものです。

支援者は魅力あるリターンにホクホク、

研究者は研究が進められてホクホク、という次世代型の研究費獲得システムです。



で、




academistのコピー (コピー)

私もやってみました!

研究テーマは「深海生物テヅルモヅルの分類学的研究」です。

魅惑のリターンをたくさん用意しております。(詳しくはウェブで!)

ご支援よろしくお願いいたします!